オノフアイアン青(RB-247M)は2024年に登場し、オノフの人気2モデル「赤(AKA)」と「黒(KURO)」のいいとこ取りを実現したバランス設計のアイアンとして注目を集めています。
本記事では、チキンゴルフインストラクターによる実際の試打レビューをもとに、オノフアイアン青の打感・飛距離・寛容性・他モデルとの違いまで徹底的に解説します。
自分に最適なアイアンを見極めたい方や、他モデルとの違いを詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
オノフラボスペックアイアン青(RB-247M)の特徴
※出典:【公式】オノフ(ONOFF)
2024年9月に登場したオノフラボスペックアイアン青(RB-247M)は、オノフの人気シリーズ「赤」と「黒」の特性を融合させた、バランス型の中上級者向けモデルです。

キャッチコピーである「狙える青」が示す通り、ただ飛ばすだけでなく、距離感と方向性を両立しながらピンを狙っていける設計が最大の魅力です。
また、以下の4つの特徴も持ち合わせています。
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RB-247Mはオノフのラボスペック(※)対応モデルのため、シャフト・グリップ・ライ角などのカスタマイズにも幅広く対応しています。
※ラボスペック:スイングやプレースタイルに合わせて、シャフトの種類・長さ・ライ角・グリップなどを細かく調整できるオーダーメイド対応
プレースタイルやスイング特性に合わせて、自分専用の1セットに仕上げられる自由度の高さも大きなメリットでしょう。
前回モデル(RB-247K)からの改良点
RB-247Mは、オノフが「青」シリーズとして3年半ぶりに投入した2代目モデルです。
前作RB-247Kの基本設計を継承しつつ、以下の4つのポイントをすべてブラッシュアップしています。
改良点 | 特徴 |
---|---|
打感の向上 | フェース裏の肉厚設計を再調整し、打球音を抑えてソフトな打感に |
番手別チューニング強化 | ロング番手ではつかまりやすさ、ショート番手では引っかかりを抑える設計により、全番手で安定した弾道と方向性を実現 |
構えやすさの進化 | トップブレードやネック形状を見直し、構えたときの安心感が向上 |
方向性アップ | 高初速を維持しつつ、縦距離のブレを抑えグリーンで止めやすい設計に |
RB-247Mは前モデルの良さを残しつつ、プレーヤーが求める1段上の精度を実現した進化版といえるでしょう。
オノフ青アイアンを試打してみた|チキンゴルフインストラクターの評価
ここでは、チキンゴルフインストラクター2名が実際にオノフ青アイアンを試打した際の、リアルな感想と評価ポイントを以下3つ紹介します。

吉田 好輝
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのインストラクター。日本大学ゴルフ部の元主将で、ベストスコアは63。
YouTubeチャンネル「るか&こうきの楽しくなければゴルフじゃない!」にも出演中。
得意クラブ:ドライバー

増田 瑠花
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのインストラクター。プロゴルファーを多数輩出している名門「沖学園高等学校」のゴルフ部出身で、日本女子アマチュアゴルフ選手権への出場歴もあり。
YouTubeチャンネル「るか&こうきの楽しくなければゴルフじゃない!」にも出演中。
得意クラブ:ドライバー
【打感】ボールがフェースに「乗る」気持ちよさ
オノフ青アイアンを試打して最初に言及されたのが、インパクト時の打感の心地よさです。

打った時の音が「プロっぽい」と高評価で、「パチン」と軽く弾くような打音ではなく「フェースにボールが吸い付いて乗る」ような感覚が得られます。
【飛距離】7番で190ヤード超えの飛距離性能
オノフ青アイアンは、高初速の飛距離性能も大きな魅力です。
普段175~180ヤードの7番アイアンで、190ヤード超えを連発。

薄い当たりや引っかけ気味のショットでも「どこに当たっても真っ直ぐ行きそうな感じ」と高評価。
単に飛ぶだけでなく、飛距離の中にコントロール性能が両立されたクラブになっています。
【寛容性】番手ごとの工夫でミスが抑えられる
オノフ青アイアンの優れた点の1つが、番手ごとに最適化された構造設計です。

番手別にデザインの違いがあり、たとえば、9・7・5番では、トゥ側の厚さが違います。
5~9番の役割に合わせた調整が施されており、番手ごとで起こりやすいミスに応じた設計に。

ショート番手(9番〜PW)ではトゥ側を少し分厚く設計することで、引っかけやすいショットを軽減。
一方、ロングアイアン(5番)ではトゥ側を少し薄くした設計で、球のつかまりをよくしています。
オノフ青アイアンと他モデルの比較|赤・黒・他社アイアンとの違い
オノフ青アイアンはシリーズ内の「赤」「黒」モデル、さらには他社の中上級者向けモデルともよく比較されるモデルです。
ここでは、オノフ青アイアンと以下の他モデルとの比較ポイントを整理して紹介します。
オノフアイアン赤や黒との違い
オノフのアイアンには、「赤(AKA)」「黒(KURO)」「青(RB-247M)」の3つのシリーズがありますが、それぞれターゲットゴルファーや設計が異なります。
オノフアイアン赤・黒の特徴は、以下の通りです。

前述のオノフアイアン青との情報と比較すると赤は「やさしさと飛距離重視」、青は「バランス型」、黒は「精度と操作性重視」といえます。
他社モデル(PING i230、APEX、JPX)との違い
オノフ青アイアンは、飛距離と操作性のバランスを求める中上級者向けモデルとして、他社の人気アイアンともよく比較されます。
![]() PING i230 | ![]() Callaway APEX | ![]() Mizuno JPX923 | |
---|---|---|---|
特徴 | 直進性・打感がよい操作性も高く競技志向 | 中空構造高初速+打感も良好 | 鍛造の打感+飛距離性能を両立 |
青との違い | 青の方が飛距離に優れ、やややさしさがある | 青の方が構えた瞬間に打てるイメージが湧きやすい | 青の方がミス許容度が高い |
総じて、オノフ青アイアンは「飛距離・構えやすさ・ミス許容・操作性」のバランスが高いといえるでしょう。
オノフアイアン青はこんなゴルファーにおすすめ
オノフアイアン青は、バランスが取れたモデルで単に打ちやすいだけでなく、直接グリーンを狙うことも重視したいというゴルファーに最適な1本です。
具体的には、以下のゴルファーの方におすすめします。
- ゴルフ中級者〜上級者
- 人とは違うアイアンを所有したい方
- デザインと性能の両方にこだわる人
オノフアイアン青は、飛距離性能とコントロール性能を兼ね備えているため「狙った距離・方向に打てる精度を上げたい」など、次のステップに進むための強い味方になります。
また、構えやすくミスにも寛容な設計は、スコアメイクに直結する安心感を与えてくれるでしょう。
見た目と性能のどちらも譲れないこだわり派ゴルファーにぴったりのモデルです。
オノフアイアン青は操作性も備えた「攻めの飛距離系アイアン」
オノフアイアン青は、ただ飛ばすだけの飛距離系アイアンとは一線を画す、操作性と安定性も兼ね備えたバランスモデルです。
「やさしさ=赤」「操作性=黒」といった既存モデルの良い部分を絶妙に取り入れ、
飛距離・打感・方向性・構えやすさすべてにおいて高水準の完成度を実現しています。
スコアアップを目指す中上級者や「ミスを減らしながらピンをしっかり狙いたい」という攻めのゴルフを求める方に、まさに最適な一本でしょう。
クラブ選びで悩んでいる方は、ぜひ一度「狙える青」の実力をゴルフショップにて体感してみてください。