パターが苦手なゴルファーは7割以上!スコアを崩す人に共通する3つの要因とは

パターが苦手なゴルファーは7割以上!スコアを崩す人に共通する3つの要因とは

パーソナルゴルフレッスン「Chicken Golf(チキンゴルフ)」を展開する株式会社クリア(本社:東京都渋谷区 代表取締役:勝沼潤)は、運営メディア「ゴルフの学び舎」にて、「パッティングに関する実態調査」を実施しました(調査期間:2025年8月)。

「パッティングが苦手でスコアを崩してしまう」
「距離感や方向性が安定しない」

といった悩みは、初心者から上級者まで多くのゴルファーに共通しています。

今回は、全国の男女400人を対象にアンケート調査を行い、パッティングにおける苦手意識や技術的な課題、練習方法やクラブの選び方など、ゴルファーが抱えるリアルな実態を明らかにしました。

調査対象者について
目次

72.8%のゴルファーが「パッティングは苦手」と回答

72.8%のゴルファーが「パッティングは苦手」と回答
  • 苦手:72.8%(291人)
  • どちらともいえない:23.5%(94人)
  • 得意:3.8%(15人)

ゴルファーの約7割にあたる72.8%(291人)が「パッティングは苦手」と回答しており、「得意」と答えた人はわずか3.8%(15人)にとどまりました。

この結果から、パッティングはゴルファーのスキルレベルを問わず共通の悩みであることが分かります。

特に、ドライバーやアイアンに比べて練習環境が限られていることや、数センチの誤差がスコアに直結する繊細さが、苦手意識を強める要因となっているでしょう。

技術面で最多の悩みは「距離感」63.3%、次いで「方向性」50.5%

技術面で最多の悩みは「距離感」63.3%、次いで「方向性」50.5%
  • 距離感(オーバー/ショートが多い):63.3%(253人)
  • 方向性(思ったラインに打ち出せない):50.5%(202人)
  • ストロークの安定性(毎回打ち方が変わってしまう):32.0%(128人)
  • 特に苦手なものはない:1.5%(6人)
  • その他:0.3%(1人)

パッティングにおける技術的な課題として最も多かったのは「距離感」で63.3%(253人)、次いで「方向性」が50.5%(202人)でした。

ベストスコア別にみると、100〜120台の層では「距離感」が113人となっており、初心者にとっては3パットを減らすことが課題であることが示唆されています。

80〜90台の層では「方向性」が46人となっており、ある程度の距離感は身につきつつも、正確にラインへ打ち出す技術が伸び悩みの要因となっているといえるでしょう。

ベストスコア距離感
(オーバー/ショート)
方向性
(思ったラインに打ち出せない)
ストロークの安定性
(毎回打ち方が変わってしまう)
特に苦手はないその他
70台以下14人11人9人1人
80台〜90台60人46人27人2人
100台〜120台113人85人51人2人1人
130台〜140台30人30人17人
150以上20人14人14人
ラウンド未経験16人16人10人1人

一方で、ラウンド未経験層やスコア150以上の層では「距離感」と「方向性」が同程度に挙げられており、基礎的な打ち出しやタッチそのものに課題が集中していることが読み取れます。

この結果から、スコア帯が上がるにつれて悩みの種類が「距離感⇒方向性⇒安定性」と段階的に変化する傾向が浮かび上がりました。

自分がどの段階にいるのかを把握し、その課題に応じた練習を取り入れることが、パター克服とスコアアップへの最短ルートになるでしょう。

1mのパットがプレッシャーの壁に。64.5%が「外すかもしれないと不安になる」と回答

1mのパットがプレッシャーの壁に。64.5%が「外すかもしれないと不安になる」と回答
  • 外すかもしれないと不安になる:64.5%(258人)
  • 周囲の視線が気になる:19.0%(76人)
  • 特に何も考えない:11.0%(44人)
  • 必ず入ると思う:4.3%(17人)
  • その他:1.3%(5人)

1メートル程度のパットを打つとき、最も多かったのは「外すかもしれないと不安になる」で64.5%(258人)でした。

次いで「周囲の視線が気になる」19.0%(76人)、「特に何も考えない」11.0%(44人)と続き、「必ず入ると思う」と回答した人はわずか4.3%(17人)にとどまりました。

特に前述で「パッティングが苦手」と回答した291人のうち、実に193人(66.3%)が1mパットで「外すかもしれないと不安になる」と答えており、苦手意識とプレッシャーの強さが密接に関係していることが分かります。

パッティングは得意ですか?外すかもしれないと不安になる周囲の視線が気になる特に何も考えない(無心)必ず入ると思うその他
苦手だと思う193人53人34人10人1人
どちらともいえない58人18人9人5人4人
得意だと思う7人5人1人2人

つまり、1mパットは多くのゴルファーにとって「入る」という確信を持ちにくい距離であり、技術的な難しさだけでなく精神的な負荷が大きい場面だといえるでしょう。

このような不安を克服するためには、アドレスからストロークまでを一定化するルーティンを習慣にしたり、短い距離のパットを繰り返し練習して成功体験などを積んだりすることが有効です。

平均パット数36超が67.8%と、パターがスコアの足かせに

平均パット数36超が67.8%と、パターがスコアの足かせに
  • 30以下:7.8%(31人)
  • 31〜35:24.5%(98人)
  • 36〜40:45.0%(180人)
  • 41以上:22.8%(91人)

平均パット数では「36〜40」と回答した人が45.0%(180人)と最も多く、続いて「41以上」が22.8%(91人)となりました。

全体の67.8%(271人)が平均36を超えており、平均でも2パット以内に収められない人が多く存在することが示唆されています。

実際、ドライバーやアイアンで安定したショットをしても、グリーン上での取りこぼしが積み重なることで、最終的なスコアに差が生まれてしまいます。

一方で、パターを改善することは他のクラブ以上に効率的なスコアアップの手段だといえるでしょう。

距離感を磨く練習やショートパットの反復、さらに自分に合ったパターを選ぶことで、多くのゴルファーが「36パットの壁」を突破し、スコアメイクを安定させることが期待できます。

ルーティンを毎回徹底する人はわずか5.8%と少数

ルーティンを毎回徹底する人はわずか5.8%と少数
  • あまりしていない:40.8%(163人)
  • できるだけ意識している:36.3%(145人)
  • 全くしていない:17.3%(69人)
  • 毎回必ずしている:5.8%(23人)

パッティング前のルーティンについては「あまりしていない」が40.8%(163人)で最も多く、次いで「できるだけ意識している」が36.3%でした。

「毎回必ずしている」と回答した人はわずか5.8%(23人)にとどまり、ルーティンを徹底しているゴルファーはごく少数派であることが分かります。

また、ルーティンを取り入れていないゴルファーほどパッティングを苦手と感じる割合が高く、苦手意識との関係が強く表れています。

パッティングは得意ですか?あまりしていないできるだけ意識している全くしていない毎回必ずしている
苦手だと思う1241025312
どちらともいえない3835147
得意だと思う1824

この結果から、ルーティンは単なる形式ではなく、心理的安定やストロークの再現性を高める効果があると考えられます。

自分なりのルーティンを確立し、毎回繰り返すことはパッティングに自信を持ち、精度を高めるための大切なポイントになるといえるでしょう。

練習方法は「練習場」36.3%、「パターマット」36.0%が中心。多くは自己流で対応

練習方法は「練習場」36.3%、「パターマット」36.0%が中心。多くは自己流で対応

普段どのようにパター練習をしていますか?(複数回答可)

  • 練習場で練習している:36.3%(145人)
  • 自宅でパターマットを使う:36.0%(144人)
  • ほとんど練習しない:23.5%(94人)
  • ラウンド前だけ打つ:20.3%(81人)
  • レッスンを受けている:3.5%(14人)
  • その他:1.5%(6人)

パターの練習方法については「練習場で練習している」が36.3%(145人)、「自宅でパターマットを使う」が36.0%(144人)とほぼ同率で最多となりました。

いずれも取り組みやすい方法であり、多くのゴルファーが日常的に実践していることがうかがえます。

また「ほとんど練習しない」23.5%(94人)、「ラウンド前だけ打つ」20.3%(81人)と回答している人もいるなど、継続的に練習を行っていない層も一定数存在しています。

全体としては自己流での練習が中心となっており、それが距離感や方向性の不安定さにつながっていると考えられます。

一方で、自分に合った練習法や専門的なレッスンを継続的に取り入れることは、効率的に上達するための有効なアプローチといえるでしょう。

パターの使用期間で最も多いのは「1〜3年未満」で42.3%

パターの使用期間で最も多いのは「1〜3年未満」で42.3%
  • 1年未満:23.5%(94人)
  • 1〜3年未満:42.3%(169人)
  • 3〜5年未満:20.0%(80人)
  • 5年以上:14.3%(57人)

現在使用しているパターの使用期間については、「1〜3年未満」と回答した人が42.3%(169人)最も多く、次いで「1年未満」が23.5%(94人)という結果になりました。

この結果から、多くのゴルファーが数年単位でパターを買い替えていることが分かります。

一方で、「5年以上」同じパターを使っている人も14.3%(57人)おり、こだわって長く使うタイプと早めに買い替えるタイプに分かれる傾向がうかがえます。

パター選びは「知人や家族から譲り受けた」が39.3%と最多

パター選びは「知人や家族から譲り受けた」が39.3%と最多
  • 知人や家族から譲り受けた:39.3%(157人)
  • 店頭や試打で打ってみて良かった:31.8%(127人)
  • デザインが気に入った:23.0%(92人)
  • プロや専門家にフィッティングしてもらった:2.5%(10人)
  • その他:3.5%(14人)

パターを選んだ理由については、「知人や家族から譲り受けた」が39.3%(157人)で最も多く、次いで「店頭や試打で打ってみて良かった」が31.8%(127人)、「デザインが気に入った」が23.0%(92人)と続きました。

一方で「プロや専門家にフィッティングしてもらった」と答えた人はわずか2.5%(10人)にとどまり、専門的なアドバイスを受けてパターを選んでいる層はごく少数派であることが分かります。

また知人や家族から譲り受けたパターを使用している人のうち、123人が「パッティングが苦手」と回答しており、自分の体格やストロークに合わないものが構えたときの違和感やストロークの安定性に影響を及ぼしていると考えられます。

パターを選んだ理由得意だと思う苦手だと思うどちらともいえない
知人や家族から譲り受けた2人123人32人
店頭や試打で打ってみて良かった3人87人37人
デザインが気に入った9人65人18人
プロや専門家にフィッティングしてもらった7人3人
その他1人9人4人

特に距離感や方向性に悩むゴルファーが多いのは、こうした「クラブのミスマッチ」が要因の一つになっている可能性が高いといえます。

フィッティングや試打を通じて最適なパターを見つけることが、パッティングへの自信とスコアアップにつながるといえるでしょう。

パター上達のために実際にゴルファーが工夫・意識していることとは?

パッティングは多くのゴルファーが「苦手」と感じている一方で、克服のためにそれぞれが工夫や意識を持って練習に取り組んでいます。

特に課題として挙がりやすい「距離感」や「方向性」に対しては、日常の練習やラウンド前の準備に工夫を加えることで改善を図ろうとする声が目立ちました。

距離感を養うために、毎回同じリズムとストローク幅を意識して打つようにしています。特にショートパットでは、打ち急がないように深呼吸してから構えるなど、ルーティンを徹底しています。

また、練習では1メートル、2メートル、3メートルと距離を変えて連続で打つことで、感覚を磨くようにしています。さらにカップを狙いすぎず、ストロークの再現性に集中することを意識しています。

距離感を安定させるため、振り幅を意識した素振りを繰り返し行っています。

肩でストロークすること、そしてインパクトで緩まないように、フォローまでしっかり出すことを心がけています。

また、短い距離でもカップを見ずに、ボールがあった場所を見続けるようにしてヘッドアップを防ぐ練習をしています。

距離感を掴むために、打った後に目を閉じて感覚を確認するようにして、打つ前には深呼吸して気持ちを落ち着けるようにしています。

距離感を意識して短距離パットを繰り返し練習しています。
肩の動きを安定させ、手打ちを避けるよう工夫しています。

ラウンド前には練習グリーンで感覚をつかみ、打つ前のルーティンを一定にして不安を減らすことも意識しています。

肩を使った安定したストロークや、ボールの位置を見続けてヘッドアップを防ぐなど、技術面とメンタル面の両方に意識を向ける工夫が多く見られました。

このように距離感を磨く練習やルーティンの徹底は不安を軽減し、自信を持ってパットに臨むための有効な手段となります。

自分に合った方法を見つけ、日々の練習に取り入れることが、パター克服とスコアアップにつながる一歩となるでしょう。

パターの苦手意識を克服するには「メンタル×技術×環境」のバランスがカギ

パターに苦手意識を持つゴルファーは、メンタル・技術・環境といった複数の要因が重なることでパットが入らなくなる悪循環に陥りやすい傾向があります。

この悪循環を断ち切るためには、以下のように「メンタル・技術・環境」の3方向からバランスよく課題に取り組むことが重要です。

  • ルーティン化で不安を和らげる(メンタル)
  • 距離感や方向性を磨く基礎練習(技術)
  • フィッティングや専用練習環境の活用(環境)

特に、1m前後のショートパットはプレッシャーが強く出る距離だからこそ、メンタルと技術の両面を支える環境づくりが欠かせません。

正しいフォームや自分に合ったクラブを知ることは、苦手意識の克服につながります。

一人で改善するのが難しいと感じる場合には、プロのレッスンを受ける、フィッティングを通じて自分に合ったパターを選ぶことも効果的です。

パターの改善はスコアアップに直結するだけでなく、ゴルフをより楽しく、自信を持ってプレーできるきっかけになります。

長年のパターへの悩みを克服するためにも、プロによるレッスンやフィッティングを検討してみてはいかがでしょうか。

■会社概要
会社名:株式会社クリア
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー34階
代表取締役:勝沼 潤
設立 :2013年10月
HP:https://chicken-golf.com/
Instagram:https://www.instagram.com/chickengolf_official/
事業内容 :パーソナルゴルフレッスン「チキンゴルフ」の運営
お客様からのお問い合わせ先
TEL:0120-186-282

■「ゴルフの学び舎」について
「ゴルフの学び舎」は、ゴルフの楽しさを軸にレッスンを提供するチキンゴルフが運営するオウンドメディアです。初心者にもわかりやすく役立つアドバイスや実践的かつ分かりやすいコンテンツをお届けしています。

【ゴルフの学び舎】URL:https://chicken-golf.com/column/

【チキンゴルフ公式】URL:https://chicken-golf.com/

■本アンケートの引用について
本アンケート結果を引用する場合は、必ず「チキンゴルフ」の明記とゴルフの学び舎のURLの記載をお願いします。

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