こんにちは!チキンゴルフ編集部です。
アイアンで引っ掛けが出てしまうと、ボールが大きく左に飛び、OBや林に打ち込んでしまうリスクが発生します。
しかし、「引っ掛けが止まらない」「急に引っ掛けが出てしまう」「原因がまったくわからない」など、引っ掛けのミスで悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、アイアンで引っ掛けが出る原因や対処法などを解説します。
アイアンの引っ掛けを改善できれば、左へのミスが激減し、グリーンオンの確率が一気に高まります。
大幅なスコアアップにつなげるためにも、ぜひご覧ください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
アイアンの引っ掛けとは|ボールが狙った方向よりも左へ打ち出されるミスショット

アイアンの引っ掛けとは、狙った方向よりもボールが左に打ち出されるミスショットです。
弾道は低く伸びるように飛ぶことが多く、スピン量が少ないため、着地後に大きく転がりやすいのが特徴です。
インパクトでフェースが強く被ると、単に左へ出るだけでなくさらに左へ曲がる軌道となり、OBや林、深いラフへ入りやすくなります。
アイアンはグリーンを狙う高い精度が求められるクラブです。
引っ掛けずにグリーンにまっすぐ打てるようになれば、大幅なスコアアップも期待できるため、積極的に改善しましょう。
また、「引っ掛け」と「フック」は混同されがちですが、実際には異なる球筋です。
- 引っ掛け:打ち出しが最初から左
- フック:打ち出し後に左へ曲がる球筋
ただし、一部共通する原因もあるため、両者の違いと共通点を理解しながらスイングを見直すことで、より正確なアイアンショットを身につけられます。
アイアンで引っ掛けが出る5つの原因


アイアンの引っ掛けが起きる根本的な理由は、アウトサイドイン軌道でかつその軌道よりフェースが閉じた状態でインパクトしてしまうことにあります。
そして、フェースが閉じたり、軌道がアウトサイドインになる主な原因は以下の5つです。
まずは、引っ掛けが発生する原因を正しく理解することが改善の第一歩です。
ここからは、それぞれの要因がどのように引っ掛けにつながるのかを詳しく解説していきます。
過度なストロンググリップ
ストロンググリップが強すぎると、インパクト時にフェースが閉じやすくなり、左に飛ぶ原因となります。
ストロンググリップとは、左手を若干被せてグリップを握る方法です。
具体的には、自分から見て左手のナックルが2.5~3個程度見える状態だと、ストロンググリップといえます。

ストロンググリップは、インパクト時にフェースが閉じてボールがつかまりやすくなり、手首の無駄な動きも抑制しやすいというメリットがあります。
しかし、極端なストロンググリップだとフェースがターゲット方向から大きく左を向いてしまい、引っ掛けのミスが出てしまう恐れがあるため注意が必要です。
手打ちになっている
体の捻転を使えず、以下のように手打ちになっているスイングの場合、引っ掛けが出やすいため注意が必要です。

手打ちのスイングは、上体が突っ込んだり肩が開いたりして、アウトサイドイン軌道のスイングになりやすい傾向があります。
また、腕が先行してフェースが過剰に返ってしまい、フェースが閉じてインパクトすることも多いです。
手打ちは引っ掛けの原因となるほか、ダフリやトップといったあらゆるミスにつながるため、早急に改善しましょう。
アドレスがスクエアでない
アドレスがターゲット方向に対してスクエアでない場合、引っ掛けが出る可能性があります。
左方向へ向くオープンスタンスだと、アウトサイドイン軌道のスイングになりやすく、フェースの被りが加わると引っ掛けが出やすくなります。
一方、オープンスタンスだとアウトサイドイン軌道のスイングになりやすく、フェースの被りが加わると引っ掛けが出やすくなります。
引っ掛けで悩む方は、動画や写真で肩・膝・つま先のラインがターゲット方向に向けて真っ直ぐになっているか確認してみましょう。

ボールの位置が間違っている
アイアンで引っ掛けが出る場合、ボールの位置が間違っている可能性もあります。
たとえば、アドレス時のボールの位置が過剰に左に寄っていると、フェースローテーションの後半までボールが当たらず、フェースが閉じやすくなるため注意が必要です。
また、ボールの位置が遠すぎると、「ボールに当てる」という意識から上体が前に突っ込み、アウトサイドイン軌道のスイングになる可能性があります。
体の動きが同じでも、ボールの位置ひとつでショットの軌道は変化する点に留意しましょう。
クラブが自分に合っていない
スイングやボールの位置が適切でも、自分に合わないクラブを使っていると引っ掛けが出る可能性があります。
具体的には、以下のようなクラブでは引っ掛けが出てしまうリスクがあるため注意が必要です。
- ネック形状がグースネック
- ライ角がアップライト
- 重心角が短く、フェースが返りやすい
- シャフトが過度に柔らかい
スイングやボールの位置に原因がない場合、使用しているクラブにも着目してみましょう。
アイアンの引っ掛けを改善する4つの対処法
アイアンの引っ掛けを改善するには、以下の4つの対処法が有効です。
引っ掛けの原因に応じて、対応する対処法から試してみましょう。
ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。
グリップをスクエアにする
ストロンググリップが原因で引っ掛けが出る方は、グリップをスクエアに修正しましょう。
スクエアなグリップとは、ストロンググリップほど左手を被せず、自分から見て左手のナックルが2個程度見える状態を指します。

グリップをスクエアに近づけることでフェースが被りにくくなり、インパクトでフェースが正面を向きやすくなります。
引っ掛けの改善が期待でき、仮にアウトサイドイン軌道になってもスライスして戻ってくるフェード系のショットを実現できます。
正しいアドレス・ボールの位置を確認する
アドレスやボールの位置がズレているとフェースが被りやすくなり、引っ掛けの原因になるため、まずは基本となる正しいアドレスを見直しましょう。
すべてのクラブに共通するアドレスの基本は以下のとおりです。
| チェックポイント | 詳細 |
|---|---|
| 重心の位置 | 母指球に重心を乗せる |
| 前傾姿勢 | 背筋を伸ばしたまま骨盤から前傾 ※猫背・反り腰にならないように |
| 体のライン | 肩・膝・つま先がターゲット方向にまっすぐ向く |
| 腕の位置 | 重力に任せて自然に腕が下りてくる |
さらに、ボール位置やスタンスの取り方も正確性に大きく影響します。
- 適切なボール位置
↳アイアン・FW・UTは両足の中心から、おおよそボール1個分ほど左足寄りの範囲が基本 - 7番アイアンの場合
↳ボールは両足の中央付近に置き、グリップと腹部の距離は拳1〜1.5個分を確保する
このように、ボール位置や前傾姿勢、グリップとの距離が適切でないと、インパクトの軌道やフェースの向きが狂いやすくなります。
引っ掛けが出る場合は、一度自身のアドレスとボール位置をチェックしてみましょう。
バックスイングの捻転を意識する
スイングが手打ちになりやすい場合は、バックスイングで捻転差を作ることが改善のポイントです。
ここでいう捻転差とは、上半身と下半身の間に生まれるねじれのことです。
下半身から上半身にかけてねじれる角度が増えていき、トップポジションでは肩のラインがターゲット方向に対してほぼ垂直になる形をイメージしましょう。

この捻転を作ることで、以下のようなメリットがあります。
- 体全体を使ったスムーズなダウンスイングが可能になる
- 手先に頼らないため、手打ちを防げる
- 方向性・再現性が安定しやすくなる
ただし、ここでの注意点は、回転(体が一緒に回りすぎる状態)とは違うという点です。
下半身や腰が肩と同じだけ回ってしまうと、体の捻転差を活かせずに手打ちになったり、飛距離や方向性が下がったりしてしまうため注意しましょう。
肩はしっかり回す一方で、下半身は必要以上に回さず、上半身がより回る感覚で捻転差を作ることが、正しいバックスイングのポイントです。
クラブフィッティングを検討する
使用しているクラブに問題がある場合は、クラブフィッティングの活用を検討しましょう。
クラブフィッティングを利用すれば、個々のスイングや体格、体力に合わせて最適なアイアンを提案してもらえます。
アドレスやスイングを修正しても引っ掛けが出る場合は、クラブが自分に合っていない可能性があります。
しかし、専門的な知識がない方が自分に最適なスペックのクラブを選ぶことは簡単ではありません。
専門家の視点から引っ掛けが出にくく自分のスイングに適したクラブを提案してもらえれば、自信を持ってアイアンの買い替えを決断できるでしょう。
また、手軽にクラブの原因を解決したい場合、アイアンのトゥ側に鉛を貼ってフェースを閉じにくくするといった対策も有効です。
アイアンの引っ掛けを改善する練習ドリル
アイアンの引っ掛けを改善したい方には、日々の柔軟やストレッチがおすすめです。
腰回りや肩周りの筋肉が柔らかいと体の捻転を使いやすくなり、手打ちや肩の開きを改善しやすくなります。
また、引っ掛けの改善だけでなく、以下のような効果を期待できる点もメリットです。
- 体の可動域が広がり飛距離が伸びる
- 筋肉や関節を保護し、ケガのリスクが低下
- 精神的なリラックス効果が生まれ、集中力がアップ
一般的には、練習前には体を動かしながら筋肉を伸ばす「動的ストレッチ」、練習後や入浴後にはじっくりと筋を伸ばす「静的ストレッチ」が効果的といわれています。
ゴルフのストレッチについて詳しくは、以下の記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
アイアンの引っ掛けに関するよくある質問と回答
アイアンの引っ掛けに関するよくある質問は、以下のとおりです。
これらの細かい知識を覚えることで、効果的な引っ掛けの改善や、応用を利かせたスイング作りが可能となります。
ここでは、それぞれの質問に詳しく回答します。
引っ掛けとチーピンの違いは?
チーピンとは、ボールが左に出て左に曲がるミスショットを指します。
着弾地点が大きく左になり、そこからさらに左に転がる特性があり、OBや林に入る確率が高い危険なミスです。
引っ掛けは打ち出しが左になるものの、その後はまっすぐ飛んでいく弾道を指すこともあり、チーピンよりも曲がり幅が少ないイメージを持つ人もいます。
しかし、ミスの原因やショットの特性が似ていることから、これらを同じと考える方も少なくありません。
引っ掛けが出にくいアイアンの特徴は?
以下のような特性を持つアイアンは、引っ掛けが出にくい傾向があります。
- オフセットが控えめ、またはストレートネック
- ライ角がフラット気味
- 重心角が長く、フェースが閉じにくい
引っ掛けで悩む方がアイアンを買い替える際は、これらの特徴に当てはまるアイアンを検討しましょう。
アイアンだけ引っ掛けが出ることはある?
アイアンだけ引っ掛けが出る場合、スイングではなくクラブの特性に原因がある可能性が高いです。
たとえば、ライ角がアイアンだけアップライトになっているケースなどが考えられます。
スイングに原因が見当たらない場合、一度アイアンのスペックを確認してみましょう。
とはいえ、専門知識がない方にとってスイングやアイアンのスペックを解析するのは難しい場合があります。
クラブフィッティングやゴルフレッスンを活用して、専門家の視点から引っ掛けの原因を解明するのもおすすめです。
アイアンの引っ掛けを改善するならゴルフレッスンがおすすめ!
アイアンで引っ掛けのミスが出ると、左のOBや林、深いラフにボールが入ってしまい、スコアを崩す原因となります。
引っ掛けの根本的な要因は「フェースが閉じたままアウトサイドイン軌道でインパクトしている」ことですが、以下のような複数の原因もあります。
- 過度なストロンググリップ
- 手打ちになっている
- アドレスがスクエアでない
- ボールの位置が間違っている
- クラブが自分に合っていない
まずはこれらの原因を正しく把握し、適切な改善方法を取り入れることが欠かせません。
引っ掛けを解消してターゲット方向へまっすぐボールを飛ばせるようになれば、グリーンを正確に狙えるようになり、大幅なスコアアップも実現できます。
できるだけ短期間で効率的にアイアンの引っ掛けを改善したい方は、ゴルフレッスンの活用がおすすめです。
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実際のチキンゴルフの評判を紹介した記事もあわせてご確認ください。
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