ゴルフの暫定球とは?ショットがOBの可能性がある際に打ち直すボール
ゴルフにおける暫定球とは、ショットがOBやロストの可能性がある際に、念のため暫定的に打ち直すボールのことです。
暫定球を打ったあとは、1球目の結果によって扱いが変わります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 1球目がOB・ロストだった場合 | 暫定球がインプレーのボールとなり、ペナルティを加えてプレーを続ける |
| 1球目が見つかり、OBでなかった場合 | ・暫定球は放棄(回収)し、1球目をそのままプレー ・暫定球を打ったことによるペナルティはない |
暫定球を打つ目的はスロープレーの防止です。
暫定球を打たずにOBやロストとなった場合、原則としてティーイングエリアなどの元の位置に戻って打ち直す必要があります。
プライベートのラウンドでは「プレーイング4」などを利用して進行することもありますが、プレーファストを意識しながら正しいスコアでプレーするためにも、暫定球のルールは覚えておきましょう。
暫定球のルール・打ち方

正しいルールで暫定球を打つ流れは、以下のとおりです。
ここでは、各工程を詳しく解説します。
1:暫定球を宣言する
1球目がOB・ロストの可能性があり、暫定球を打つ判断をした際は、「暫定球を打ちます」など暫定球を打つ旨を明確に宣言する必要があります。
マナーとして「(メーカー名)の3番から5番」など、メーカーと番号も宣言しておくと、ボールを識別しやすくなります。
暫定球を宣言するタイミングは、以下を意識しましょう。
- ティーショット時:自分が打った直後に宣言し、同伴者全員が打ち終わってから暫定球を打つ
- セカンドショット以降:打った直後で移動する前
「もう1球打ちます」「打ち直します」といった曖昧な表現の場合、暫定球として認められない可能性があるため注意が必要です。
2:暫定球を打つ
暫定球を打つ旨を宣言したら、暫定球を実際に打ちます。
この際、1球目のショットからクラブや番手を変えても問題ありません。
また、暫定球もOBの可能性がある場合、2度目・3度目の暫定球を打つことも可能です。
複数回暫定球を打つ際は、その都度宣言が必要であり、ペナルティもOB・ロストした分だけ加算されます。
3-1:1球目のボールが見つかった場合│無罰でプレーを続行する
1球目の落下地点付近まで移動してボールを探し、見つかったボールがOBでなければ、そのまま1球目でプレーを続けます。
1球目でプレーを続行できることが確定したら、暫定球を放棄・回収します。
この際、1球目が見つかった旨と暫定球を回収する旨を同伴者に伝えると、不要なトラブルを防止できるでしょう。
なお、ボールの捜索時間は最長3分間であり、1球目のボールが木の根元や林の中など打つのが難しい状態でも、1球目でプレーを続ける必要があります。
3-2:1球目のボールが見つからない場合│暫定球でプレーを続行する
ショットの着弾地点付近を捜索しても3分以内に1球目のボールが見つからない場合、またはOBであった場合は暫定球でプレーを続行します。
1球目がOBまたはロストと確定した時点で暫定球がインプレーとなり、1打罰を受けて2球目を打ち直した形でスコアが計算されます。
同伴者には1球目がOBであり、暫定球でプレーを続ける旨を伝えておきましょう。
暫定球の数え方│ティーショットの暫定球なら次は4打目
ティーショットで暫定球を打った場合、セカンド地点から暫定球でプレーを続ける際の次のショットは4打目です。
1球目がOBやロストだった場合、通常のOB処理と同様にペナルティ(1打)を受けたうえで次のショットを打ち直した扱いとなります。
スコアの計算では、以下のように考えることが可能です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 1打目 | OBになった1球目 |
| 2打目(実際には打っていない) | OB・ロストによるペナルティ(1打罰) |
| 3打目 | ティーイングエリアから打った暫定球 |
| 4打目 | セカンド地点から打つ次のショット |
プレー中に打数を忘れそうな方は、インプレーのショット数だけカウントし、ホールアウト後にOB・ロストの回数×2打を加算する方法でも、結果的なスコアは同じになります。
なお、セカンドショットでOBを出して暫定球で続行した場合、サードショット地点でのショットは5打目となります。
ただ基本的には暫定球ではなく、プレーファストの観点でローカルルールの「前進2打罰」を活用するのがおすすめです。
暫定球を打つと捜索時間に加えて追加でショットを打つ時間を要するため、競技では活用できないルールですが、仲間内のゴルフでは積極的に活用しましょう。
暫定球を打つ際の注意点
暫定球を打つ際は、以下の4点に注意しましょう。
ここでは、それぞれの注意点について詳しく解説します。
必ず暫定球を宣言する
暫定球を打つ際は、必ず暫定球を宣言しましょう。
暫定球を宣言しないと1球目を放棄して打ち直しを選択した扱いとなり、仮に1球目が見つかってもペナルティを受けて打ち直しのボールでプレーする必要があります。
また、暫定球の宣言が「打ち直します」など曖昧な場合も、暫定球とは認められない可能性があるため注意しましょう。
暫定球はアンプレヤブルの代用として使えない
暫定球として打ったボールは、アンプレヤブルの代用としては使用できません。
たとえば、1球目が木の根元や茂みの中など打ちにくいライの場合は、アンプレヤブルも検討すべきです。
アンプレヤブルの救済方法のひとつとして、「1打罰を受けたうえで元の位置からショットを打ち直す(ストロークと距離の救済)」がありますが、暫定球としてすでに打っていたボールをそのまま使うことはできません。
アンプレヤブルのストロークと距離の救済を受ける際は、暫定球を回収したうえで改めてショットを打ち直す必要があります。
確実にレッドペナルティエリアに入った場合は暫定球を打てない
1球目が確実にレッドペナルティエリア(赤杭)に入った場合、暫定球は打てません。
この場合、暫定球ではなくレッドペナルティエリアの救済方法からプレーの続け方を選ぶ必要があります。
ただし、レッドペナルティエリアに入ったのが確実ではなく、OBか赤杭か判断できない状況では暫定球を打っても問題ありません。
捜索段階でボールが赤杭内で見つかった場合は、暫定球を放棄したうえでレッドペナルティエリアの措置に従います。
1球目を追い越すまでは暫定球としてプレーを続行できる
1球目の着弾地点を追い越すまでは、暫定球でそのままプレーを続行できます。
たとえば、暫定球でチョロをしても1球目を遠くまで探しに行く必要はなく、そのまま暫定球でプレーを続行します。
暫定球でプレーを進めても、その後に1球目が見つかりOBでなければ、ペナルティを受けずに1球目でプレーを続けることが可能です。
ただし、1球目よりもピンに近いまたは1球目があると推定される位置から暫定球を打ってしまうと、1球目は放棄扱いになるため注意しましょう。
ゴルフの暫定球に関するよくある質問と回答
暫定球に関するよくある質問には、以下のようなものがあります。
ここでは、それぞれの質問に詳しく回答します。
ティーショットの暫定球は何打目?
ティーショットの暫定球は、1球目がOB・ロストしたと仮定して3打目として打ちます。
実際に1球目がOBであり暫定球でプレーを続ける場合、セカンド地点から打つショットは4打目です。
ティーショットがOBだったけど暫定球を打つのを忘れた際の対処法は?
ティーショットがOB・ロストで暫定球を打っていない場合、原則としてティーイングエリアに戻って3打目を打ち直す必要があります。
ただし、プライベートのラウンドではプレーファストの観点から推奨されません。
各ゴルフ場のローカルルールで定められた以下のような方法でプレーを続けるのが一般的です。
- プレーイング4の特設ティーから4打目を打つ
- 白杭を横切った地点に最も近いフェアウェイから4打目を打つ
暫定球を打ったあとに1球目が見つかったらどうなる?
ティーショットで打った暫定球でセカンド地点からプレーを続行したあとに1球目が見つかった場合、1球目は放棄扱いとなります。
仮にボールが見つかってOBでない場合でも、そのまま暫定球でプレーを続ける必要があります。
ただし、チョロをしたなど1球目よりも手前にある暫定球を打った場合は、1球目に切り替えてプレーを続けることが可能です。
暫定球を活用してプレーファストを実現しよう!
暫定球は、ショットがOBやロストの可能性がある際に暫定的に打ち直しを行うこと、またはそのボールのことを指します。
1球目がOBでも打ち直しに戻る必要がなくなり、プレーファストにつながります。
プライベートのラウンドでは細かな手順まで意識する機会は少ないかもしれませんが、暫定球を打つことを明確に宣言し、正しい手順でプレーすることが大切です。
ルールを理解しておけば、いざという場面でも慌てずに対応できるでしょう。
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チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
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