ラウンド中、「ここは7番? それとも8番?」と番手選びに迷った経験は、多くのゴルファーに共通する悩みではないでしょうか。
残り距離を確認したはずなのに、風・高低差・ライの状況まで考え始めると判断が揺れ、結局は「なんとなく」で選んだクラブでショートやオーバーを繰り返すうちに、番手選びそのものに自信を持てなくなっているゴルファーも少なくありません。
パーソナルゴルフレッスン「Chicken Golf(チキンゴルフ)」を展開する株式会社クリア(本社:東京都渋谷区 代表取締役:市川 智久)は、運営メディア「ゴルフの学び舎」にて、20代以上のゴルファー241名を対象に「ラウンド中の番手・クラブ選びに関するアンケート調査」を実施しました。
調査の結果、約9割が「番手選びで迷った経験がある」と回答し、番手選びのミスで最も多かったのは「ショートする」で、飛距離不足による失敗がオーバーを大きく上回る実態が明らかになりました。さらに、約4割がクラブのキャリーを把握していないことも判明し、「残り距離だけを見て番手を選んでいる」状態がミスの温床となっている構図が見えてきます。
本記事では、調査結果をもとに、番手選びで迷う場面、ミスの傾向、そして判断基準のズレまでを分析します。
「なぜいつも同じような距離のミスを繰り返してしまうのか」を客観的に振り返るヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。
コースマネジメントの考え方は、下記のコラムでも詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
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調査概要
本調査は、20代以上のゴルファー241名を対象に、インターネットアンケート形式で実施しました。

約9割がラウンド中に「番手選びで迷う」と回答
ラウンド中に「どの番手・クラブを使うか」で迷うことがあるかを尋ねたところ、「ほぼ毎ラウンド迷う」「迷うことが多い」「ときどき迷う」を合わせた約9割(88.8%)が番手選びで迷った経験があると回答しました。

「ほとんど迷わない」は10.8%、「まったく迷わない」はわずか0.4%にとどまっており、番手選びで迷った経験そのものは、ゴルフ歴やスコアにかかわらず、ほぼすべてのゴルファーに共通していることがわかります。
ほぼ毎ラウンド迷うゴルファーも約1割
回答の内訳を見ると、「ほぼ毎ラウンド迷う」が10.0%、「迷うことが多い」が35.3%と、ラウンドのたびに番手選びに悩まされているゴルファーが合計で約45%にのぼります。最も多かったのは「ときどき迷う」の43.6%で、普段は迷わなくても特定の場面で判断が揺れるゴルファーが多い実態が読み取れます。
実際に、自由回答でも番手選びに迷う具体的な場面についての声が寄せられています。

グリーン手前で7番アイアンを使うか9番アイアンを使うかでいつも迷う。結果的にグリーンを大幅にオーバーしてトリプルボギーになることが多い。

経験が浅く番手選びは特に残りの距離が微妙な時大きい番手を選んでオーバーしたり、その逆の小さい番手で届かなかったりする。届かせたいという気持ちに焦らないように心がけている。

バンカーがあってバンカーに入れないように意識すると、選んだクラブでの距離のイメージより飛距離が足りなくなってしまう
共通しているのは、番手選びに迷った結果、オーバーかショートのどちらかに振れてしまうという点です。「2つの番手の間で判断が定まらない」ことが、ミスの起点になっている構図が見て取れます。
スコアが高い層ほど「毎ラウンド迷う」割合が高い
番手選びの迷いとスコア帯をクロス集計したところ、スコア120以上の層で「ほぼ毎ラウンド迷う」の割合が顕著に高まる傾向が確認されました。
| スコア帯 | ほぼ毎ラウンド迷う+迷うことが多い | ほぼ毎ラウンド迷う |
|---|---|---|
| 130以上(n=24) | 66.7% | 29.2% |
| 120〜129(n=28) | 53.6% | 14.3% |
| 110〜119(n=52) | 53.9% | 5.8% |
| 100〜109(n=66) | 36.4% | 6.1% |
| 90〜99(n=50) | 26.0% | 8.0% |
| 89以下(n=13) | 46.2% | 7.7% |
スコア130以上の層では「ほぼ毎ラウンド迷う」が29.2%と、他のスコア帯を大きく上回っています。「ほぼ毎ラウンド迷う+迷うことが多い」の合算でも66.7%に達しており、3人に2人が番手選びに頻繁に悩まされていることがわかります。
一方、90〜99の層は「ほぼ毎ラウンド+迷うことが多い」の合算が26.0%と最も低く、この層では番手選びの判断が比較的安定している傾向が見て取れます。
この結果から、番手選びの「迷い」はスコアの伸び悩みと密接に関連しており、番手に迷う場面を減らすこと自体がスコアアップにつながる可能性を示唆しているといえるでしょう。
迷う場面と最も多い「番手ミス」の実態
最も迷う場面は「2つの番手の中間距離」
番手選びで迷う場面を複数回答で尋ねたところ、最多は「残り距離が2つの番手の中間くらいのとき」の58.5%でした。

次いで「打ち上げ・打ち下ろしで距離を調整するとき」と「アゲインスト・フォローなど風が強いとき」がともに44.0%で並んでおり、上位3項目がいずれも「距離の判断が揺れる場面」に集中しています。「ラフに沈んでいるとき」29.5%や「傾斜から打つとき」23.7%といったライに関する場面よりも、「この距離なら何番で打つべきか」という距離起点の迷いが圧倒的に多いことが確認できます。
つまり、番手選びの迷いの大半は「残り距離に対して正確な番手を1つに絞り切れない」ことから生じているといえます。
ミスの最多は「飛距離が足りずショート」の約4割、オーバーと合わせ約7割が「距離が合わないミス」
番手選びを間違えたことで最も多いと感じるミスを尋ねたところ、最多は「飛距離が足りず、グリーンや目標地点より手前にショートする」の44.0%でした。

2位は「飛びすぎて、グリーンや目標地点をオーバーする」の26.1%で、この「ショート」と「オーバー」を合わせると約7割(70.1%)のゴルファーが「距離が合わないミス」を最大の失敗として挙げている結果となりました。
3位には「無理なクラブを選び、ダフリ・トップなどのミスショットになる」が11.2%で入っていますが、上位2つの「距離のミス」とは大きな差があることから、番手選びのミスは技術的なミスショットよりも、「距離の読み違い」として表れるケースが圧倒的に多いことが、このデータから読み取れます。
実際に、自由回答でも距離のミスに関する声が複数寄せられています。

残り距離がちょうど2つの番手のあいだになってしまい、しっかり振れば届くかと小さい番手で無理に打ったら手前のバンカーに入れて大叩きしてしまったことがあります。それ以来、少しでも迷ったときは思い切って1つ大きい番手を持ち、力まずにゆったり振るように心がけています。

170ヤードのpar3で7番と5番アイアンで悩んだ結果、5番が得意なので5番を選んだ結果ナイスショットでグリーンオーバーでメンタルをやられて8打叩いたことがある。

ミスをしてショートするのは自分のスイングの結果だが、クラブ選択の間違いでオーバーするのがとても悔しい。どのホールでもオーバーするとリカバリーが難しいのでスコアを崩してしまう。オーバーよりはショートを選ぶようにしています。
前章で見た「2つの番手の中間距離で迷う」という場面と、本章の「ショートが最多ミス」という結果を重ねると、自分のクラブのキャリーを把握しているかどうかがミスの分かれ目になっている可能性が見えてきます。
番手を選ぶ基準は「残り距離」が最多、しかし全番手のキャリーを把握している人は2割以下
番手選びで最も重視されているのは「ピンまでの残り距離」
番手・クラブを選ぶ際に最も重視していることを尋ねたところ、「ピンや目標地点までの残り距離」が43.2%で最多となりました。

2位の「そのクラブで普段出るキャリーの距離」は18.3%、「自分がそのクラブを得意としているか」12.4%、「ボールのライ」7.9%と、いずれも2割に届いておらず、ゴルファーの4割以上が「残り距離」を最優先の基準にして番手を決めていることがわかります。
ここで重要なのは、「残り距離」と「キャリーの距離」は似て非なる基準だという点です。残り距離はピンまでの直線距離であり、そこには風・高低差・ランの影響は含まれていません。一方、キャリーはボールが最初に着地するまでの距離であり、バンカーや池を越えられるかどうかの判断に直結します。「残り距離」だけを見て番手を選ぶと、キャリーで届いていないにもかかわらず「距離は合っているはず」と思い込んでしまうリスクがあるのです。
キャリーの意味や飛距離との違いについて詳しく知りたい方は、下記のコラムもあわせてご覧ください。
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「ほぼすべてのクラブでキャリーを把握」しているのはわずか2割
クラブのキャリーをどの程度把握しているかを尋ねたところ、「ほぼすべてのクラブで把握している」と回答したのはわずか17.0%にとどまりました。

最多は「おおよその飛距離は分かるが、キャリーは把握していない」の29.9%で、「ほとんど把握していない」6.6%と合わせると、約4割(36.5%)のゴルファーがキャリーを把握しないまま番手を選んでいる実態が明らかになりました。
「アイアン・ウェッジを中心に把握している」24.1%、「一部のクラブだけ把握している」22.4%を含めても、全番手でキャリーを正確に把握しているゴルファーは少数派であり、大多数が「なんとなくの飛距離」を頼りに番手を選んでいることが読み取れます。
前項で「残り距離」を最も重視するゴルファーが43.2%と最多だったことを踏まえると、「残り距離を見て番手を選んでいるが、その番手でキャリーがどのくらい出るかは把握していない」というギャップが、多くのゴルファーに共通して存在していることが読み取れます。
自由回答でも、距離の判断に苦しむ声が寄せられています。

見た目の距離だけで判断しないようにはしていますが、なかなか難しいです。オーバーよりもショートが多いですね。

残りの距離だけを見て番手を選んでしまい、実際の風や高低差を考慮できず、思ったより飛びすぎたりショートしたことがあります。最近は距離だけで判断せず、風向きやライ、グリーンの状況も確認して、余裕を持った番手選びを意識しています。
2つの声に共通しているのは、「距離を見て番手を選んでいるのにミスが出る」という実感です。「残り距離」は把握しているが、その距離に対して自分のクラブがキャリーでどこまで届くかが定まっていないため、ショートやオーバーという結果になっている構図が見て取れます。
「残り距離」を重視する人ほどショートしやすい
番手選びで最も重視する基準と、最も多いミスの傾向をクロス集計したところ、「残り距離」を重視する層はショート率が52.9%と突出して高い結果が明らかになりました。
| 最も重視する基準 | ショート | オーバー | ダフリ・トップ等 |
|---|---|---|---|
| 残り距離 (n=104) | 52.9% | 22.1% | 12.5% |
| キャリーの距離 (n=44) | 34.1% | 34.1% | 9.1% |
| クラブの得意・不得意 (n=30) | 53.3% | 16.7% | 13.3% |
| ボールのライ (n=19) | 31.6% | 42.1% | 5.3% |
| 池・バンカー・OBの位置 (n=13) | 15.4% | 38.5% | 23.1% |
「残り距離」を重視する層のショート率52.9%は、「キャリーの距離」を重視する層の34.1%と比べて約19ポイントも高くなっています。「残り距離だけを見て番手を選ぶと、飛距離が足りずにショートしやすい」という傾向が、データの上でも裏付けられています。
一方、「キャリーの距離」を重視する層はショート34.1%とオーバー34.1%が同率で、ミスがどちらか一方に偏っていません。キャリーを基準に番手を選ぶことで、「届かない」ミスに偏るリスクが軽減され、距離のミスが均等に分散する傾向が見て取れます。
これらの結果は、番手選びの精度を上げる鍵が「残り距離の確認」だけでなく、「自分のキャリーの把握」にあることを示しているといえるでしょう。
約9割が「番手選びはスコアに影響する」と認識するも、約4割は自信なし
番手選びがスコアに影響すると思うかを尋ねたところ、「非常に大きく影響する」36.1%と「ある程度影響する」51.9%を合わせた約9割(88.0%)が、番手選びとスコアの関連性を認識しています。

一方、番手選びに対する自信を尋ねたところ、「あまり自信がない」34.0%と「まったく自信がない」9.1%を合わせた約4割(43.1%)が番手選びに自信を持てていないことが明らかになりました。「とても自信がある」はわずか2.9%、「ある程度自信がある」を合わせても約22%にとどまり、自信を持って番手を選べているゴルファーは全体の約2割にすぎない結果です。
スコアへの影響度は認識しているものの、前章までで見た「キャリーの未把握」「中間距離での迷い」といった課題が解消されていないために、自信を持てないまま番手を選んでいるゴルファーが多い実態が読み取れます。
番手選びのミスを減らすために行っている取り組み
番手選びのミスを減らすために現在行っていることを複数回答で尋ねたところ、最多は「練習場でクラブごとの飛距離を測っている」の41.9%でした。

次いで「経験者・キャディーなどに相談している」29.9%、「風・高低差・ライによって番手を変えるよう意識している」28.2%、「距離計測器(レーザー・GPS)を使って正確な距離を確認している」27.4%と続いています。
見逃せないのは、「レッスンやスクールでクラブ選択について教わっている」がわずか6.2%にとどまっている点です。最多の「練習場で飛距離を測る」は独力での取り組みであり、2位の「経験者に相談する」も同伴者のアドバイスに頼る形であり、客観的なデータやプロのフィードバックをもとに番手選びを見直しているゴルファーは少数派であることが確認できます。
さらに、「特に何もしていない」も13.7%と、約7人に1人がスコアに影響すると認識しながら具体的な対策を講じていない状態です。前章までで見てきた「キャリーの未把握」「残り距離だけで番手を選ぶ傾向」を踏まえると、練習場で飛距離を測るだけでは実際のラウンドでの判断精度は上がりにくく、風や高低差を加味した「実戦的な番手選びの基準」を、客観的なフィードバックをもとに身につけることが近道といえるでしょう。
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「キャリーの把握」と「迷わない基準づくり」が、番手選びの精度を上げる鍵
今回の調査から、番手選びで迷い続けるゴルファーに共通する3つの壁が明らかになりました。
約4割がキャリーを把握しないまま番手を選んでおり、「残り距離」を最も重視する層のショート率は52.9%と突出して高い結果に。一方、「キャリーの距離」を基準にしている層はショートとオーバーが同率で、ミスが一方に偏らない傾向が見られました。
約6割が「2つの番手の中間距離」で迷うと回答し、選択率が最多。迷う場面の上位3項目はすべて「距離の判断が揺れる場面」に集中しており、明確な判断基準を持たないまま感覚で番手を選んでいる実態が浮き彫りになりました。
約9割が「番手選びはスコアに影響する」と認識しながら、自信を持って選べているのは約2割。ミス対策を「特に何もしていない」層が約14%存在し、「レッスンやスクールで教わっている」人はわずか6.2%にとどまっています。
約9割が「番手選びで迷う」と回答しているように、番手選びの迷いはほぼすべてのゴルファーに共通する課題です。大切なのは、自分のクラブのキャリーを正確に把握し、迷いやすい場面での判断基準を持った上で、実戦を想定した練習を重ねることです。
チキンゴルフは、全国に展開するインドアゴルフスクールで、初心者から100切りを目指す中級者まで一人ひとりのレベルや課題に合わせたレッスンを提供しています。
今回の調査で見えた「キャリーの未把握」や「判断基準のなさ」に対しても、シミュレーターを使ったスイング解析やインストラクターによる客観的なフィードバックを通じて、根拠のある番手選びを身につけるサポートを行っています。
■会社概要
会社名:株式会社クリア
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー34階
代表取締役:市川 智久
設立 :2013年10月
HP:https://chicken-golf.com/
Instagram:https://www.instagram.com/chickengolf_official/
事業内容 :パーソナルゴルフレッスン「チキンゴルフ」の運営
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■本アンケートの引用について
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