ゴルフの手打ちの直し方!スイングが乱れる原因や練習ドリルを解説

ゴルフの手打ちの直し方!スイングが乱れる原因や練習ドリルを解説

手打ちとは、体の動きと腕が同調していない状態であり、ショットの方向性が安定せず飛距離も出にくいなどのデメリットがあります。

本記事では、手打ちの特徴や診断方法、手打ちを直すための練習方法について解説します。

自身のスイングが手打ちかどうか気になっている人は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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目次

ゴルフの手打ちとは?特徴や誤解されやすいことを解説

ここでは、手打ちの特徴やよくある誤解について解説します。

手打ちの特徴を理解することは、スイング改善の第一歩です。正しいスイングを身につければ、スコアアップやケガの予防が期待でき、ゴルフをより楽しむことができます。

実写画像でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ゴルフの手打ちの特徴

手打ちとは、スイング動作において体の動きに対して手や腕の動きが過剰になってしまっている状態です。

たとえば体の動きと腕の動きの合計を100%とした場合、理想的なスイングは体の動きと腕の動きが50%ずつと同じ割合でスイングできています。

同じ割合でダウンスイングできている状態

一方で手打ちの場合は、体の動きが30%・腕の動きが70%と体と腕の動きに差があり、手や腕に頼ったスイングになりがちです。

体と腕の動きが同調できていない状態

手打ちになると体と腕の動きを同調させることが難しくなり、スイング全体が不安定になるため、トップやダフリなどのミスショットが増えます。

また、手や肩の負担が大きくなるため、ゴルフ肘や肩の痛みを引き起こすこともあります。

ゴルフの手打ちで誤解されやすいこと

一般的に手打ちは体全体の動きと腕の動きがうまく連携されず、スイングのバランスが崩れるため良くないとされています。

手打ちのデメリットは以下のとおりです。

  • ショットが安定しない
  • 飛距離が出にくい
  • ミスショットが増える
  • 肘や肩への負担が大きい
  • スイングの再現性が低い

しかし、「スイング動作の中で手の動きをまったく使ってはいけない」わけではありません

なぜなら、手首や腕の動きはヘッドスピードを加速させ、スイング全体のパフォーマンスを向上させるために必要な動作であるためです。

ゴルフスイングで使われる手首や腕の動きは、下記の3種類です。

名称説明
ローリングクラブフェースの開閉とクラブ軌道をコントロールする。
ヒンジングクラブフェースの開閉をコントロールする。
コッキングトップ時にパワーを蓄える。

ローリング

腕の内旋・外旋の動きで、フェース面やクラブ軌道に影響を与える動作です。

ブックドリル手順②
ブックドリル手順③

コッキングとヒンジング

手首を動かして、フェースの開閉や力の入れ方に影響を与える動作です。

コッキングとヒンジングとは?

手首や腕の動きはスイング全体の精度とパワーを向上させる重要な要素です。

体の動きに対してこれらの動きが過剰になっていないかのバランスを意識することで、より安定したショットと飛距離を実現できます。

ゴルフの手打ちとボディターンの違い

手打ちに対立する言葉として「ボディターン」があります。

ボディターンとは体の回転を主導に行うスイングのことであり、腕と体が同調するためショットの力強さや飛距離・安定性の向上に繋がります。

下半身から体幹、腕へとスムーズに力が伝わるためスイング軌道が安定し、ショットの方向性も向上するでしょう。

スムーズなスイングで安定したショットを打つためには、手打ちとボディターンのバランスを保つことが重要です。

それぞれの特徴を理解して、適切に使い分けることでゴルフのパフォーマンスを最大限に高められます。

ゴルフの手打ちの診断方法

自身のスイングが手打ちかどうかを確認するには、下記の3つの方法で診断できます。一つでもできない場合は手打ちになっている可能性が高いので注意しましょう。

手打ちの診断方法

1つ目の診断方法は、トップで左肩が顎の下に位置しているかを確認することです。

手打ちの場合はバックスイングで体がしっかり回っていないため、トップの位置で左肩が顎の下にきません。このような状態は体全体を使ったスイングができていない証拠です。

2つ目の診断方法は、ゆっくりスイングしてボールを打てるかを試すことです。

手打ちでは「腕のスピード=スイングスピード」になるため、インパクト付近でクラブのスピードを調整することができません。そのため、ゆっくりしたスイングで安定してボールを打てない場合は手打ちの可能性が高いといえます。

3つ目の診断方法は、左足立ちでスイングできるかを確認することです。

手打ちの場合は上半身が前に流れてしまうことが多く、フィニッシュでバランスを取るのが難しくなります。

これらの診断方法を試すことで、自身のスイングが手打ちになっていないかを見極めることができます。もし手打ちの傾向がある場合は、体全体を使ったスイングを意識することで、ショットの安定性や飛距離を向上させることができるでしょう。

ゴルフのスイングが手打ちになる原因

ここでは、スイングが手打ちになる原因を3つ解説します。

ゴルフ初心者は意図せずに手打ちになっている人が多いため、スイングが手打ちになる原因を理解して正しいスイングを身につけましょう。

実写画像でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

三角形キープが崩れている

スイングが手打ちになる原因の1つ目は、両腕と両肩の間にできる三角形が崩れていることです。

OK例

NG例

日常生活の中で手や腕の動きと体を同調させて動かす場面は少なく、ほとんどの場合は腕だけを動かして物を扱うことが多いです。

そのため、ゴルフスイングでも自然な動きとして手打ちになってしまいます。

たとえば机の上にあるペンを取るとき、ほとんどの人は腕だけを動かしてペンを取ります。同様にゴルフクラブも比較的軽いため、体を使わずに手や腕だけで動かしてしまうことが起きやすいのです。

手打ちを改善するためには、クラブが腰から下の範囲にある場合は、両腕を伸ばして体を同調させる意識でスイングしましょう。

適切な体重移動ができていない

スイングが手打ちになる原因の2つ目は、適切な体重移動ができていないことです。

適切な体重移動ができていないとスイング中に体の動きが使われず、手や腕だけに頼る手打ちになってしまいます。

正しい体重移動の流れは、トップで右足踵と左足つま先に乗った体重をダウンスイングで右足つま先と左足踵に移し、フィニッシュでは体重が左足のみにかかっている状態です。

手打ちを防ぎ、力強いスイングを実現するためには、体重移動を意識した練習を行うことが重要です。正しい体重移動を身につけることで、飛距離アップやショットの安定性が向上します。

ゴルフの正しい体重移動については下記で解説しています。
ゴルフの体重移動を身にけるための練習方法を解説!動作のコツも紹介

ボールを意識しすぎている

スイングが手打ちになる原因の3つ目は、ボールを意識しすぎていることです。

ボールに上手く当てようとする意識が強すぎると体全体の動きが阻害され、手や腕で調整してしまうためです。

その結果スイングが手打ちになり、ショットの安定性や飛距離が出にくくなります。

三角形キープや正しい体重移動、捻転動作を意識すれば自然と正しい位置にボールが当たるスイングが可能です。

ボールに当てようとする意識を減らし、体全体を使ったスイングに集中することで手打ちを解消できるでしょう。

ゴルフの手打ちを直す練習ドリル

手打ちを直すためには、手や腕だけでなく体全体を使ったスイングを身につける必要があります。

手打ちを直す練習ドリルは以下の2つです。

上記の練習ドリルを実践することで、体と腕を同調させてスイングする感覚を掴みやすくなります。

それぞれ動画を使ってわかりやすく解説しているので、普段の練習の参考にしてみてください。

メディシンボールを投げる練習ドリル

手打ちを直すためには、メディシンボールを投げる練習ドリルがおすすめです。

重量のあるメディシンボールをスイングと同じ動作で投げることで、手や腕だけでなく体全体を使った動きを覚えることができます。

具体的には、アドレス時にクラブを持つのと同じ姿勢でメディシンボールを持ってバックスイング動作を行い、ダウンスイングで体全体を使ってボールを目標方向に投げます。

正しい前傾姿勢がとれていれば、腕を曲げた状態で重量のあるボールを投げるのは困難なので、自然と体を同調させたスイングにすることができるでしょう。

練習を行う際は、必ず広いスペースのある環境や許可を受けた場所で行ってください。

クラブを2本重ねて素振りする練習ドリル

クラブを2本重ねて素振りする練習ドリルも効果的です。

ウェッジのような重めのクラブを2本重ねて連続素振りを行うことで、体全体を使わなければスムーズにスイングができなくなります。その結果、体全体を使ってスイングする感覚を身につけられるのです。

また、この練習で適切な体重移動をさせる感覚も身につきます。

以下写真のように、それぞれのウェッジを互い違いに持つと握りやすいです。

クラブを2本重ねて素振りする練習

ゴルフの手打ちを効率的に矯正したいならチキンゴルフへ

この記事では、手打ちの直し方やスイングが乱れる原因、手打ちの診断方法について解説しました。

ゴルフ初心者やスコアが伸びない人は、気づかないうちに手打ちになっている人が多いです。

手打ちになると体と腕が同調せずに動いてしまうため、以下のようなデメリットが生じます。

  • ショットが安定しない
  • 飛距離が出にくい
  • ミスショットが増える
  • 肘や肩への負担が大きい
  • スイングの再現性が低い

このような状態が続くと、ゴルフが思うように楽しめなくなってしまうかもしれません。

手打ちを矯正するには、腕と体を同調させた動きや捻転動作など、ゴルフ特有の動きを身につける必要があります。

ゴルフ初心者が一人でこれらを身につけるのは難しいため、なかなか直らない時はプロに助けを借りるのがおすすめです!

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