「ゴルフを始めたいけどレッスンに通う時間がない」
「なるべく出費をおさえて上達したい!」
このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
独学でもゴルフのスキルアップを目指すことは可能ですが、時間と忍耐力・正しい技術の習得が必要です。
しかし、「何を練習すべきか分からない」という方も多いはず。
そこで本記事では、独学でもゴルフを効果的に上達させるコツや練習方法をチキンゴルフ編集部が詳しく解説します。
ゴルフを独学で始めるメリットやデメリットも詳しく解説しているので、この記事を参考にスキルアップを目指しましょう。
ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
ゴルフは独学でも上達できるのか解説
ゴルフは独学でも上達は可能ですが、時間がかかり挫折リスクが高いスポーツです。
一般的に、独学での100切りまでの期間は約2年以上かかるとされています。
ゴルフが独学での上達が難しいとされる主な要因は、以下の通りです。
- フォームの自己判断の難しさ
- 上達度合いが把握しにくい
ゴルフの上達すなわちスコアアップには、スイング時のフォームがとても重要になります。
しかし独学でゴルフを練習していると、自分のスイングを客観的に見ることが難しく、正しいフォームかどうか判断しにくいです。
また的確なフィードバックが得られないため、具体的な改善点が分からず挫折してしまうことも。
そのため、個人の特性によって独学が向いている・向いていないがあります。
【独学が向いている人】
- 基本的なゴルフ知識がある
- 自己分析が得意
- 時間に余裕がある
【独学が向いていない人】
- ゴルフ未経験者
- 短期間での上達を目指している
- 自己分析が苦手
ゴルフの知識が全くない方や長期的に地道な練習が難しい方は、ゴルフレッスンの受講を検討するのもおすすめです。
ゴルフを独学で始めるメリット・デメリット
ゴルフを独学で始めるにあたって、メリット・デメリットがあります。
ゴルフを独学で始める場合、費用面での節約などのメリットがある一方で、正しい基礎技術の習得が難しいなどのデメリットもあります。
以下で具体的に解説していきます。
メリット
独学でゴルフを始める最大のメリットは、費用と時間の自由度です。
具体的には以下の3つが挙げられます。
費用を抑えられる | ・レッスン料がかからない ・道具やラウンド費用など、必要最低限の支出に抑えられる |
---|---|
自分のペースで学べる | ・決められた時間に縛られず練習ができる ・忙しい仕事の空き時間に練習できる ・期間的制約がない ・自分の都合で練習時間や頻度を調整できる |
プレッシャーが少ない | ・他人と比較されることなく練習に集中できる ・のびのびとした環境で練習できる |
ゴルフは道具代やラウンド費用など、様々な出費が必要になるスポーツです。
しかし独学で始めれば月に数万~10万円程度かかるレッスン料を節約できるため、練習場などの必要最低限の費用だけで始められます。
また、ゴルフレッスンは一般的に計4回×2ヶ月間といった決まったスケジュールで受講する必要がありますが、独学の場合は急な予定変更にも対応しやすいです。
他人と比較されることもないため、のびのびとした環境で自分なりに上達を目指せます。
デメリット
一方独学でのゴルフは、上達の面での課題がデメリットです。
特に初心者の場合は正しい基礎技術の習得が難しく、非効率な練習でスコアアップが実感できず挫折につながってしまうこともあります。
基礎が身につきにくい | ・正しいフォームやグリップの判断が難しい ・間違った練習による癖の定着が矯正しにくい |
---|---|
短期的な上達は難しい | ・効果的な練習方法がわからない ・改善ポイントが把握しにくい |
モチベーションが低下しやすい | ・具体的な目標設定が難しい ・スコアアップが実感できず挫折につながりやすい ・フィードバックを得られる機会が少ない |
マナーやルールの知識が身につきにくい | ・ゴルフマナーの基本が身に付きにくい ・コース戦略やルールの理解が難しい |
ゴルフは正しいフォームやマナー・ルールに関する知識が重要なスポーツですが、独学では自分が正しいかどうかの判断が難しくなります。
特にフォームに関しては、一度間違った癖がついてしまうと修正するのが非常に困難です。
あらゆるミスが、そもそもの握り方・アドレス・振り方などの土台部分で間違ってしまっていることに起因しているので、独学で基礎固めを行う危険性は十分に理解しておくと良いでしょう。
モチベーション維持の観点でも、ゴルフを始めた段階からスクールに通って基礎固めを行った方が確実性高く上達が見込めます。
ゴルフを独学で効果的に上達するための6つのコツ
独学でも効率的に上達するための6つのコツを紹介します。
独学では難しい自己分析や基礎練習も、これらのコツを取り入れることで改善点を見つけやすくなり、モチベーションアップにもつながるでしょう。
以下で詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
基礎をしっかり理解する
ゴルフの上達には、まず基礎をしっかりと習得することが不可欠です。
正しい基本フォームを身につけることでミスショットを減らし、安定したプレーに近づきます。
上達のためには、以下3つの基礎を重点的に学びましょう。
- グリップ(握り方)
- アドレス(構え方)
- スイング(主にビジネスゾーン)
ゴルフクラブと体の唯一の接点となるグリップは、スイング全体に大きな影響を与えます。
また正しいアドレスは「前傾姿勢」「ボール位置」「体の向き」を意識することがポイントです。
多くの初心者がフルスイングで打つ練習をする傾向がありますが、そもそも飛距離を出すためにはスイングの要であるビジネスゾーン(※)の練習が欠かせません。
※腰から下の範囲
まずはしっかりと基礎を身に付けてから実践練習を行いましょう。
グリップやアドレス・スイングの具体的な練習方法は、以下で解説しています。
>>独学でゴルフスキルを上げる練習方法Step①・Step②
動画を撮影し自己分析をする
独学でゴルフを練習する際に重要なのが自己分析です。
動画撮影を活用することで、自分のフォームやスイングを客観的に確認でき、改善点を把握しやすくなります。
動画撮影のポイントは、以下の通りです。
【撮影ポイント】
- 正面や横など複数の角度から撮影する
- スイング全体が見えるように広めに撮影する
【自己分析の手順】
- 撮影した動画をスロー再生する
- プロのスイングと比較する
インパクト時のフェースの向きや体重移動のタイミング・スイングの軌道などを分析するために、自分のスイング全体が映るように撮影しましょう。
正面や横など複数の角度から撮ることで、向きや構え方・フィニッシュの形などの細かい部分まで確認できます。
撮影後はプロのスイングと比較すると、自分の改善点が分かりやすくおすすめです。
ショートゲームの練習も行う
握り方・構え方・スイングなどの基礎が身に付いたら、ショートゲームの練習をしましょう。
実際のラウンドでは、フルスイングを使用する場面は全体の半分以下であり、アプローチやパッティングの精度がスコアを大きく左右します。
以下のポイントを踏まえて練習してみてください。
【アプローチ練習のポイント】
- 100ヤード以下の決まった距離を、使用クラブや振り幅に応じて打つ練習をする
【パッティング練習のポイント】
- パッティング練習用のマットを活用する(ショートパット)
- 10mの距離を徹底的に練習する(ロングパット)
マットがない場合は、ラウンドする日に余裕を持ってゴルフ場へ到着し、練習用グリーンで練習をするのもおすすめです。
シミュレーターを活用して練習する
ゴルフ練習場をイメージすると『打ちっぱなし』が連想されやすいですが、インドアの練習場に設置されていることの多いシミュレーターを活用するのもおすすめです。
打ちっぱなしは実際のボールの軌道を確認できる点では適していますが、目視でボールを追うだけだと正確な傾向が掴みづらい特徴があります。
一方シミュレーターが併設されている練習場だと、以下を正確に確かめられるため、より効果的な練習が目指せます。
【シミュレーターで確認できること】
- 飛距離
- ボールの回転
- ヘッドスピード
これらのデータを活用することで問題点を客観的に確認でき、的確な改善点を見つけやすくなるでしょう。
シミュレーターはインドアゴルフで設置されていることが多いですが、最近は打ちっぱなしでも打席に併設されるところが増えています。
練習の際は、シミュレーターのある場所で練習してみましょう。
YouTubeなどの動画を参考にする
独学でも効果的に上達するためには、YouTubeを参考にするのもおすすめです。
特にプロゴルファーやインストラクターのレッスン動画は、正しいフォームやコツを視覚的に学べるため、独学でも効果的に新しい技術を取り入れやすくなります。
初心者向けの分かりやすいレッスン動画を参考に、模倣練習を行いましょう。
レッスン動画の例
またレッスン動画だけでなく、ラウンド動画を通してイメージトレーニングをすることも大切です。
ラウンド動画の例
『自分だったらこのシチュエーションでどうするか』を想像しながら、上手い人のマネジメント方法を参考にするのもおすすめ。
一方、特にスイング動作に関しては絶対的な正解が存在しないため、あらゆる考えの情報が存在することは認識しておきましょう。
異なる考えを同時に取り入れようとすると、返って混乱が生じるリスクもあるため、課題解決に最適と考えられる特定の情報だけを取り入れることが大切です。
メンタルを強化する
特に独学では自分の成長が見えにくくモチベーションが低下しやすいため、メンタルの強化が重要です。
忍耐力を養うことで、技術的な壁を乗り越えやすくなります。
「今日はドライバーで真っ直ぐに打つ」など、練習ごとに目標を立てて達成経験を積み重ねたり前向きに練習し続けたりなど小さな行動もメンタル強化につながるでしょう。
技術面とメンタル面の両方をバランスよく強化することで、独学でも着実な上達が目指せます。
【初心者必見!】独学でゴルフスキルを上げる練習方法
ここでは、初心者におすすめな練習方法を紹介します。
独学でゴルフを上達させるためには、基本から順を追って練習することが重要です。
「何から練習すればいいか分からない」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
>>ゴルフの初心者におすすめの練習方法を紹介!屋外/自宅でできる基礎の固め方を解説
Step①:正しいグリップとアドレス(構え)を習得する
まずは正しいグリップ(握り方)とアドレス(構え方)を習得しましょう。
特にグリップはクラブと体の唯一の接点となるため、正しい握り方の習得が重要です。
グリップの種類
グリップの種類 | 特徴 |
---|---|
オーバーラッピンググリップ | 球種のコントロールがしやすい |
インターロッキンググリップ | 手が小さい人もスイングが安定しやすい |
テンフィンガーグリップ | 指を痛めにくく力が入りやすい |
オーバーラッピンググリップは、右手の動きを抑制しやすく無駄な動きを減らせるため、初心者におすすめの握り方です。
手の大きさによって握りやすい・握りにくいがあるので、1番安定する方法でグリップを習得しましょう。
またアドレスはスイングの安定性やショットの精度に影響を与えるため、以下のポイントを抑えて基本姿勢で練習してください。
- 体の重心は母指球に乗せる
- 股関節から骨盤を倒すイメージで前傾姿勢を取る
- 肩・膝・つま先が目標に対して真っすぐ向くように構える
- 腕は自然に下ろしリラックスした状態で構える
- 膝は軽く曲げる程度
アドレス時のスタンス(足の幅)は、使用するクラブによって異なります。
正しいグリップとアドレスを習得して、基本姿勢がしっかり取れているか確かめながら練習しましょう。
Step②:ビジネスゾーン・ハーフスイングの練習する
基本姿勢が身についたら、ビジネスゾーンとハーフスイングの練習を始めましょう。
そもそもビジネスゾーンとはシャフトが地面と並行になる幅を指し、一方ハーフスイングは腕が地面と並行になる幅を指します。
ビジネスゾーンやハーフスイングの練習を重ねることでインパクトを安定させやすくなり、方向性や飛距離向上につながります。
下半身の使い方を正しく習得し、コントロール性を重視した練習を意識するのがポイントです。
Step③:フルスイングの練習をする
ビジネスゾーンやハーフスイングで体の使い方を覚えたら、フルスイングの練習をしましょう。
フルスイングの練習時は、飛距離よりもコントロール性を重視することが大切です。
練習のポイント
- インパクト時のフェースの向きを意識する
- 体の動かし方(フォーム)を意識する
- 力を入れすぎない
ここではあくまでもStep①~②で習得した体の使い方をフルスイングで活かす練習を行うため、スイング時に力を入れすぎないように注意しましょう。
Step④:アプローチショット・パッティング練習を行う
アプローチショットやパッティング練習は、スコアアップに直結する重要な練習です。
ボールを飛ばすよりもコントロールする感覚を養うために、距離別に力加減を調整できるように練習しましょう。
- 距離を変えながら力の入れ具合を確認する
- ストローク幅と力加減の関係を把握する
これらの練習方法を取り入れることで、独学でも効果的に上達が目指せます。
それぞれのポイントも踏まえて練習してみてください。
ゴルフ独学に関するよくある質問
ここではゴルフを独学で始める際に聞かれる質問に回答します。
独学でも100切りを目指せるのか、ゴルフレッスンは本当に必要なのか以下で詳しく解説しています。
ゴルフを独学で始めようと検討している方は、回答を参考にしてみてください。
独学で100切りは可能?
結論、独学での100切りは可能です。
実際に、数ヶ月という短い期間で達成している人もいます。
しかし元々の運動神経や練習時間の多さ・練習の効率性などが関わってくるため、1年以内という短期間で達成できるのは非常に珍しいです。
多くの場合、独学で100切りを達成するまでには2〜3年程度かかるとされています。
短期間での上達を目指している方は、コツコツと練習を積み重ねるだけでなく、効率的かつ効果的な練習方法を取り入れてみましょう。
ゴルフレッスンは意味がないって聞いたけど、本当?
ゴルフレッスンは、効率的な上達を目指す上で非常に有効な手段です。
専門的な知識を豊富に持つインストラクターから適切なアドバイスを受けることで、独学では気づきにくい改善点を見つけやすくなります。
ただし、レッスンで効果を出せる人とそうでない人がいるのも事実です。
【レッスンで上達できる人の特徴】
- レッスンを楽しめる人
- コツコツ練習できる人
ゴルフは、継続的に通わなければ上達が難しくなります。
特にレッスンを楽しめない方は、通うのが億劫になってしまい目標達成まで通い続けにくいでしょう。
基礎からしっかりとゴルフを学び着実に上達を目指したい方は、ゴルフレッスンを活用してみるのがおすすめです。
独学におすすめなアプリはある?
出典:Golf Vision
アプリ名 | 自動スイング録画解析比較 -GolfVisionゴルフビジョン |
---|---|
機能 | ・AI自動録画 ・ガイドライン ・スイング比較 |
料金 | ▼Freeプラン ・無料ガイドライン1種(重心の軌跡) ・1日11回有料ガイドライン表示可能 ・比較再生は無料ガイドラインのみ ▼PROプラン 月額:980円 年間:9,900円 ・全てのガイドラインが表示可能 ・ガイドライン表示無制限 ・比較再生にガイドライン表示無制限 |
独学での練習をサポートするツールとして、「GolfVision(ゴルフビジョン)」というAIスイング解析アプリがおすすめです。
主な機能としてスイングの動画撮影やAIによる自動編集・比較ができるため、正しいフォームでスイングできているか確認が簡単にできます。
スロー再生やコマ送り再生も可能なので、インパクト時のフェースの向きや軌道などの細かい部分の確認もできるのが特徴です。
独学でゴルフを始める際は、このようなアプリも効果的に活用して練習に取り入れてみてください。
独学に限界を感じる前にインストラクターのレッスンを受けてみよう!
本記事では、ゴルフを独学で上達させるためのポイントを詳しく解説してきました。
独学でのゴルフは正しい技術が身に付いているかの判断が難しく、上達までに挫折してしまう可能性もあります。
モチベーションを保ちつつ効率的に技術を習得するためには、以下3つに着目するのがポイントです。
【独学で意識すべきポイント】
- 基礎からしっかり学び、正しく習得する
- 段階的な練習を心がける
- 客観的な分析で改善点を見つける
一方、独学でできることにも限界はあり、間違った動作を身につけてしまうと矯正する負担が大きくのしかかります。
効率的に基礎を固めてゴルフを楽しむためには、ゴルフを始めた直後からスクールへ通うのが最適な手段です。
チキンゴルフでは、ゴルフで最も大切な『楽しむこと』を軸に、初心者でも安心して基礎から学べるレッスンを提供しています。
業界初の「セミパーソナル×通い放題」のインドアゴルフスクール【チキンゴルフ】
チキンゴルフは業界初のセミパーソナル×通い放題のレッスン携帯で、各々のペースに合わせた効率的なレッスンを受講できます
5,6人のグループレッスンだと十分な指導の確保が、1対1打のパーソナルだと自ら考えながら練習する時間の確保が難しいです。
一方、セミパーソナルであれば指導と自主練習をバランスよく取り入れることが可能。
パーソナルレッスンだと回数制であることが多く、上達できないまま卒業になってしまう恐れも。
チキンゴルフは通い放題なので、セミパーソナルによる丁寧な指導と十分なレッスン回数を両立させられます。
なかなかゴルフが上達できずに悩んでいる人や、これからゴルフを始めようとしている人は、ぜひチキンゴルフの体験レッスンにお越しください!
\コスパ良く上達したいなら/