正しい素振りはゴルフ上達の近道!毎日やるのは効果的?

正しい素振りはゴルフ上達の近道!毎日やるのは効果的?

素振りはスイングの安定化から体づくりまで、ゴルフ上達に直結する重要な練習です。

しかし、正しい方法で素振りを行わなければ誤ったフォームが身に付き、癖が改善されにくくなってしまいます。

そこで本記事では、効果的な素振りの練習方法からおすすめのアイテムまでチキンゴルフ編集部が詳しく解説します。

自宅でも手軽に始められる練習メニューも紹介しているので、忙しい方でも無理なく続けられる練習方法として参考にしてください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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目次

素振りがゴルフにもたらす3つのメリット

素振りには、上達に欠かせない以下3つの重要なメリットがあります。

素振りのメリット

素振りは腕やクラブを振る単純な動作に見えますが、実は体の使い方やタイミング・力の入れ具合など、多くの要素が複合的に関係する練習です。

これらのメリットを最大限に活かすためには、正しい方法で継続的に素振りを行うことが重要です。

以下では、それぞれのメリットについて具体的に解説していきます。

スイングが安定しやすくなる

素振りを継続的に行うことで、正しいスイングが身に付き、ショットが安定しやすくなります

ゴルフのスイングは、正しい体の動きとタイミングが重要です。

素振りの反復練習により、スイングの軌道や体重移動が自然と整うため、クラブがブレることなく正確にボールへ力を伝えられるようになります。

筋力やバランス感覚を鍛えられる

素振りは、ゴルフに必要な筋力や柔軟性を鍛える効果があります。

ゴルフのスイングでは、体幹や下半身の筋力、そして肩周りの柔軟性が重要な要素です。

素振りを行うことで、これらの必要な筋力とバランス感覚を効率的に養えます

素振りの際に、重めの素振り棒やバットを使うなどの工夫を行い負荷をかけることで、より高い筋肉強化が期待でき、安定したスイングを支えるバランス感覚も向上します。

癖を改善できる

素振りは、自分のスイングを客観的に見直し、改善する絶好の機会となります。

スライスや体重移動のミスなど、ミスショットの多くはスイングの間違った癖が原因です。

実際のショットではボールを打つことに意識が集中してしまい、体の動きの細かい部分まで注意を払うことは難しいでしょう。

しかし、素振り中に動画を撮影し自分のスイングを客観的に分析することで、癖を見つけて修正できます。

また、正しいスイングの感覚を養うために、プロのスイング動画と比較するのも効果的です。

動画撮影を用いた練習方法の詳細は、以下の記事をご参照ください。
>>ゴルフは独学でどこまで上達できる?初心者でもできる効果的な練習法とコツを紹介

【目的別】ゴルフの素振り練習の方法

素振りの練習方法は、目的によって大きく2つのアプローチに分けられます。

正しい素振りを継続することで、確実にスコアアップへとつながります。

それぞれの目的に応じた効果的な練習方法を以下で詳しく解説しているので、具体的な練習方法を見ていきましょう。

型づくりの素振り

正しいスイングを身につけるために、以下の2つの練習方法が効果的です。

型づくりの素振り練習

これらの練習では、スイングの各段階での体の使い方を丁寧に確認できます。

練習方法①:10カウントドリル

スイング全体の重要な部分を10箇所に分解し、それぞれのポジションで正しい姿勢ができているかを確認しながら練習を行います。

【確認する10のポイント】

  • アドレス:前後左右のボール位置、前傾姿勢が正しくとれているか確認
  • ビジネスゾーン(バックスイング):三角形キープとフェースの向きを確認
  • ハーフスイング(バックスイング):両腕が曲がっていないかと軸ブレの有無を確認
  • トップ:足裏の重心位置と軸ブレの有無を確認
  • ハーフスイング(ダウンスイング)
  • ビジネスゾーン(ダウンスイング)
  • インパクト:フェースの向きや手元の位置を確認
  • ビジネスゾーン(フォロースルー)
  • ハーフスイング(フォロースルー)
  • フィニッシュ:左足に重心が移っているか、体がターゲット方向に向いているか確認

※リンクをタップで、それぞれのポジションの詳しい解説記事に移ります。

練習方法②:スロースイング

1回のスイングを30秒かけてゆっくりと行う練習方法です。

以下のポイントを意識してスロースイングを行いましょう。

  • 上記10箇所の確認ポイントを意識する
  • 体の軸がブレないように注意する
  • フェースの向きの変化を確認する

スロースイングは、動作の確認だけでなく、体幹の安定や筋力の向上の効果にも期待できます。

スピード重視の素振り

スピード重視の素振りは、クラブのヘッドスピードを高め、飛距離アップを目指す練習法です。

効果的な練習には、重いクラブと軽いクラブを使い分けることがポイント。

軽いクラブを使った練習を取り入れることで素早く振る感覚を養える一方、重いクラブでは体幹の強化や遠心力の感覚を養えます。

以下の方法で素振りを行いましょう。

軽いクラブを使った練習

  • 普段使っているクラブのネック部分を持つ
  • いつもより速いテンポで振り、空気を切る「シュッ」という音を確認する
  • 音がスイング軌道の正しいポイントで発生するように調整する

⇒クラブのネック部分を持つことで、グリップ部分を持った時よりも軽い感覚で素振りができる。

重いクラブを使った練習

  • 重めの素振り用バット(またはウェッジ2本)を用意する
  • 連続素振りをして、体全体を使う感覚を意識する
  • 通常のクラブに戻して素振りを行う

⇒重いクラブで筋力を鍛えることで、体力や体幹の強化・遠心力の感覚を養うことができ、実際のクラブに戻したときに速いスイングがしやすくなる

スピードを意識した連続素振りでは、スイングの型を意識しすぎずスピード重視で振り続けるのがおすすめです。

速いスピードで振るイメージがついたら、通常の素振りでよりスピードを速めても型を崩さずにスイングができるかを確かめると良いでしょう。

このようにスピードと型それぞれを意識した素振りを交互に行うことで、飛距離UPとスイングの安定性向上の両方を実現できるようになります。

ラウンド時の素振りで意識するべきこと

ラウンド中の素振りは、各ショットの準備運動として重要な役割を果たします。

実戦的なショットを成功させるためには、本番前の1〜2回の素振りで体の感覚を整えるのが効果的です。

特に以下の2つのポイントを意識して素振りを行うことで、ミスショットを防ぎ、安定したプレーにつなげられます。

①スイングのテンポを確認する

  • バックスイングとダウンスイングの速度バランスの確認
  • 全体的なリズムの確認
  • 力みすぎていないかの確認

②ブラッシングの感覚を確かめる

  • クラブヘッドが地面をかすめる感覚の確認
  • 打点の高さの確認

ショット前のブラッシングの感覚は、ダフリやトップといった致命的なミスを防ぐために重要な要素となります。

上級者はブラッシングの動作を通して芝生の抵抗も確認しておくことで、適切なクラブや打ち方の選択に役立たせています

ラウンド時の素振りは、プレーファストの観点で必要以上に時間をかけない程度に行いましょう。

素振りのコツ|下手になるのを避けるためには?

素振りは、正しい方法で行わないとかえってスイングを崩してしまう可能性があります。

効果的な素振りを行うには、以下2つを意識することが重要です。

それでは、これらの注意点について詳しく見ていきましょう。

目的を意識した素振りを行う

素振りは、必ず何らかの目的を持って行うことが重要です。

目的によって素振りの方法は大きく異なり、それぞれに適切なアプローチが存在します。

体幹強化が目的の場合

  • 速いスイングスピードを意識
  • 重いクラブでの練習を中心に行う
  • 体の回転を意識した振り方を意識

型作りが目的の場合

  • 正しい軌道の確認を重視
  • スロースイングでの練習
  • 各段階での正しいポジションの確認

特に型作りを目的とした素振りで力任せに振ることは、正しいフォームの習得を妨げる要因となるため、注意しましょう。

自分のスイングを客観的に確認する

素振りでは、自分のスイングを客観的に確認することも重要です。

スマートフォンの動画撮影やゴルフシミュレーターの映像を活用することで、自分では気づきにくい以下のような改善点を発見できます。

  • スイング軌道のズレ
  • 体の軸のブレ
  • トップの位置
  • フォロースルーの形

自分の感覚と実際の動きには、ズレが生じていることが多いです。

そのため、定期的に動画撮影などで客観的な確認を行うことで、より効果的な練習につながるでしょう。

ゴルフの素振りにおすすめの練習アイテム・グッズを紹介

効果的な素振りのために、目的に応じた適切なアイテムを選ぶことも欠かせません

それぞれのアイテムには特徴があり、用途に合わせて使い分けることで、より効率的な練習が可能になります。

ここでは、素振りに役立つ4つのアイテムについて詳しく解説していきます。

おすすめのアイテム目的・環境
素振り棒基礎作りと体幹強化
バット筋力アップとスピード感覚
タオル手軽な自宅練習
ゴルフ用マット打点感覚の向上

素振り棒

素振り棒
出典:Amazon

素振り棒は、スイングの基礎作りと体幹強化を主な目的に使用する練習用具です。

【素振り棒の特徴】

  • 重量:通常のクラブの1.5〜2倍
  • 長さ:標準的なドライバーと同程度
  • 素材:スチールやカーボン製が一般的

一般的なゴルフクラブより重めに設計されており、継続的な練習によって効果的に体幹を鍛えられます。

長さはドライバーと同じくらいのため、実践的なスイングをイメージしやすいでしょう。

バット

AZASバット
チキンゴルフでも使用する「AZASバット」

ゴルフ用バットは軽いものから重いものまで存在し、重さの異なる複数のタイプを使い分けることで、効果的な筋力トレーニングが可能です。

【重さ別の効果】

  • 軽いバット:スピード感覚の習得
  • 中重量バット:基本的な筋力強化
  • 重いバット:パワー強化

特に重いバットでの練習後に通常のクラブに戻すと、クラブが軽く感じられ、自然とヘッドスピードがアップします。

そのため、ヘッドスピードに課題を感じている方や筋力アップを目指したい方におすすめのアイテムです。

タオル

タオルを使った素振りは、場所を選ばず手軽に行える効果的な練習方法です。

タオルの軽さと柔軟性を活かして、正しいスイング軌道の習得や体幹の強化が目指せます。

特別な道具が必要なく、自宅やオフィスなど場所を選ばずに利用できるため、初心者から上級者まで幅広いプレイヤーにおすすめのアイテムといえます。

ゴルフ用マット

ゴルフ用マット
出典:Amazon

ゴルフ用マットは、実践的な打点感覚を養うのに最適なアイテムです。

特にライン付きのマットでは、ラインに沿って素振りを行うことで、スイング軌道の確認もできます。

マット上での素振りは、実際のコースでのショットに近いブラッシングの感覚を得られるため、ラウンド前の調整練習としても効果的でしょう。

正しいフォームで素振りをしてスコアアップにつなげよう!

素振り練習は正しいフォームで継続的に行うことで、スコアアップにつながります

ここで、効果的な素振りのポイントを整理してみましょう。

【素振りの重要ポイント】

  • 明確な目的を持って練習する
  • 正しい基本フォームを意識する
  • 適切な練習器具を活用する
  • 客観的にスイングチェックを行う

毎日短時間でも素振りを続けることで、体が自然とスイング動作を覚え、ラウンドでしっかりと活かせるようになるでしょう。

スイングの基礎を正しく学んで、より効果的に楽しくスコアアップを目指したい方は、知識豊富なインストラクターの指導を受けるのがおすすめです。

チキンゴルフでは、個人のペースに合わせた指導で楽しみながら確実にスコアアップを目指せます。

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