こんにちは。チキンゴルフ編集部です!
ゴルフをプレーする方なら、「ロフト角」という言葉を聞いたことがあっても、その意味を知らない方も多いのではないでしょうか?
ロフト角とは、クラブフェースの傾斜角度のことを指し、ボールの上がりやすさ・スピン量や弾道など飛距離に直接影響します。
場面に応じた適切なロフト角を選び、使いこなせるようになると、ボールを遠くに飛ばすだけでなく、コース状況に合わせた戦略も組み立てやすくなるでしょう。
本記事では、ドライバーのロフト角の基本的な知識から、ヘッドスピードやスキルレベルに応じた選び方までチキンゴルフ編集部がわかりやすく解説します。
【本記事で分かること】
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ゴルフをより楽しむためにも、ドライバーのロフト角についてしっかりと把握し、クラブ選びの奥深さを学んでいきましょう!
ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
ドライバーの正しい打ち方については、以下の記事で解説しています。
ドライバーの正しい打ち方を図解入りで解説!初心者でも簡単に打てるコツも紹介
ドライバーのロフト角の特徴|適切なクラブを選択すればスライスを防げる
以下ではドライバーのロフト角の特徴について、解説しています。
自分のスキルに合ったロフト角のクラブを知ることで、スライス防止にも繋がるので、事前に把握しておきましょう。
ロフト角とは|クラブのフェースが垂直に対してどれくらい傾いているかを示す角度
ロフト角とは、フェース面が垂直に対してどれくらい傾いているかを示す角度のことで、ロフト角が小さいほど飛距離は出やすくなります。
各クラブのロフト角の目安
クラブ | 一般的なロフト角 |
---|---|
ドライバー | 9~13度 |
フェアウェイウッド | 15〜25度 |
ユーティリティ | 18〜35度 |
アイアン | 20〜42度 |
ウェッジ | 43~60度 |
ドライバーのロフト角は一般的に9度から13度となっており、9度〜10.5度が男性向け、11.5度〜13度が女性向けのドライバーでよく使われます。
ドライバーの場合、上記の写真のようにヘッド部分に角度が表示されていることが多く、ここでロフト角を把握することが可能です。
ドライバーのロフト角と飛距離の目安
個人差はありますが、使用するドライバーのロフト角とその飛距離の目安は以下の通りです。
角度 | 特徴 |
---|---|
8度~9度 | ・対象プレイヤー:ヘッドスピードが速い男性 ・飛距離の目安:250~300ヤード ・特徴:低い弾道で風に強く、最大飛距離を狙える |
9.5度~10.5度 | ・対象プレイヤー:ヘッドスピードが平均的な男性やヘッドスピードが速めの女性 ・飛距離の目安:200〜250ヤード ・特徴:近年では多くの男性ゴルファーがこの範囲のロフト角を活用 |
11度~12度 | ・対象プレイヤー:ヘッドスピードが遅めの男性やヘッドスピードが平均的な女性 ・飛距離の目安:150〜180ヤード ・特徴:比較的ボールを上げやすく女性におすすめ |
12.5度~13.5度 | ・対象プレイヤー:ヘッドスピードが遅めの女性 ・飛距離の目安:120~150ヤード ・特徴:容易にボールを上げられるが飛距離が伸びにくい |
大前提、飛距離は「ヘッドスピード」と「打ち出し角」によって大きく変わります。
ヘッドスピードが速いと飛距離は伸びますが、同じロフト角のクラブを使った場合、打ち出し角も高くなる傾向です。
打ち出し角が適正な範囲(一般的に13〜18度)にないと、効率的に飛距離を稼ぐことが難しくなるので、ヘッドスピードに応じて、打ち出し角に影響を与えるロフト角も適切な角度を選ぶ必要があります。
ロフト角とボール弾道やスピン量の関係性
ドライバーのロフト角は、ボールの弾道やスピン量にも大きく関係してきます。
概要 | 詳細 |
---|---|
ロフト角が小さい場合 (8度~10度) | 【スピン量】 バックスピン量は少なくなる 【特徴】 ボールが低く飛び、着地後に大きくランすることがある 一方、サイドスピンがかかりやすくスライスが出やすい |
ロフト角が中程度の場合 (10.5度~12度) | 【スピン量】 適度なバックスピン量 【特徴】 飛距離とスピンのバランスが良い |
ロフト角が大きい場合 (12.5度以上) | 【スピン量】 バックスピン量が多くなる 【特徴】 高い弾道でボールが飛び着地後のランが少ない |
ドライバーはヘッドが下から上に向かう途中にインパクトを迎える「アッパーブロー」で打つため、ロフト角が大きいほどバックスピンがかかって打ち出し角も大きくなります。
バックスピンと打ち出し角を抑えられるほどランは出やすくなるので、ロフト角が小さいクラブの方がランで飛距離を稼ぎやすいです。
一方、バックスピンが少ないほどサイドスピンがかかりやすくなり、ロフト角の小さいクラブではスライスが生じやすくなります。
このようにロフト角が小さいほどボールコントロールが難しくなるので、以下のように自分のスキルに応じたロフト角を選択しましょう。
- 【ロフト角が小さい】
・ヘッドスピードが速い
・スキルに自信がある - 【ロフト角が大きい】
・ヘッドスピードが遅い
・ゴルフ初心者
自分のヘッドスピードやスキルレベルに合ったロフト角を選択するのが分からない場合は、ゴルフ経験者にアドバイスを求めるのも失敗しないためのポイントです。
【スライスとは】
ゴルフの場合、打ったボールが意図せずに利き手の方に曲がって飛んでいく現象のことを指します。
ドライバーのロフト角の選び方【初心者・上級者別】
好みや個人差はありますが、以下のように初心者と上級者ではドライバーのロフト角の選び方はそれぞれ異なります。
自分に適したロフト角を選択しないと、飛距離が出ない・コントロールが上手くいかないことも。
ラウンド時に最高のパフォーマンスを引き出すためにも、ぜひ参考にしてください。
【初心者】ロフト角は10.5~13.5度が目安
ゴルフを始めたばかりの初心者の方は、ドライバーのロフト角を選ぶ際、男性は10.5度・女性は13.5度を目安にすることをおすすめします。
この範囲のロフト角はボールを高く打ち上げやすく、スライスを軽減しやすいため、初心者でも扱いやすいです。
また経験者と比べるとヘッドスピードが遅い傾向にあり、ボールに十分な力を伝えることが難しいため、高い打ち出し角と適切なスピン量が必要な場合も。
ロフト角が大きいドライバーは、比較的ボールが高く上がりやすく一定の飛距離を稼いでくれるので、初心者の方に適しています。
【上級者・ヘッドスピードが速い人】ロフト角は9〜10.5度が目安
上級者やヘッドスピードが速いゴルファーは、ドライバーのロフト角を9度から10.5度の間で選ぶことがおすすめです。
小さいロフト角は、ボールの打ち出し角度を低くし、弾道を低く保つことで、ランを稼ぐことにも役立ちます。
またヘッドスピードが速いゴルファーは、ボールに強い力を伝えやすく、必要以上に大きいロフト角だと過剰なバックスピンや打ち出し角になり、効率よく飛距離を稼ぐことができなくなります。
ただし、個人のスイング特性や好みによって最適なロフト角は異なるため、9度から10.5度の間で自分のスキルに合う角度を見つけましょう。
ドライバーのネック調節機能(カチャカチャ機能)でロフト角を調整すると起こること
ドライバーのネック調節機能、いわゆる「カチャカチャ機能」を使ってロフト角を調整することで、以下のようなことが起こります。
概要 | 詳細 |
---|---|
打ち出し角度の変化 | 【ロフト角を増やす】 ボールがより高い角度で打ち出され、高弾道の球筋が期待できる 【ロフト角を減らす】 ボールが低い角度で打ち出され、より強い弾道が期待できる |
スピン量の変化 | 【ロフト角を増やす】 ・バックスピンが増加するので、ボールが上がりやすくなる ・サイドスピンがかかりづらく、ボールの曲がりを抑えやすくなる 【ロフト角を減らす】 ・バックスピン量が少なくなるため、ボールが低く飛び、ランが増える ・バックスピン量を抑えることで、飛距離が増加しやすくなる ※サイドスピンがかかりやすくなりコントロールが難しくなる場合がある |
フェースの向き | 【ロフト角を増やす】 ・フェースが閉じる ・ロフト角を増やす前よりもサイドスピンはかかりづらいが、かかる方向としてはフック回転がかかりやすい 【ロフト角を減らす】 ・フェースが開く ・ロフト角が小さくなることでサイドスピンがかかりやすく、スライス回転もかかりやすくなるので、スライスが生じやすくなる |
ネック調整機能が備わっていれば、自分自身でロフト角を調整してボールの上がりやすさや弾道をコントロールすることが可能です。
コース条件に合わせた調整も可能で、例えば強い風が吹いているコースでプレーする場合、ロフト角を小さくすることで、ボールの弾道を低くし、風の影響を受けにくくすることもできます。
ただし、ネック調節機能を使う際は、事前に十分な練習を行い、調整によるボールの弾道の変化を把握しておくことが重要です。
コース条件に合わせて調整できるネック調節機能を上手に活用し、自分のスイングに合ったベストなセッティングを見つけていきましょう。
ドライバーのロフト角に関するよくある質問と回答
ドライバーのロフト角に関するよくある質問と回答は、以下の通りです。
ドライバーのロフト角に対する疑問点を事前に解消して、自分に合う角度を把握しておきましょう。
ロフト角とライ角の違いは?
ロフト角とライ角の違いは、以下の通りです。
概要 | ロフト角 | ライ角 |
---|---|---|
違い | クラブフェースの垂直に対する傾き | シャフトの地面に対する傾き |
影響 | 打ち出し角度と弾道 | ボールの方向性 |
調整目的 | 弾道の高さ、飛距離 | ショットの正確性 |
一般的な範囲 | ・ドライバー:9度~13度 ・アイアン:20度~42度 ・ウェッジ:43度以上 | ドライバー:56度〜62度 |
このようにロフト角は打ち出し角度や上下の弾道、ライ角は左右の曲がりに影響を与えます。
それぞれの調整機能が備わっているドライバーもありますが、調整範囲にも限りはあるので購入段階で自分に合ったクラブを選んでおくのが理想的です。
新しいドライバーを買う際は、今使っているドライバーの球筋の傾向を踏まえて、適切なロフト角とライ角の目処をつけておきましょう。
ドライバーのロフト角が8度や9度だと初心者に扱うのは難しい?
ロフト角が8度や9度と小さめのドライバーは、初心者が使用する際に以下のような問題が生じやすく、扱うのは難しいといえます。
- ボールにサイドスピンがかかりやすくなり、スライスが出やすくなる
- ヘッドスピードが速くないとボールが上がりにくい
スライスの多発や、ボールが上がらない場面が多いと、ゴルフに対するモチベーションも低下しやすくなるでしょう。
初めはボールを上げやすく、スライスも出にくい大きめのロフト角を選択し、慣れてスイングが安定してきたら、徐々にロフト角を小さくしていくことを検討しましょう。
レディースドライバーのロフト角は12度と13度のどちらを選べばいい?
個人差はありますが、レディースドライバーのロフト角は、以下どちらかの条件に当てはまる方を選択するのがおすすめです。
概要 | 詳細 |
---|---|
12度のロフト角 | ヘッドスピードが平均的で、強い弾道と飛距離を重視する場合 |
13度のロフト角 | ヘッドスピードが遅めで、より高い打ち出し角度と安定性を求める場合 |
12度のロフト角ではスライスが出やすくなりますが、ボールの上がりが少し抑えられ、ランが出やすくなります。
一方で13度のロフト角では、打ち出し角が大きくなるので、ボールが上がらない人にとってはキャリーを伸ばす効果を期待できます。
ただしロフト角が小さくなるにつれて扱いは難しくなるので、実際にドライバーを試打して、自分に合ったロフト角を見つけることが大切です。
スライスを防ぐには適切なドライバーのロフト角の選択が重要で正しいスイングも大切!
ドライバーのロフト角を選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。
- ヘッドスピードに合ったロフト角を選ぶ
- 自分のスイングの特徴を理解する
- 実際にドライバーを試打して確認する
ロフト角が小さすぎると、打ち出し角が極端に低くなったり、スライスが増えるリスクがあります。
反対にロフト角が大きすぎると、過剰なバックスピンがかかり、飛距離が短くなる可能性があります。
多くのゴルファーがドライバーで悩みがちなスライスを防ぐためには、自分のスイングに合った適切なロフト角のドライバーを選ぶことが重要です。
ただし適切なロフト角を選ぶだけでは、スライスを完全に防ぐことは難しく、根本的に改善するためには、正しいスイングも身につける必要があります。
自分に合ったロフト角や正しいスイングを知りたい方は、専門的な知識を持ったインストラクターから指導を受けることもご検討ください。
【チキンゴルフ】
レッスンで楽しみながら自分に合うロフト角を知ろう!
チキンゴルフでは以下のような特徴を持っており、楽しくレッスンを受けながらも効率的にゴルフが上達できます。
概要 | 詳細 |
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営業時間 | 年末年始を除く年中無休で、23時まで営業 ※一部店舗では営業時間が異なります |
セミパーソナルレッスン | シミュレーションマシンを使用し、お客様の悩みに合わせた課題解決が可能 |
スパルタ教育を避けた楽しいレッスン | 楽しみながら学べるカリキュラムで無理なく続けられる |
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