ゴルフスイングの基本フォーム完全ガイド|正しい打ち方や初心者でもわかる練習のコツも紹介

ゴルフスイングの基本のフォームは?正しい打ち方や初心者でもわかる改善のコツも紹介

ゴルフスイングはアドレスからフィニッシュまで基本的な動きがあり、正しく実践すれば再現性の高いショットを打てるようになります。

しかし、正しいスイング軌道や体の動かし方のコツがわからず、悩んでいる方が多いでしょう。

そこで本記事では、ゴルフスイングの基本的なフォームを写真を用いて動作別に解説します。

初心者の方やゴルフスイングの基礎が分からない方は、まず本記事を参考にして、基礎となるフォームを身につけてください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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目次

ゴルフのスイングの基本的なフォーム・打ち方【写真・図解付き】

実際のスイングの流れに沿って、基本動作を説明いたします。

ぜひ自身のスイングを撮影して、各段階で正しい状態になっているか確認してみてください

アドレス|ボールを打つ際の構え

アドレス

正しいスイングをするにあたって、アドレスは最も重要な部分になります。

アドレスが正しくできていないと、この後の動きが正しくても正確なスイングにはならないので、まずアドレス部分で間違っている部分はないか、以下6つのポイントを確認してみてください。

  • ボールの位置
    ↳両足の中心をベースに、クラブごとで調整
  • スタンス幅
    ↳拳2~5つ分ほどの間隔で、クラブごとに調整
  • 重心
    ↳母指球に重心をかけ、左右は5:5になるように意識
  • 手元の位置
    ↳正面から見て”小文字のy”になるよう構える
  • 前傾姿勢
    ↳背筋を伸ばして骨盤から倒す
  • 3つのライン
    ↳つま先・膝・肩のラインがターゲットと平行になるようにする
POINT
ボールの位置

ボールの位置は番手により変わりますが、サンドウェッジから9番アイアンまでは以下のように両足の中心にくるようセットしてください。

アイアンのボール位置

8番アイアンからは番手が上がるごとに徐々に左足側へ寄せて、ドライバーで左脇下の延長線上にボールが来るようにセットします。

POINT
スタンス幅

スタンス幅はクラブによって異なり、飛距離を出せるクラブほど広くなります。

クラブごとのスタンス幅の目安
クラブごとのスタンス幅の目安
  • ショートアイアン:拳2つ程度
  • 番手が上がるごとに徐々に幅を広げていく
  • ドライバー:拳4~5つ程度
POINT
重心

母指球に重心を乗せて、左右の比重が5:5となることを基準として意識しましょう。

母指球重心

ドライバーでは左右4:6と少しだけ右側に重心を乗せるよう意識してみてください。

POINT
手元の位置

左腕とシャフトが一直線で、正面から見て「小文字のy(ハンドファースト)」になるように構えましょう

小文字のy

よくあるNG例として「大文字のY(ハンドレイト)」がありますが、ミスの原因になるので注意してください。

大文字のY
POINT
前傾姿勢

背筋を伸ばして直立した状態から、以下のように股関節から骨盤を倒すイメージで前傾姿勢を取り、膝は軽く曲げます。

横位置からのアドレス姿勢

この時に背骨がまっすぐになるイメージで背筋を伸ばしましょう。

POINT
3つのライン

構える際に肩・膝・つま先の3つのラインが、ターゲットに向かってすべて平行になるようにしましょう。

ターゲット方向
3つのライン

特に肩の向きは、ゴルフクラブを左手が手前・右手は奥側で握っていることもあり、自然と左を向いてしまう人が多いです。

多少肩を右に向けるぐらいで、真っすぐの方向に調整ができるので、肩の向きは特に注視しましょう。

【関連記事】
正しいアドレスをゴルフクラブ別で紹介!スイングの基本や構え方が重要な理由も解説

バックスイング|クラブを振り上げる動作

テイクバック
トップ

バックスイングはクラブを振り上げる動作のことで、ここの動作を間違えるとその後のクラブ軌道が変わってしまいます。

バックスイングで意識したいことは「腕と体の一体化」「体重移動」の2点です。

腕と体の一体化

クラブを上げる際に、手や腕だけを使ってクラブを上げる”手上げ”になる方が多いです。

シャフトが地面と平行になる範囲までは「両肩と腕を結んだ三角形」をキープすることで、体と腕を同調させたバックスイングができます。

アドレス時の三角形
ビジネスゾーンの三角形

体重移動 

上記の通り、体と同調させたバックスイングが重要ですが、体を左右へ流さないように注意しましょう。

×NG

右へのスウェー

◎OK

正しい例

アドレス時に母指球にあった重心を、トップに至るタイミングでは右足かかと・左足つま先に移動させ、股関節を捻転させるイメージで振り上げます。

右足内側が浮いている例

上記写真のように、右足の内側が浮いている場合は、正しい体重移動ができずに体が流れてしまっています。

ダウンスイング|クラブを振り下ろす動作

ダウンスイング①
ダウンスイング②

ダウンスイングはバックスイングの頂点からクラブを振り下ろす動作を指し、クラブ軌道が決まる重要な動作になります。

ダウンスイング時も体が横に流れていないかに注意をしましょう。

体が左側へ流れてしまうと、インパクトの打点がブレてしまいミスが生じてしまいます。

×NG

スウェー

◎OK

ダウンスイング②

また特に初心者に多いのが、過剰なアウトサイドイン軌道でクラブが入るスイングです。

アウトサイドインについては以下記事で詳細に解説しているので、合わせてご覧ください。

【関連記事】
アウトサイドインの矯正ガイド!原因や練習ドリルを紹介

インパクト|ボールがヘッドにあたる瞬間

インパクトの姿勢

ボールが当たる瞬間であるインパクトでは、「体の軸ブレ」「ハンドファースト」の2点をチェックしましょう。

詳細を知りたい方は、以下記事もご確認ください。

【関連記事】
ゴルフの正しいインパクトのコツは?練習方法や瞬間画像も合わせて紹介!

体の軸ブレ

ここまでのスイング動作と同じように、正しい体重移動を行ってインパクトを迎えられているかが重要です。

軸がブレていないかをチェックするには、左足の外側に垂直に引いた線からはみ出していないかをチェックしましょう。

インパクト体の位置

この姿勢をとるためには、重心を右足つま先・左足かかとに乗せるイメージでインパクトを迎えると良いでしょう。

ハンドファースト

アドレス時も正面から見たときに小文字のyになるようにハンドファーストで構えていましたが、インパクト時もハンドファーストの姿勢になっているか確認しましょう。

インパクト:シャフトの向き

【関連記事】
ハンドファーストとは?習得するメリットや練習法も徹底解説!

フォロースルー|ボールを打った後の動作

フォロースルーのポーズ

フォロースルーはボールを打った後の動作を指し、意識したいことは以下2つです。

フォロースルーのコツ
  • 両腕をまっすぐ伸ばして、低く長いインパクトゾーンを作る
  • ターゲット方向よりも少し右側へ抜けるイメージ
長いインパクトゾーン
ターゲット方向よりも少し右側に抜けるイメージ

これらを意識することで、飛距離アップや方向性の安定に繋がります。

またよくあるNG例が、フォロースルー時に左肘が引けてしまうチキンウィングです。

チキンウィング
NG例(チキンウィング)
OK例
OK例

スイングを横から見た際に、先にクラブヘッドが見える状態であれば正しいフォロースルーができています

一方、先に左肘が見えてしまっている場合は、肘が曲がるチキンウィングのスイングになってしまっているので、改善が必要です。

詳しい改善方法は以下記事をご覧ください。

【関連記事】
ゴルフのフォロースルーで飛距離が劇的に変わる!スイング改善のための練習方法も紹介

フィニッシュ|クラブを振り終えて静止した状態

「フィニッシュはスイングの通信簿」と言われており、ここまでのスイング動作が正しく行えていたか確認する意味でも重要な部分です。

以下3点がクリアできていれば、正しいスイングを行えていることになります。

フィニッシュのポイント
  1. 左足体重で右足のつま先が垂直
  2. おへそがターゲット方向
  3. シャフトが両耳を串刺し
  1. 左足体重で右足のつま先が垂直

2. おへそがターゲット方向

おへそがターゲット方向

3. シャフトが両耳を串刺し

シャフトが両耳を串刺し

フィニッシュでよろけてしまったり、上記3つのポイントと異なる姿勢になっている場合は、ここまでのスイング動作を見直す必要があります。

理想的なフィニッシュ姿勢をとるための練習ドリルや、よくあるNG例については、以下記事で詳しく解説しています。

【関連記事】
ゴルフの理想的なフィニッシュとは?安定させるコツや練習方法を解説

【クラブ別】正しいスイングと打ち方

ゴルフスイングの基本を理解したら、次はクラブ別の打ち方を覚えましょう。

以下3種類のクラブは、基本的な動きは同じですが、特徴を把握してスイングすると正確性や飛距離が向上します。

正しい打ち方とクラブの特徴を解説するので、基本のスイングを覚えた方は取り入れてみてください。

ドライバー

ドライバーは、大きな円を描いてスイングし、安定して芯でインパクトさせることを意識しましょう。

ドライバーはミート率の違いで数十ヤード飛距離が変わるクラブのため、ヘッドスピードだけでなく安定感を意識したほうが、結果的に距離を稼げます。

ティーアップした球を打つドライバーは、アドレスにも気を付けなければなりません。

ボールは左足脇の延長線上にセットすることで、より高く打ち出すことができます。

体重は右足6:左足4の割合で少し右足重心に乗せ、テイクバックで肩をしっかり回し、ダウンスイングでは左足へ体重移動を意識しながらクラブヘッドを振り抜きます。

全クラブの中で最もシャフトが長く、ロフトの立ったクラブなので、アドレス位置を調整してアッパーブローの軌道で打ち出せるように意識しましょう。

【関連記事】
ドライバーの正しい打ち方を図解入りで解説!初心者でも簡単に打てるコツも紹介

アイアン

アイアンは正確性が重要なクラブのため、飛距離と方向性を一定に保つスイングが求められます。

アドレスの重心は左右対称で、ボールの位置は体の真ん中にセットしましょう。

ただし、アイアンは番手が上がるごとにシャフトが長くなるため、8番アイアン以降は中央よりも少し左寄りに調整しましょう。

アイアンスイングはドライバーと異なり、ダウンブローでのインパクトが理想とされています。

上記のアドレス位置を意識し、一連のスイング動作が正確に行えれば、自然とダウンブローでのインパクトになるでしょう。

フェアウェイウッドやユーティリティも、アイアンのアドレスや打ち方をベースにして、ダウンブローあるいはレベルブローでインパクトをします。

【関連記事】
アイアンの正しい打ち方を図解入りでわかりやすく解説!基本練習方法からコツまで紹介

ウェッジ

ウェッジは、高さとスピンのコントロールが重要なクラブです。

アプローチやバンカーショットなどの「フルショットをしない場面」で使う場合が多く、繊細なクラブ裁きが求められます。

基本的な打ち方はアイアンと同じですが、以下を意識してスイングしましょう。

  • 過度な体重移動をしない
  • スタンス幅は狭め
  • ボール位置は中央寄り

ウェッジでは、ドライバーやアイアンと違い遠くに飛ばすことを目的としないケースが多く、小さい振り幅でのショットも必要です。

たとえば、ハーフショットで50ヤード・スリークォーターで70ヤードなど、振り幅と距離感の感覚を掴むとスコアの安定感が高まります。

フルショットをしないスイングを多用するウェッジでは、ビジネスゾーン(シャフトが地面と平行になる範囲の)のコントロールを重視してスイングしましょう。

ゴルフ初心者がスイングの正しいフォームを身につけるコツ

正しいスイングを身に付けるコツ

ゴルフ初心者が正しいスイングを身につけるコツは、以下の通りです。

自分のスイングを撮影する

正しいスイングを身につけるためには、自身のスイングを撮影して客観的な視点から矯正するのが重要です。

三脚を立ててスマホで撮影するのがおすすめですが、シミュレーターを活用すれば自動でスイング映像が残るのに加えて、細かい数値データも確認することができます。

アプリ画面:DR
スイング映像
アプリ画面:I5
数値データ

打ちっぱなしに代わる練習場として注目を集めているインドアゴルフでは、映像とデータを用いた練習が主流になってきています。

インドアゴルフについては、以下記事で詳しく解説しているので、合わせてご確認ください。

【関連記事】
ゴルフ練習環境の実態とインドアゴルフの魅力をチキンゴルフ技術顧問に聞いてみた!

正しいアドレスを身につける

正しいスイングをするためには、正しいアドレスを身につけることが大切です。

初心者は”クラブを振る動作”を意識しがちですが、動作が正しくてもクラブを振る前の”アドレス”が正しくないと正確にボールを飛ばせません

アドレスの基本で解説している6つのポイントを必ず抑えておくことを意識しましょう。

ビジネスゾーンやハーフスイングでまずは型を作る

フルスイングではなく、より振り幅の短いビジネスゾーンやハーフスイングで型を作るのも、スイングの基礎固めに重要です。

ハーフスイングとビジネスゾーンの振り幅の違い

多少大げさでも正しい型を身につけることを意識して練習をし、慣れてきたら徐々にスイングのスピードや振り幅を上げていくイメージです。

スピードや振り幅を上げると型がブレるので、再び型を整える練習に戻り、型を整える⇔スピード・振り幅を上げるのサイクルを繰り返して練習すると良いでしょう。

【関連記事】
ゴルフのビジネスゾーンについて解説!おすすめの練習方法を動画付きで紹介
ゴルフのハーフスイングとは?基本的なやり方や効果のある練習方法も紹介

ゴルフスクールでレッスンを受けて練習する

ここまでスイングの基本をご紹介しましたが、その人が最も直すべきポイントは専門知識を持つインストラクターとのやり取りを通して見極めてもらうのが最も確実です

ゴルフはその人の筋肉の付き方、骨格、体格によって正解が変わるので、インストラクターとの双方向のやり取りを通してスイングを改善していく必要があります。

チキンゴルフの体験レッスンで、その人に合った課題を見極めて、どのようにスイングを改善していくべきかお伝えすることが可能です。

どのようなレッスンをしてもらえるのかは、以下記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひご確認ください。

【関連記事】
チキンゴルフの体験レッスンへ潜入!利用の流れや体験内容まで詳しく紹介

ゴルフの正しいスイングを身につける自宅でできる練習方法

自宅でのゴルフスイング練習を取り入れれば、効率よくスイングを身につけられます。

特に初心者の方は、自宅での練習でフォームを固めることで、ゴルフの上達スピードを高められます。

初心者の方におすすめの自宅でできる練習方法を以下にまとめました。

  • ブックドリル
  • タオルを使った練習
  • 壁を使った練習

自宅でのゴルフ練習は素振りがメインとなりますが、少しの工夫で効果的な練習ができます。

フェースの開閉が上手くいかない人は「ブックドリル」、手打ちに悩んでいる人は「タオルを使った練習」、正しい体重移動ができていない人は「壁を使った練習」がおすすめです。 

自宅でのゴルフ練習は地味で心が折れそうになりますが、ライバルと差をつけるチャンスと思い、ぜひ取り入れてみてください。

ゴルフで正しいスイングを身につけるなら、スクールで学ぶのもおすすめ

正しいスイングをするためのコツを、動作別で解説してきました。

ぜひ自身のスイングと照らし合わせて、改善が必要な動きを把握していただければと思います。

ただし、根本的な課題の見極めや正しい動作ができているかどうかの確認は、専門知識を持つ人でないと難しいのも事実です。

自身で改善を進めてもなかなか上手くいかない人は、ゴルフスクールの利用も検討してみてください。

独学で悪癖がついたり練習が長期化してしまうより、効率よく基礎を身につけた方がよりゴルフを楽しめるようになります

チキンゴルフは基礎固めに定評のあるゴルフスクールなので、スイングの基礎から見直したい人は、ぜひ体験レッスンにお越しください!

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実績一覧

なかなかゴルフが上達できずに悩んでいる人や、これからゴルフを始めようとしている人は、ぜひチキンゴルフの体験レッスンにお越しください!

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