「ドライバーでもっと飛ばせるようになりたい」
「ボールが上がらずミスショットになってしまう」
ゴルフのスイングはショットの正確性や飛距離に繋がる重要な要素で、特にドライバーは1打目に使用するのでスコアに大きな影響を与えます。
ゴルフ初心者の方は「ドライバーでボールが飛ばない」「思うような方向に打てない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事はドライバーの基本的な打ち方やコツ・初心者でも試しやすい簡単な練習方法を紹介します。
打ちっぱなしやラウンドですぐに取り入れられるコツを紹介するので、ドライバーを得意なクラブにしたい方はぜひ参考にしてみてください。
ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
ドライバーの基本情報
ゴルフにおけるドライバーの基本情報を以下の観点から解説していきます!
ゴルフクラブにはそれぞれ特性があり、飛距離の目安や使うべき場面が異なるので、まずはドライバーの役割を改めて確認していきましょう。
クラブとしての特徴
ドライバーはゴルフクラブの中でもヘッドが大きく、さらにシャフトが最も長いので、他のクラブと比較すると立ち位置が遠くなる点が特徴です。
シャフトの長さの違い
立ち位置の距離の違い
またシャフトが長いので遠心力がヘッドにかかりやすく、ヘッドスピードが速くなるので飛距離が出やすい傾向にあります。
ただしシャフトが長い分、ヘッドと自分との距離も長くなるので、的確にミートするのが難しいと感じる方も多いと言えます。
ドライバーの基本的な打ち方を押さえて、飛距離をばっちり伸ばせるようにしていきましょう!
使用する場面
ドライバーは基本的にティーショットでしか使用しないので、地面の影響を受けずに打つことができます。
飛距離を稼ぐことを狙いつつフェアウェイの広い部分を狙って打つことが一般的で、次のショットが有利になる位置へ運ぶことが大切です。
またティーの高ささえ固めれば、常に同じコンディションで安定したショットに繋げられるのも特徴でしょう。
あくまで目安となりますが、ティーの高さは以下のように「ヘッドを地面に置いた際にボールがヘッドより半分ほど上に出るくらい」になるよう調整してみてください。
またショットの精度だけでなく、コースの状況やバンカーの位置などをよく確認して戦略を立てるコースマネジメント能力も磨く必要があります。
ドライバーの使用はコース戦略の一環としても重要な役割があるので、安定したショットを打てるように練習しましょう。
ドライバーの基本的な打ち方・構え方とコツ
チキンゴルフでは、細かいスイングや握り方をクラブの種類ごとで変える必要はないと考えています。
※パターを除く
基本的な打ち方・握り方については以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ただしアドレス(構え方)はクラブごとに変える必要があり、ドライバーと他のクラブにおける打ち方の違いは以下の通りです。
上記のコツを押さえることでクラブの最下点が変わり、ドライバーにおいて理想的なアッパーブローでボールを打つことができます。
アッパーブローの
軌道
ダウンブローの
軌道
アッパーブローとダウンブローは以下のような違いがあり、打ち方ではなく構え方によって軌道が変わります。
- アッパーブロー
↳スイング時に最下点を過ぎてヘッドが上がり始めたあたりでインパクトする打ち方 - ダウンブロー
↳ヘッドが最下点に到達する前にボールにインパクトする打ち方
運動パターンは変えずにアドレス(ボールの位置・スタンス幅・体重配分)を意識するだけなので、初心者でも簡単に実践が可能です!
ティーショットは常に地面の影響を受けずに打てるため、ここから詳しく紹介する「ボール位置・スタンス幅・体重配分」を確認し、得意なクラブになるよう練習してみましょう。
ボールの位置|左脇の線上に置く
ドライバーはロフト角が小さくボールが上がりにくいので、より高く打ち出すためにボールを左脇の線上に配置しましょう。
ドライバーのボール位置
アイアンのボール位置
通常は左脇の線上にボールをセットするとインパクトしにくいものの、ドライバーはティーショットで使用するのでボールが浮いた状態です。
そのため左脇の線上でもボールを捉えられ、クラブヘッドが最下点から上昇する軌道でインパクトできます。
正しいボールの位置を覚えると飛距離が伸びやすくなり、方向の安定性も高まるのでぜひ試してみてください。
スイングを練習する際は、振り幅の小さいハーフスイングから始めましょう!
感覚を掴んだら振り幅を大きくして、スピードを上げる練習をしてみてください。
スタンス幅|拳4~5つ分ほど開く
ドライバーで打つ際のスタンス幅は、拳4~5つ分ほど開くようにしましょう。
アイアンと比較すると、拳1~2個分スタンス幅を広げる必要があります。
ドライバーの
スタンス幅
アイアンの
スタンス幅
拳4~5つ分のスタンス幅を取ることでスイングの安定性が高まって、身体のバランスを保ちやすくなります。
また、適切なスタンス幅を保つことでスムーズな体重移動に繋がり、ブレずに安定したショットが打てるようになるので意識してみてください。
体重配分|少し右足重心にする
ドライバーを打つ際は少し右足に重心を乗せるよう心がけて、スタンス幅から身体がはみ出さないように打つことが大切です。
ドライバーの
体重配分
アイアンの
体重配分
スタンス幅から頭や膝などはみ出すとスイング中に身体が流れて、軸がブレてしまうので注意が必要です。
体重を少し右足にかけることで右股関節を軸にしたスイングがしやすく安定感が高まり、右足を強く地面に押し込めるので飛距離が伸びます。
また6:4の体重配分はトップでしっかり体重を右足にかけられ、自然にフェースを返すことができるのでスライスのリスク削減が可能です。
ただし身長や体型などの個性によってスイングに違いが出るので、右6:左4の体重配分を基準に調整することが大切です。
ドライバーで打つ際にスイングが乱れる要因
ドライバーで打つ際にスイングが乱れる要因として、以下のことが考えられます。
初心者がしがちなミスでもあるので、ドライバーで安定した飛距離を出せるようチェックしてみてください。
体の軸ブレが多い
スイング中に左右のブレ・上下のブレが生じて身体の軸がブレるとスイングが乱れ、ミスショットの原因に繋がります。
ドライバーにおいては飛ばそうという意識が強く働いて、身体の軸が左右にブレることが多いです。
バックスイングの時にスイングした方向へ流れて上半身や頭が軸から動いてしまうと、方向が不安定になります。
NG
OK
振り上げる時は身体の軸(首の付け根と尾骨を結んだライン)が前後左右にブレないよう、右股関節を使って骨盤を捻転してスイングするのが正しい方法です。
身体の軸が安定するとスイングの軌道も安定してミスショットを減らせるので、振り幅が少ないスイングから型を作るよう練習してみてください。
バックスイング時にインに引いてしまうことが多い
バックスイング時にインに引いてしまうこともスイングが乱れる原因の1つです。
遠くに飛ばしたいという意識が働くと腕で打とうとする傾向があり、自然と腕を曲げてしまいます。
ビジネスゾーンでは両肩と両腕で作る三角形の形を崩さずに、クラブを引くことが大切です。
ビジネスゾーンの理想的な三角形
(バックスイング時)
ビジネスゾーンの理想的な三角形
(フォロースルー時)
三角形の形を崩さないようにするためにも肩の回転を意識し、腕だけでクラブを上げないよう意識しましょう。
スイングを練習する際は遠くへ飛ばすことではなく、フォームの型を整えることを意識できるように素振りで練習するのがおすすめです。
ドライバーショットでスライスする要因と改善する方法
ドライバーでスライスする要因と改善策としては、以下のことが挙げられます。
- 要因
インパクト時にフェースの面が開いてしまう - 改善
左手首の左回りの動きを覚える
インパクト時にフェースが目標の方向に対して垂直に当たっていないと、スライスが起きてしまいます。
フェースが
開いている状態
理想的な
インパクト
ターゲット方向に対して垂直にフェースが当たると飛距離や方向が安定するので、左手首の左回りの動きを覚えること(ヒンジ)が大切です。
以下のように左手のグリップをストロング気味(内側)に握ってみましょう。
この握り方をすることで、スイング中に左手でドアノブを手の甲側に回すような動きがしやすくなります。
左手首を回すことは普段の生活で行わない動きで、スイング練習を通して慣れていく必要があるため実践してみてください。
グリップやアドレス・スイング中の身体の動きによってフェースの向きが決まるので、この後に紹介する練習方法を試してみましょう。
自宅でもできる方法を紹介するので、ドライバーで気持ちよくボールを打ちたい方はぜひ参考にしてみてください。
ドライバーの正しい打ち方が身に付く簡単な練習方法
正しいスイングを身につけた後にはなりますが、ドライバーでできるだけ飛距離を伸ばすためにおすすめの練習方法は以下になります。
- 重めのバットで連続素振りをする
- クラブのネック部分を持って連続素振りをする
飛距離を伸ばすためには「ヘッドスピード」を上げることが重要です。
チキンゴルフでは「AZASバット」と呼ばれる重めのバッドで連続素振りをして、ヘッドスピードを上げる練習を行っています。
またバットがなくても、普段使っているクラブを逆さに持って連続素振りをすることで、飛距離を伸ばす練習ができます。
ヘッドがいつもより加速する振り方になるので、このイメージを体に覚えさせることでヘッドスピードを上げていくことが可能です。
ドライバーの打ち方を身につけるには、ゴルフスクールで練習するのもおすすめ!
運動パターンにはクラブによる違いはありませんが、アドレスはクラブごとに変える必要があります。
本記事で紹介したドライバーにおける正しいアドレスのポイントは以下なので、「ドライバーの打ち方がわからなくなった…」という方はぜひ確認してみてください。
上記のポイントを押さえるとクラブの最下点が変わり、ドライバーにおいて理想的なアッパーブローでボールに当てられます。
またスライスを避けるためにターゲット方向に対して垂直にフェースが当てられるよう、左手首の左回りの動きを覚えましょう。
ドライバーの正しい打ち方を身につけるには自宅練習や打ちっぱなしもおすすめですが、身長や性別などによってフォームが若干異なります。
自分に合ったフォームを身につけたい方は、ゴルフスクールでインストラクターから打ち方を学ぶこともおすすめです。
楽しみながらスコアアップを目指すなら
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チキンゴルフでは楽しめることをモットーにセミパーソナルレッスンを行っており、ゴルフにおいて大切な成功体験をお客様に提供しています。
- 「指導⇔練習」の反復
- 自分に合ったスイングの型が身につく
- ゴルフにおける総合的な力が身につく
レッスンでは振り幅の小さいスイングから練習するので、効率的に正しい型を身につけることが可能です。
「綺麗なフォームで打つ練習」と「スピードを上げて打つ練習」を繰り返すので、美しいフォームで素早くボールを打てるようになります。
楽しむことをモットーにインストラクターが悩みに合わせたレッスンを行うので、ゴルフ初心者の方でも安心です!
指導と練習を反復することで考える力を養うことができ、ラウンドする際にも役立つ技術が身につきます。
スイングを基礎から楽しく学びたい方は、チキンゴルフをチェックしてみてください。
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