ゴルフのOB新ルールとペナルティを徹底解説!2打罰の数え方やワンペナとの違いも紹介

ゴルフのOB新ルールとペナルティを徹底解説!2打罰の数え方やワンペナとの違いも紹介

「OBになった場合の対処法がイマイチ分からない…」
「OBとペナルティエリアの違いは?」

ラウンドにおいてOBは避けて通れないものであり、初心者だと1ラウンドで何回もOBになってしまうことも多いでしょう。

OBについて正しく理解していないと、ペナルティが追加されたりプレーが遅延されたりと、周囲の人にも迷惑をかけてしまいます。

本記事では、チキンゴルフ編集部OBの定義やペナルティの数え方などの基本ルールを解説します。

この記事を読めば、OBに関するルールや対処法を理解でき、スムーズにプレーができるでしょう。

OBのルールについて自信がない方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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目次

ゴルフのOBとは?定義やルールを解説

まずはOBについて定義やルールを確認しましょう。

OBについて正しく理解していないと、誤った対処法によりペナルティが追加されたり、プレーの遅延につながります。

以下でゴルフ初心者でもわかりやすく解説していきます。

定義と境界線の見分け方

OBとは「アウトオブバウンズ」の略称で、ゴルフコースのプレー可能エリアの外側にボールが出てしまった状態を指します。

OBのボールはプレーエリア外であるため、1打罰のペナルティを受けて元の位置から打ち直します。

なお、OBの境界線はコースに設置されている白杭や白線で見分けることが可能です。

OBの定義と境界線の見分け方

白杭や白線の外側がOBであり、その外にボールが完全に出ると「OB」と判断されます。

境界線にわずかでも接していればOBでないので、注意して確認しましょう。

基本ルール

OBになってしまった場合の基本ルールは、下記の3点です。

  • 1打罰が加算される
  • ボールを打った元の位置から打ち直す
  • OBの可能性がある場合は「暫定球」を宣言して打つ

まず、OBに打ってしまうと1打罰のペナルティが加算され、その後はボールを打った元の場所から打ち直します。

例えば、1打目がOBの場合は次に打つショットの打数は3打目です。

なお、OBの可能性がある場合はボールの捜索時間を短縮しプレー進行をスムーズにするために、「暫定球」を宣言して打っておきましょう。

最初のボールがOBでなければ、暫定球は無効となるので元のボールでプレーを続けてください。

もし暫定球を宣言せずに打つと、暫定球ではなく新しいボールとみなされ、最初に打ったボールがOBでなくてもペナルティを受けるので注意してください。

チキンゴルフ

OBを含めたゴルフの包括的なルールは、以下の記事で解説しています。
覚えておきたいゴルフのルールとスコアの見方を初心者向けに解説!【2024年最新版】

ゴルフのOBのペナルティと数え方

ここでは、OBの打数の数え方やワンペナ(ペナルティエリア)との違いを解説します。

スコアを間違えないためにも、OBの打数の数え方を理解しておきましょう。

OBは何打罰?基本的な打数の数え方

OBの基本的な打数の数え方は、以下の通りです。

OBになったショット次のショット
1打目3打目
2打目4打目
3打目5打目
4打目6打目

ゴルフ初心者は、OBの数え方として「後からスコアに2打足す」と教えられた人もいるかもしれません。

この数え方だと最終スコアは間違いありませんが、途中の打数が正確ではないためカウントを間違えてしまう可能性があります。

JGA日本ゴルフ協会のゴルフ規則(規則18.2b)には、下記のように記載されています。

球が紛失、またはアウトオブバウンズとなった場合、プレーヤーは、1打の罰を加え、直前のストロークを行った所から元の球か別の球をプレーすることによってストロークと距離の救済を受けなければならない

引用:JGA日本ゴルフ協会ゴルフ規則(規則18.2b)

つまり、公式ルールでも「1打罰を加え、元の位置から打ち直し」となります。

OBとワンペナ(1ペナ)の違い

OBと勘違いされるペナルティに「ワンペナ」があります。

ワンペナとは、ゴルフ場で定められたOBとは異なるコース外区域にボールを打った際、ボールが入ったエリア付近から1打罰で打ち直すこと。

※ワンペナはゴルフ場独自のローカルルールであり、公式競技では活用されないことがほとんど。

OBとワンペナは、ボールを打ち直す位置や杭の色が異なります。

OBとワンペナの違い
  • OB:1打罰して元の位置から打ち直す
  • ワンペナ:1打罰してボールが入ったエリア付近から打ち直すことが可能

ワンペナはペナルティエリア付近から打ち直せるため、元の位置から打ち直すOBよりも軽いペナルティと言えます。

なお、黄色や赤の杭で示されるペナルティエリアは、公式競技でも使われる正式なペナルティエリアになります。

ゴルフのOB新ルール!2019年の改正で変わったポイント

2019年1月1日より、ゴルフの普及とプレー時間短縮のため新ローカルルールが導入されました。

OBに関する新ルールの追加事項は、下記の2点です。

  • 前進2打罰の追加
  • 捜索時間の短縮
OBに関する新ルール

1つ目の改正は、「前進2打罰」の追加です。

従来のルールでは、OBは1打罰で元の位置から打ち直すしか選択肢がありませんでしたが、新ルールにより2打罰でOB地点の近くから打ち直せるようになりました。

例えば、ティーショットで250ヤード付近のOBに入った場合は、その近くから4打目として打ち直せます。

これにより、OBを出しやすいゴルフ初心者でもスムーズにコースを回れるので、プレー時間短縮につながります。

ただし、ローカルルールとしての追加なので、公式の競技では適用されません。

2つ目の改正は、「捜索時間の短縮」です。

新ルールにより、ロストボール(紛失球)の捜索時間が5分から3分に変更されました。

3分間でボールが見つからない場合は、ボールを紛失した地点から2打罰でプレーを再開します。

なお、3分経過した後にロストボールが見つかった場合でも、そのボールでプレーすることはできません。

新ルールを理解して、プレーファストなゴルフを心がけましょう。

知っておきたいOBの対処法(初心者向け)

ここでは、具体的なOBの対処法について解説します。

OBの対処法について自信がない方でも、下記の3つのポイントを押さえればスムーズにプレーを再開できます。

多くのゴルフ場で採用されているローカルルールも活用することで、スムーズな進行に繋がるので確実に理解しておきましょう。

ティーショットがOB場合は特設ティーから打ち直す

ティーショットがOBになった場合は、その場から3打目として打ち直すのが正式なルールですが、特設ティーがあれば積極的に活用しましょう

特設ティーは「プレーイング4」とも呼ばれ、コースの途中に設置されたプレーエリアになります。

特設ティーからは4打目として打てるので、新しいローカルルールの前進2打罰と同じ救済を受けられます。

その場からの打ち直しは、ゴルフ初心者の場合立て直すことも難しいので、ミスの原因がわからない場合は特設ティーを使うのがおすすめです。

2打目以降がOBの場合は新ルールの活用も検討する

2打目以降にOBが発生した場合は、ボールがOBに出たエリア次第では前進2打罰の新ルールを適用するのも検討しておきましょう。

シャンクなどですぐ近くからOBに出た場合は、その場から1打罰で打つ方がペナルティが少ないので、打ち直し場所を踏まえて適切なルールを選択するのがおすすめです。

なお、シャンクが原因でセカンドショット以降にOBになることは多いので、下記記事でシャンクの対処法を理解しておきましょう。
>>シャンクを直す方法まとめ!起きてしまう原因と止まらない時の対策を解説

複数回OBを出してしまった場合はOBごとに1打罰を加算する

OBが複数回発生した場合は、それぞれのOBごとに1打罰を加算してください。

シチュエーションスコア
1打目がOB3打目として打ち直し
2打目もOB5打目として打ち直し
3打目もOB7打目として打ち直し

ゴルフ初心者はOBの数え方を「後からスコアに2打足す」と覚えている人も多いかもしれません。

しかし、途中のカウントを間違えたり前進2打罰と誤解したりするため、正しくOBを数えましょう。

OBを防ぐコツ

ここでは、OBを防ぐコツを3つ解説します。

ここまでOBの数え方や対処法について解説しましたが、OBはなるべく打ちたくないですよね。

これらのポイントを抑えることで、効率的にOBを防げるので確認してみてください。

グリップは力まず体の回転で打つ

OBを防ぐコツ1つ目は、グリップに力を入れずに体の回転を意識してスイングすることです。

グリップを強く握りすぎると腕や肩に力が入り、手打ちの原因になります。

強く握ってスイングが乱れる例

一方、グリップを緩めに握ることで上半身に余計な力が入らず、リラックスした状態でスイングが可能です。

ボールを打つ瞬間には力を入れますが、それ以外は男性は3割ほどの力で・女性は5割ほどの力で握りましょう。

飛距離よりも方向性を重視する

OBを防ぐコツ2つ目は、飛距離よりも方向性を重視することです。

コースによっては「ドライバーで距離を稼ごう」と意気込みがちですが、スイングが固まっていない状態でフルスイングすると軌道が安定しないため、OBを出しやすくなります。

ゴルフ初心者は、以下のように飛距離よりも安全なコースマネジメントを考える方がスコアが良くなります。

  • フェアウェイの広い部分やラフでも安全なエリアを狙う
  • 狭いホールでは、ユーティリティやアイアンなど方向性を重視しやすいクラブを使う

ドライバーで無理に距離を稼ぐのではなく、コースの広い部分を狙ってユーティリティーやアイアンなど、方向性がコントロールしやすいクラブも選択肢に入れておきましょう

持ち球を理解しておく

OBを防ぐためには、持ち球を理解しておくことも大切です。

自分のボールが左右にどのくらい曲がるのかを把握しておくことで、コースマネジメントしやすくなります。

持ち球対処法
スライス傾向・左を向いて打つ
・右サイドにティーを刺す
フック傾向・右を向いて打つ
・左サイドにティーを刺す

例えば、スライスする傾向が強い人はあらかじめ左を向いて打ったり、ティーイングエリアの右側にティーを刺したりするとコースを広く使えます。

ティーショットに苦戦している方は、下記の記事を参考にしてください。
>>12月のKWのため、公開後内部リンク挿入予定

OBのルールを正しく理解してスムーズなプレーをしよう!

この記事では、OBのルールや対処法、境界線の見分け方などゴルフの基本ルールを解説しました。

ゴルフでOBは避けて通れないものであり、ボールがまっすぐ飛ばずにOBに悩んでいる人は多いでしょう。

ボールが大きく曲がる原因を突き止めるのはとても難しいため、一度ゴルフスクールで講師に見てもらうのがおすすめです。

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