ゴルフの手打ちの直し方!スイングが乱れる原因や練習ドリルを解説

ゴルフの手打ちの直し方!スイングが乱れる原因や練習ドリルを解説

ゴルフの手打ちとは、体の回転を使わずに手や腕の力だけでクラブを振ってしまう状態のことで、ショットの安定性と飛距離の両方を損なうため、早い段階で直しておきたいクセといえます。

理想的なスイングでは、体の動きと腕の動きがおよそ50%ずつの割合で連動します。

しかし手打ちの場合は体が30%・腕が70%というように腕へ偏った動きになり、両者を同調させることが難しくなります。

この差が大きくなるほどスイングの再現性は下がり、トップやダフリといったミスショットが出やすくなるのです。

特にゴルフを始めて間もない方は、無意識のうちに腕主導のスイングが定着しているケースも少なくありません。

本記事では、手打ちの特徴・原因・診断方法・直し方について解説しますので、自身のスイングが手打ちかどうか気になっている人は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
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ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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目次

【セルフ診断】あなたのスイングは手打ち?

自身のスイングが手打ちかどうかを確認するには、下記の3つの方法で診断できます。1つでも「NO」があれば、手打ちになっている可能性が高いと考えられます。

まずは練習場や自宅の素振りで、順番に確認してみてください。

ゴルフの手打ちを判定する3つのセルフ診断方法/チキンゴルフ作成
チェック項目YESの場合NOの場合
① トップで左肩が顎の下に入っているか体がしっかり回っている手打ちの可能性大
② ゆっくりスイングでボールを打てるか体主導で振れている手打ちの可能性大
③ 左足1本でフィニッシュのバランスが取れるか体重移動ができている手打ちの可能性大

1つ目の診断方法は、トップで左肩が顎の下に位置しているかを確認することです。

手打ちの場合はバックスイングで体がしっかり回っていないため、トップの位置で左肩が顎の下にきません。このような状態は体全体を使ったスイングができていない証拠です。

2つ目の診断方法は、ゆっくりスイングしてボールを打てるかを試すことです。

手打ちでは「腕のスピード=スイングスピード」になるため、インパクト付近でクラブのスピードを調整することができません。そのため、ゆっくりしたスイングで安定してボールを打てない場合は手打ちの可能性が高いといえます。

3つ目の診断方法は、左足立ちでスイングできるかを確認することです。

手打ちの場合は上半身が前に流れてしまうことが多く、フィニッシュでバランスを取るのが難しくなります。

これらの診断方法を試すことで、自身のスイングが手打ちになっていないかを見極めることができます。

もし手打ちの傾向がある場合は、体全体を使ったスイングを意識することで、ショットの安定性や飛距離を向上させることができるでしょう。

ゴルフの手打ちとは?特徴や誤解されやすいことを解説

ここでは、手打ちの特徴やよくある誤解について解説します。

手打ちの特徴を理解することは、スイング改善の第一歩です。正しいスイングを身につければ、スコアアップやケガの予防が期待でき、ゴルフをより楽しむことができます。

実写画像でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ゴルフの手打ちの特徴

手打ちとは、スイング動作において体の動きに対して手や腕の動きが過剰になってしまっている状態です。

たとえば体の動きと腕の動きの合計を100%とした場合、理想的なスイングは体の動きと腕の動きが50%ずつと同じ割合でスイングできています。

同じ割合でダウンスイングできている状態

一方で手打ちの場合は、体の動きが30%・腕の動きが70%と体と腕の動きに差があり、手や腕に頼ったスイングになりがちです。

体と腕の動きが同調できていない状態

手打ちになると体と腕の動きを同調させることが難しくなり、スイング全体が不安定になるため、トップやダフリなどのミスショットが増えます。

また、手や肩の負担が大きくなるため、ゴルフ肘や肩の痛みを引き起こすこともあります。

【関連記事】
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ゴルフでトップする原因は?直し方のコツや簡単な練習方法も紹介

ゴルフの手打ちで誤解されやすいこと(デメリット)

手打ちのままスイングを続けると、ショットの精度だけでなく体への負担にも関わる、次の5つのデメリットが生じます。

  • ショットが安定しない
  • 飛距離が出にくい
  • ミスショットが増える
  • 肘や肩への負担が大きい
  • スイングの再現性が低い

5つのデメリットは、すべて体と腕が同調していないことに起因します。

手先で調整するため方向性が定まらず、下半身の力を使えないぶん飛距離も伸びないうえ、負荷が腕に集中して体を痛めやすく、動作のばらつきから練習の成果も積み上がりにくくなります。

これらのデメリットを解消するには、まず自分がどの原因で手打ちになっているのかを知ることが近道です。

ゴルフの手打ちとボディターンの違い

手打ちに対立する言葉として「ボディターン」があります。

ボディターンとは体の回転を主導に行うスイングのことであり、腕と体が同調するためショットの力強さや飛距離・安定性の向上に繋がります。

下半身から体幹、腕へとスムーズに力が伝わるためスイング軌道が安定し、ショットの方向性も向上するでしょう。

スムーズなスイングで安定したショットを打つためには、手打ちとボディターンのバランスを保つことが重要です。

それぞれの特徴を理解して、適切に使い分けることでゴルフのパフォーマンスを最大限に高められます。

ゴルフのスイングが手打ちになる原因

ここでは、スイングが手打ちになる原因を3つ解説します。

ゴルフ初心者は意図せずに手打ちになっている人が多いため、スイングが手打ちになる原因を理解して正しいスイングを身につけましょう。

実写画像でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

三角形キープが崩れている

スイングが手打ちになる原因の1つ目は、両腕と両肩の間にできる三角形が崩れていることです。

OK例

NG例

日常生活の中で手や腕の動きと体を同調させて動かす場面は少なく、ほとんどの場合は腕だけを動かして物を扱うことが多いです。

そのため、ゴルフスイングでも自然な動きとして手打ちになってしまいます。

たとえば机の上にあるペンを取るとき、ほとんどの人は腕だけを動かしてペンを取ります。同様にゴルフクラブも比較的軽いため、体を使わずに手や腕だけで動かしてしまうことが起きやすいのです。

手打ちを改善するためには、クラブが腰から下の範囲にある場合は、両腕を伸ばして体を同調させる意識でスイングしましょう。

適切な体重移動ができていない

スイングが手打ちになる原因の2つ目は、適切な体重移動ができていないことです。

適切な体重移動ができていないとスイング中に体の動きが使われず、手や腕だけに頼る手打ちになってしまいます。

正しい体重移動の流れは、トップで右足踵と左足つま先に乗った体重をダウンスイングで右足つま先と左足踵に移し、フィニッシュでは体重が左足のみにかかっている状態です。

トップ

トップ

インパクト

インパクト

手打ちを防ぎ、力強いスイングを実現するためには、体重移動を意識した練習を行うことが重要です。

正しい体重移動を身につけることで、飛距離アップやショットの安定性が向上します。

【関連記事】
ゴルフの体重移動を身につけるための練習方法を解説!動作のコツも紹介

ボールを意識しすぎている

スイングが手打ちになる原因の3つ目は、ボールを意識しすぎていることです。

ボールに上手く当てようとする意識が強すぎると体全体の動きが阻害され、手や腕で調整してしまうためです。

その結果スイングが手打ちになり、ショットの安定性や飛距離が出にくくなります。

三角形キープや正しい体重移動、捻転動作を意識すれば自然と正しい位置にボールが当たるスイングが可能です。

ボールに当てようとする意識を減らし、体全体を使ったスイングに集中することで手打ちを解消できるでしょう。

ゴルフの手打ちを直す練習ドリル

手打ちを直すためには、手や腕だけでなく体全体を使ったスイングを身につける必要があります。

手打ちを直す練習ドリルは以下の2つです。

上記の練習ドリルを実践することで、体と腕を同調させてスイングする感覚を掴みやすくなります。

それぞれ動画を使ってわかりやすく解説しているので、普段の練習の参考にしてみてください。

またあわせて、上半身と下半身の動きについての以下の動画も参考にしてください。

メディシンボールを投げる練習ドリル

手打ちを直すためには、メディシンボールを投げる練習ドリルがおすすめです。

重量のあるメディシンボールをスイングと同じ動作で投げることで、手や腕だけでなく体全体を使った動きを覚えることができます。

具体的には、アドレス時にクラブを持つのと同じ姿勢でメディシンボールを持ってバックスイング動作を行い、ダウンスイングで体全体を使ってボールを目標方向に投げます。

正しい前傾姿勢がとれていれば、腕を曲げた状態で重量のあるボールを投げるのは困難なので、自然と体を同調させたスイングにすることができるでしょう。

練習を行う際は、必ず広いスペースのある環境や許可を受けた場所で行ってください。

クラブを2本重ねて素振りする練習ドリル

クラブを2本重ねて素振りする練習ドリルも効果的です。

ウェッジのような重めのクラブを2本重ねて連続素振りを行うことで、体全体を使わなければスムーズにスイングができなくなります。その結果、体全体を使ってスイングする感覚を身につけられるのです。

また、この練習で適切な体重移動をさせる感覚も身につきます。

以下写真のように、それぞれのウェッジを互い違いに持つと握りやすいです。

クラブを2本重ねて素振りする練習

「手打ちでいい」は本当?ゴルフで直すべき手打ちとの違い

ゴルフのスイングで手や腕をまったく使ってはいけない、というわけではありません。直すべきなのは「体と腕が同調していない手打ち」であり、手首や腕の動きそのものはスイングに欠かせない要素です。

トップで手首に角度をつけて力を蓄えるコッキングは、その角度がインパクトへ向けて解放されることでクラブヘッドを加速させ、ボールへ効率よく力を伝えています。
※コッキング…バックスイングで手首を親指側へ折り、トップでパワーを蓄える動作のこと。

つまり、同じ「手を使う」でも中身はまったく異なります。両者の違いを整理すると、次のとおりです。

直すべき手打ちスイングに必要な手の動き
体と腕の関係同調しておらず、腕が過剰に動く体の回転と連動している
手や腕の役割体の回転不足を腕で補っているヘッドスピードの加速を担っている
ショットへの影響方向性が乱れ、飛距離も伸びにくい力が効率よく伝わりやすい

表からわかるとおり、判断の基準は「手を使うかどうか」ではなく「体の動きと同調しているかどうか」です。

体の回転が足りないぶんを腕で補っているなら、それは直すべき手打ちにあたります。反対に、体の回転に手や腕の動きが自然についてきているなら、無理に手の動きを抑える必要はありません。

ただし、この見極めには経験が必要なため、ゴルフを始めて間もない方やスコアを伸ばしたい方は、まず体全体を使ったスイングを身につけることを優先しましょう。

【関連記事】
ゴルフのコックとは?スコアアップに繋がる正しいコックの作り方を詳しく解説

ゴルフの手打ちに関するよくある質問(FAQ)

手打ちについて特に多く寄せられるのは、次の3つの疑問です。

いずれも、手打ちの改善に取り組むうえで押さえておきたい内容です。記事の要点を振り返る意味でも、気になる項目から確認してみてください。

ゴルフの手打ちはなぜダメなの?

手打ちがダメだといわれるのは、体と腕が同調しないまま振ることで、ショットの安定性・飛距離・体への負担という3つの面で不利になるためです。

手先でクラブの軌道やフェースの向きを調整することになるため、狙った方向へ打ち出しにくくなります。

また、筋肉量の多い下半身の力を使えないぶん、ボールへ伝わるエネルギーが不足して飛距離も伸び悩みます。

本来なら体全体で受け止めるはずの負荷が手や腕に集中するため、ゴルフ肘や肩の痛みにつながることもあります。

スコアだけでなく、長くゴルフを続けるうえでも見過ごせない点だといえるでしょう。

ゴルフの手打ちを直すにはどうすればいい?

手打ちを直すには、両腕と両肩でつくる三角形をキープすること、正しい体重移動を身につけること、そして体全体を使う意識を持つことの3点が有効です。

手打ちは腕だけが先行して動いてしまう状態のため、腕と体をひとつのまとまりとして動かす感覚をつかむことが改善の近道になります。
※三角形キープ…アドレスからスイング中にかけて、両腕と両肩でつくられる三角形の形を崩さずに保つこと。

具体的な練習としては、メディシンボールを投げるドリルクラブを2本重ねて素振りするドリルの2つがおすすめです。

どちらも重量のある物を扱うことで、腕の力だけでは動かせない状況をつくり、自然と体全体を使った動きを引き出せます。

詳しい手順は本記事の練習ドリルの章で動画とあわせて解説していますので、そちらもご覧ください。

手打ちでもいい場合はある?

手首や腕の動き自体はクラブヘッドを加速させるために必要ですが、体と同調していない手打ちは直すべきです。

判断の基準になるのは、体の回転と連動しているかどうかという点にあります。

ただし、この見極めには経験が必要なため、ゴルフを始めて間もない方やスコアを伸ばしたい方は、まず体全体を使ったスイングを身につけることを優先しましょう。

詳しくは「手打ちでいい」は本当?ゴルフで直すべき手打ちとの違いの章で確認してみてください。

ゴルフの手打ちを効率的に矯正したいならチキンゴルフへ

この記事では、手打ちの特徴・原因・診断方法・直し方について解説しました。

ゴルフ初心者やスコアが伸びない人は、気づかないうちに手打ちになっている人が多いです。

手打ちになると体と腕が同調せずに動いてしまうため、以下のようなデメリットが生じます。

  • ショットが安定しない
  • 飛距離が出にくい
  • ミスショットが増える
  • 肘や肩への負担が大きい
  • スイングの再現性が低い

このような状態が続くと、ゴルフが思うように楽しめなくなってしまうかもしれません。

手打ちを矯正するには、腕と体を同調させた動きや捻転動作など、ゴルフ特有の動きを身につける必要があります。

ゴルフ初心者が一人でこれらを身につけるのは難しいため、なかなか直らない時は専門知識を持つインストラクターに助けを借りるのがおすすめです!

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