ゴルフのコックとは?スコアアップに繋がる正しいコックの作り方を詳しく解説

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こんにちは!チキンゴルフ編集部です!

ゴルフを始めたばかりの方の中には、「コックとはなに?」「身につけることでどのようなメリットがあるの?」といった疑問を抱えている方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

コックとは、スイング時に手首を親指側に折る縦方向の動きのことで、インパクト時の方向性を安定させる・パワーを向上させるといったメリットがあります。

本記事ではコックの意味やメリットを詳しく紹介しながら、「正しいコックが分からない…」といった方に向けて、正しいコックの作り方や練習方法も紹介しています。

正しいコックを習得してスイングの基礎を磨き、自信を持ってゴルフをもっと楽しむためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

目次

ゴルフのコックとは?|ヒンジとの違いは手首の動き

ゴルフのコックとは

ゴルフのコックとは以下の動きのことで、似たような場面で使われるヒンジとの違いは、手首の動かし方にあります。

  • コック:手首を親指側に折る縦方向の動き
  • ヒンジ:手首を手の甲側へ折る動き

コックは手首を親指側へ折ることによって力を蓄え、スイングの後半で力を出すことで、インパクト時のスピードとパワーを向上させます。

手首を親指側に折ることでスイング時にパワーを蓄えられるため、スイングを安定させて飛距離やショットの精度を向上させるために、欠かせない動作の一つです。

一方ヒンジは手首を横方向(手の甲側)に折る動きのことで、クラブフェースの開閉に影響するため、飛距離やスピン量の調整に役立つ動作です。

フェードやドローといった曲球を意図的に打つ際には、ヒンジの動作が重要なポイントとなり、ピンの位置や風の状況に応じた戦略的なショット選択の幅を広げてくれます。

コックとヒンジは場面に応じて適切に使い分けることで、飛距離やコントロールの向上が期待でき、理想のショットに繋がりやすくなります。

正しいコックを身に付けるメリット

正しいコックを身に付けるメリット

正しいコックを身に付けるメリットは、以下の通りです。

下記ではメリットについて、理由やメカニズムなどを交えて詳しく紹介していきます。

正しいコックのメリットを把握して、スイングの基本を身につけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

ショットの安定性が向上する

正しいコックを身に付けると、以下の理由からショットの安定性が向上し、スコアアップにも繋がります。

  • スイング軌道が安定する
  • スイングに無駄な力が入らない

正しいコックを作ることで、クラブヘッドが一貫した軌道を描きやすくなり、フェースの向きも一定に保ちやすくなるため、ショットの方向性が安定します。

またスイングの中に手首に蓄えられた力を、インパクトの最後の瞬間に自然に解放できるため、余計な力を入れずに効率よくヘッドスピードが向上するといったメリットも。

上記のメリットにより、体の開き過ぎやアウトサイドインの軌道といったスライスの原因となる動きも、自然に改善できるので、スライスの改善にも期待ができます。

上記のメリットを理解して活用することで、安定したショットとスコアアップが期待できるため、正しいコックはスイングの基礎を身に付けるための重要なポイントとなります。

飛距離アップが期待できる

正しいコックを身に付けることで以下の理由から、飛距離のアップが期待できます。

  • ヘッドスピードの向上
  • インパクト時のパワーを最大限に引き出す
  • ダウンスイングでの「溜め」が強化される

コックにより手首に力の「溜め」ができて、ダウンスイングで溜めが解放されると、クラブヘッドがボールに伝えるエネルギーが増しインパクトが強化されます。

また、正しいコックを行うことでトップからダウンスイングにかけて蓄積される力の「溜め」が強化され、スピードが加速し続けるため、インパクト時に効率よく球に力を伝えられます

ヘッドスピードが向上しボールの初速が上がることで、飛距離が伸びやすくなり、スコア改善にも繋がるでしょう。

正しいコックを行うことで力任せのスイングを改善できて、効率的に力の伝達ができるので、体幹を使ったスムーズなスイングが身に付きます。

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飛距離がアップする練習方法について、以下の記事で解説しています。
ゴルフで飛距離アップする練習方法は?インストラクターがトレーニングのコツを解説

スコアアップに効果的な正しいコックの作り方

スコアアップに効果的な正しいコックの作り方

スコアアップに効果的な正しいコックの作り方は、以下の通りです。

下記では正しいコックの作り方について、力加減や角度について詳しく解説していくので、スイングの安定性やショットの精度を向上させるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

グリップを強く握りすぎない

グリップを強く握りすぎると、スイング中に手首がスムーズに折れにくくなり、結果的にコックが正しく作れず飛距離やショットの安定性が減少します。

以下の理由から、自然と手首が折れてスイングの安定性を向上させるには3割ほどの力でグリップを握ることが重要なので、適切な力加減を保ちましょう。

  • クラブの慣性が自然に働く
  • スイング全体がスムーズになる

グリップを強く握らないことで、スイング中にクラブの慣性の力が自然と手首に働き、手首が折れやすくなります。

この自然な手首の折れが、無理のない正しいコックを作り出すので、意識して無理にコッキングを作るのではなく、クラブの動きに合わせて、自然と手首が折れるように意識するのがポイントです。

また手首が自然に折れることで力みが減り、スイング中に力が一定に保たれることで、スイング軌道が安定して正確にインパクトができます。

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ゴルフクラブの正しい握り方(グリップ)について、以下の記事で解説しています。
ゴルフクラブの正しい握り方(グリップ)とは?パターグリップの握り方も徹底解説!

トップでシャフトと腕が90度の角度になるように意識する

正しいコックを作るためには、以下の理由から、トップでシャフトと腕が90度の角度になるように意識することが重要です。

  • ビジネスゾーンを過ぎたあたりからコックが入る
  • ダウンスイングで徐々にコックがリリースされる

スイングの初期段階であるビジネスゾーン(クラブが腰の高さにある位置)を過ぎると、手首が徐々に折れてコックが入り始め、トップの位置で最も強いコックが作られます

このタイミングでシャフトと腕が約90度の角度になると、最大限の力を蓄えることが可能となります。

シャフトと腕が約90度の角度になる

しかし角度が浅くなるとパワーが弱まりスイングが不安定になるため、しっかり腕を曲げて90度を目安に角度を作りましょう。

ダウンスイングに入ると、トップで蓄えた90度の角度が徐々にリリースされ、溜めた力がインパクトに向けて解放されていきます。

トップで蓄えた90度の角度が徐々にリリース

フィニッシュ時に体が静止すると、慣性によってクラブが自然に動き続ける力が働き、この動きによって手首が再び折れ、コックが再度入る状態が生まれます。

手首が再び折れ、コックが再度入る状態

一連の動きがスムーズに行われることで、クラブヘッドの加速が最大化され、飛距離アップが期待できるので、ビジネスゾーンでは腕の角度を意識しましょう。

コックを作る正しいタイミング

コックを作る正しいタイミング

コックを作るタイミングには2つの方法があり、それぞれのタイミングの違いは以下の通りです。

下記ではコックのタイミングについて、手首の使い方やメリット・注意点について詳しく紹介していきます。

タイミングによってスイング軌道やボールの方向性に与える影響が異なるため、状況に応じたショットの打ち分けを行うためにも、ぜひ参考にしてください。

アーリーコック

アーリーコックとは、スイングの早い段階で手首をコックする方法で、以下のようなメリットがあります。

  • スイングリズムが安定する
    ↳早めにコックを作ることでトップの位置でコックが完成し、スイング中のブレが抑えられ安定性が増す
  • ショットの精度が向上
     ↳アイアンなど精度が求められるショットで安定性が増すため、スコアアップを狙う際に有効

アーリーコックは、アドレスからテイクバックを始め、クラブが右足の前を通過するあたりから手首を折り始めるのが理想的です。

これによりトップの位置でしっかりとしたコックが完成し、スムーズで安定したスイングが可能になります。

しかし手首を早く使う分、インパクトの際に力が入りやすくスイングが崩れやすくなる可能性があるため、アーリーコックではコックを自然に維持し、力まない意識が大切です。

レイトコック

レイトコックはスイングの後半で手首をコックする方法で、飛距離重視のショットに適しており、以下のようなメリットがあります。

  • ダイナミックなスイングが可能
     ↳手首の動きを無理に意識する必要がないため、リラックスしたままダイナミックなスイングが可能
  • 飛距離アップが期待できる
     ↳ダウンスイングにかけてヘッドスピードが増し、ボールに力が伝わるので飛距離アップが期待できる

レイトコックは、テイクバックでクラブを腰の高さまで上げ、体の回転に合わせてトップに到達した時点で手首をコックするのが理想的です。

クラブを体の回転に合わせて自然にトップまで運ぶため、スイングがダイナミックになり、ボールにより大きな力が伝わることで、クラブヘッドの加速に繋がります。

しかしコックのタイミングが遅い分、スイング全体のリズムが崩れるとミスショットの原因になるといった注意点も。

タイミングを誤るとインパクト時にクラブフェースの向きが安定せず、球の方向性が乱れやすくなるため、慎重な練習が必要です。

正しいコックを習得するために効率的な練習方法

正しいコックを習得するために効率的な練習方法

正しいコックを習得するために効率的な練習方法は、以下の通りです。

下記では練習のポイントや詳しい方法について紹介していくので、正しいコックを習得して、スイングの基礎を磨くためにもぜひ参考にしてみてください。

スプリットハンドドリル

スプリットハンドドリルとは左手と右手を離して打つ方法で、ポイントは以下の通りです。

  • 左右の手を分けることで手首のコックを意識しやすい
     ↳コックの動作をしっかり感じ取れ、スイング中に手首を無理に動かすことなく、自然なコックを形成
  • スイング軌道の確認がしやすい
     ↳クラブの軌道やフェースの向きが確認しやすくなり、スイング全体の精度が上がる

スプリットハンドドリルは、左手と右手を拳ひとつ分離してクラブを握り、手首の動きを意識しやすい状態でスイングを行います。

グリップエンドを押し下げ、地面に向けるような形でバックスイングを行うと、自然にコックが作られ、手首の正しい使い方を体感できるので、力まずにリラックスして行いましょう。

ビジネスゾーンで静止して打つ練習

正しいコックを習得するには、ビジネスゾーンで静止して打つ練習が効果的で、ポイントは以下の通りです。

  • コックの正確な位置を確認
     ↳ビジネスゾーンで静止することで、正しい角度とタイミングで手首がコックされているか確認
  • 静止するタイミングでフェースが自分から見て11時の方向に向いているか確認
     ↳フェースの向きを整える
  • 静止するタイミングでシャフトがターゲットラインと平行になっているか確認
     ↳正確なインパクトを行うために方向性を安定させる

静止した際は、ビジネスゾーンで一度バックスイングを完全に止めて、フェースやシャフトの向きが問題ないことを確認してから、体を回して打ちましょう。

静止するタイミングで右の人差し指の方向にコックを作って、フェースやシャフトの向きを確かめることで、フェースの向きを整えショット精度を上げる練習が行えます。

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ゴルフのビジネスゾーンについて、以下の記事で解説しています。
ゴルフのビジネスゾーンについて解説!インパクトが安定してスコアアップが狙える

ゴルフのコックに関するよくある質問と回答

ゴルフのコックに関するよくある質問と回答は、以下の通りです。

下記ではコックを行わない場合や、クラブごとのコックについて詳しく紹介していきます。

コックに関する疑問を解消して、自信をもって正しいスイングを行うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

コックをしないとどうなる?

ゴルフのコックを適切に行わないスイングでは、以下の理由から、スコアメイクに影響する可能性があります。

  • 飛距離が出にくくなる
  • ショットの安定性が低下する
  • クラブフェースのコントロールが難しくなる

コックを行わないとトップからダウンスイングにかけて力を蓄える「溜め」が作れず、インパクト時のヘッドスピードが低下してボールに伝わる力が弱くなり、飛距離が十分に出ない可能性があります。

またコックはクラブの軌道を一定に保ちやすくして、ミスショットのリスクを減らす役割をしますが、コックなしではクラブの軌道が不安定になりやすく、ショットの方向性が極端に安定しなくなる場合も。

クラブフェースの向きを安定させにくく、インパクト時にフェースが開いたり閉じたりすることで、意図せずスライスやフックがでやすくなりミスショットに繋がる原因にもなります。

コックを行わないと飛距離・安定性・方向性が損なわれやすくなり、体にも余計な負担がかかるため、スコアアップを目指すためには正しいコックを身に付けましょう。

ドライバーのコックの使い方は?

ドライバーではバックスイング中にヘッドの重さが慣性として働き、トップでクラブを止めると、自然に手首がコックされるため、レイトコックを意識しましょう

インパクト直前にコックを解放することで、ヘッドスピードが増してボールの初速が高くなるため、飛距離が伸びてスライス防止にも役立ちます。

アーリーコックだとテイクバックの早い段階で手首が折れて、手首に余分な力がかかりやすくなり、スイングが不安定になりやすくなるため、体の回転と連動させたコックを意識しましょう。

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ドライバーの正しい打ち方について、以下の記事で解説しています。
ドライバーの正しい打ち方を図解入りで解説!初心者でも簡単に打てるコツも紹介

正しいコックの使い方を習得してスコアアップを目指そう!

ゴルフのコックとは手首を親指側に折る縦方向の動きのことで、以下のような特徴・メリットがあります。

  • 手首を親指側へ折ることによって力を蓄え、ショットの安定性が向上する
  • 安定したスイングを行いたい場面では「アーリーコック」がおすすめ
  • ダイナミックなスイングで飛距離を出したい場合「レイトコック」がおすすめ

スイング全体の流れをスムーズにするためにも、正しいコックは安定したショットを身に付けるのに必須の技術です。

スコアアップに向けてコックの正しい技術を身に付けたい場合、個々の課題に応じた指導が行われるプロのゴルフレッスンを受けるのもおすすめです。

ゴルフレッスンではリリースのタイミングや手首の角度など、自己練習では気づきにくい課題点が見つかるので、自己流で行うよりもスピーディに技術の習得が行えます。

チキンゴルフではお客様のレベルや目標に合わせた丁寧な指導を行っており、最新の分析機器も導入しているので、自身のコックやスイングを視覚的に確認しながら効率良く練習できます。

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