ゴルフのグリーンの速さ(スティンプ)について解説!芝生の種類や傾斜の読み方も紹介

ゴルフのグリーンの速さ(スティンプ)について解説!芝生の種類や傾斜の読み方も紹介

ゴルフを上達するための課題として、グリーンの傾斜を読むことをあげる方も多いのではないでしょうか。

ゴルフにおいてグリーンの速さ(スティンプ)は非常に重要ですが、始めたばかりの方には難易度が高めです。

そこで本記事では、グリーンの速さの目安や傾斜を読む方法をまとめました。

グリーンを理解できればパッティングが安定し、全体のスコアアップにもつながるでしょう。

パッティングの打数を減らしたい方は、ライバルと差をつけることができるチャンスです。

芝生の種類ごとに意識すべきポイントもまとめているため、ゴルフを上達させたい方はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

目次

ゴルフのグリーンの速さとはボールの転がりやすさのこと

ゴルフのグリーンの速さとは、別名「スティンプ」や「グリーンスピード」とも呼ばれ、グリーン上のボールの転がりやすさをフィート単位で表した指標になります。

グリーンの速さは専用の計測器「スティンプメーター」で測定され、フィート数が大きいほどボールが転がりやすいです。

グリーンの速さの計測方法
グリーンの速さの計測方法
  1. スティンプメーターをグリーンのできるだけ平らな場所に置き、その上にボールをセットする
  2. スティンプメーターを一定の角度に傾けボールを転がす
  3. ボールを転がった距離がグリーンの速さとなる

またボールの転がりやすさは、コンパクション※1・刈高※2によっても影響します。
※1コンパクションとは土壌の硬さを数値化したもの。※2刈高とは芝生の長さのこと。

スコアアップするには、グリーンの速さ(スティンプ)・コンパクション・刈高から芝生のコンディションを把握することが重要です。

「9フィートの時はこれくらいの強さで打とう」のような、パッティングの感覚を自分の中で持っておきましょう。

グリーンの速さの目安は何フィート?

以下では、アマチュアとプロがそれぞれラウンドするコースのグリーンの速さ(スティンプ)の目安をまとめました。

※タップで詳細にスクロール

グリーンの速さの目安を知っておけばパッティングを安定させやすいので、スコアアップを目指したい方はぜひ確認してください。

アマチュア

アマチュアがラウンドするコースのスティンプの目安は、一般的に8~9フィートです。

8フィート未満は遅く、9フィートよりも数値が大きければ速いグリーンと言われています。

この基準を目安にすることで、「今日はグリーンが遅いから強めに打った方が良さそうだな」と仮説を立ててパッティングができるでしょう。

以下の画像のように、ゴルフ場ではグリーンの速さが公開されています。

グリーンの速さは確認できる

パッティングの精度を上げるために、事前にグリーンの速さを確認してからラウンドをするのがおすすめです。

スタート前に時間があれば、パター練習場で実際にパターを打って、グリーンの速さの実感値を得ることも重要です。

いろいろなグリーンを経験することで、グリーンの速さに応じた自分の中での力加減が分かってくるでしょう。

プロ

プロがラウンドするコースのスティンプの目安は、男子プロが12~13フィート・女子プロが11~12フィートです。

実際に男女プロの大会のスティンプ情報を以下にまとめました。

スティンプメーターで12.5フィート、コンパクション24

引用:日本ゴルフツアー機構

(前略)スピードも13フィートも出てて

引用:日本ゴルフツアー機構

上記の情報からも分かるように、プロはより難易度が高く速いグリーンでプレーしています。

プロのラウンドを見る機会があれば、グリーンの速さや攻略方法にも注目してみてください。

芝生の種類がグリーンの速さに影響する

芝生の種類と特徴を把握することで、よりグリーンの傾向を掴みやすくなります。

ゴルフ場で使用される主な芝生を以下にまとめました。

※タップで詳細にスクロール

芝生の種類によってパッティングの際に意識するポイントが変わるため、特徴を踏まえてグリーンを攻略しましょう。

ベント芝

ベント芝は西洋芝の一種で、寒さに強く冬でも美しい緑色を保てるのが特徴です。

芝目が弱くボールの転がりやすさに影響を与えにくいので、傾斜だけを意識したパッティングがしやすいです。
※芝目とは芝生の方向のことを指し、パッティングに影響を及ぼす。

ただボールのスピードが出やすく、高速グリーンになりやすい点は注意しておきましょう。

ベント芝を使用しているゴルフ場でパッティングをする時は、傾斜を読みながら強く打ちすぎないことがポイントです。

高麗芝

高麗芝は日本芝の一種で、踏まれても損傷しにくい耐久性と、暑さに強く寒さに弱い特徴があります。

少ない水やりで済む点や病害虫にも強い点から、メンテナンスの手間が少ないのがメリットです。

また芝生の耐久性が高いため、芝目の影響が出やすくボールが転がりにくい特徴があります。

順目と逆目をしっかりと判断し、「逆目であれば少し強めに打つ」といった判断が必要になります。
※順目とは芝の葉がボールの進行方向に沿う状態で、逆目はボールの進行方向に逆らう状態。

傾斜に加えて芝目の影響や刈高を考慮する必要があるので、比較的パッティングの難易度は高いでしょう。

バミューダ芝

バミューダ芝は暑さに強く耐久性が高い特徴があり、主に沖縄地方で使用されています。

冬になると枯れて茶色になりやすいため、沖縄地方以外では広く使用されていません。

葉が硬いので芝目がボールの転がりに影響を与えやすく、刈高によってもグリーンの速さが変わりやすいです。

高麗芝と同様に芝目が順目であるか・逆目であるかを踏まえたうえでのパッティングが求められます。

バミューダ芝でプレーする機会があれば、芝目の影響を考慮したパッティングを心がけましょう。

ティフトン芝

ティフトン芝は耐久性が高く、夏場でも緑色を保てる生育の早い芝生です。

公園やサッカー場にも使用されており、頻繁なメンテナンスやプレーに耐えられる強さがあります。

ティフトン芝は芝目の影響が出やすいので、順目・逆目を読むパッティングが必要です。

グリーンの色によって芝目を見分ける方法があり、順目は白っぽく見えて逆目は黒っぽく見えます。

ティフトン芝でプレーする時は、芝目を読んで打ち方を調整をしてください。

ゴルフでグリーンの傾斜を読む方法

ゴルフでグリーンの傾斜を読むためには、以下の方法があります。

  • 足裏で傾斜を確認する
  • 遠くからグリーン全体の傾斜を確認する
  • 低い位置からグリーンを見る
  • ピンを挟んで反対側からボールを見る

同じ速さのグリーンでも傾斜によってボールの曲がり方や速度は変わるため、傾斜を読むことがパッティングの安定に重要です。

足裏で傾斜を感じ取ったり、遠くや低い位置からグリーンを見たりすることで、グリーンの傾斜が読みやすくなります。

傾斜の読み方は経験を積むことで上達するため、数多くのパットを打ってグリーン攻略を目指してみましょう。

傾斜を読むポイントについては以下でも詳しく解説しています。
平均パット数やパット数を減らすコツについてはこちら

グリーンが遅くなるエアレーションとは

グリーンが遅くなるエアレーションとは

エアレーションとはグリーンに穴を開け、芝の根に空気を送り込むメンテナンス作業です。

グリーンの表面に1cmほどの穴が開けられており、ボールが転がりにくくなるため、エアレーション処置が施されたグリーンは遅くなります。

ボールが穴に引っかかったり思わぬ方向に曲がることもあるので、パッティングの難易度は高くなるでしょう。

ただしエアレーションは、芝生のコンディションを整えるために必要不可欠な作業です。

一般的に春先や秋口に行われることが多いですが、気になる場合は事前にゴルフ場のホームページを確認してみてください。

ゴルフではグリーンの速さ・傾斜を読むのがスコアアップのコツ

本記事ではゴルフのグリーンの速さや傾斜の読み方について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

ゴルフでスコアアップするには、グリーンの速さ・芝生・傾斜を考慮したうえでのパッティングが必要です。

本記事で紹介した内容を参考にパッティングを安定させて、ゴルフのスコアアップを追求してください。

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