「ライン出しショットとはどんなショット?」
「どんな場面で使えばスコアメイクに繋がる?」
ゴルフのライン出しショットとは、飛距離を出すことよりも方向性を重視してボールをまっすぐに打ちたい時に使用するショットを指します。
どんな場面で使ってどう打てばいいのか分からず、ラウンドなどであまり活用できていない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ライン出しの使用場面などの基礎知識や、打ち方のポイントも写真を用いてわかりやすく網羅的にご紹介します。
全国33店舗を展開するチキンゴルフの目線で、おすすめの練習方法や上達のコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください!

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
ゴルフのライン出しショットとは?
ゴルフのライン出しとは、飛距離を出すことよりも方向性を重視してボールをまっすぐ打ちたい時に使うショットのことです。
ライン出しの振り幅は以下のようにバックスイングはフルショットと同じで、フィニッシュはハーフスイングの位置で止めて打ちます。
フォロースルーの振り幅を抑えることで左右のブレを極力抑えた弾道になり、まっすぐに飛ばせます。
フルショットの時の9割ほどの飛距離になるので、少し番手を上げたクラブを使うのが一般的です。
そんなゴルフのライン出しショットの基礎知識を以下の観点からご紹介していきます。
場面に合わせてライン出しができるようになるとスコアメイクにも繋がるので、ぜひ基礎的な知識を身につけておきましょう!
使用される場面
ライン出しショットが使用されるのは、主に左右に外したくない時や低めの弾道に抑えたい時です。
実際のラウンドでも活用できるよう、以下の具体的な場面も押さえておきましょう。
- 左右からの風が強い場面
- アゲインスト(向かい風)が強い場面
- 狙いたい位置が狭い場面
(例:狭いグリーンの両端にバンカーがある) - 狙いたい軌道の左右近くに木などの障害物がある場面
ライン出しは球筋が低く風などの影響を受けにくいので、方向性の安定を重視してリスクを回避したい場面で有効です。
ただし正しいスイングが身についていないと思うような方向に飛ばず、スコア崩れに繋がるので打ち方のコツをしっかり押さえましょう。
メリット
ライン出しショットを使用するメリットは、以下の通りです。
- 方向性が安定する
↳サイドスピンがかかりにくくまっすぐ飛ぶ - ミート率が上がる
↳スイングの再現性が高い - スコアメイクに繋がる
↳球筋が低く風の影響を受けにくい - ライが悪い場所からのミスを避けられる
↳傾斜やディボット跡からでも安定したインパクトが可能
ライン出しは以下のようにフェースがスクエアな状態でインパクトするので、方向性が安定したまっすぐな軌道でボールが飛びやすいです。

またフィニッシュはハーフスイングの位置までと振り幅が小さい分、スイングの再現性が高いのでミート率が向上します。
球筋が低いスイングなので風などの影響も受けにくく、左右に外したくない時に使用すると大幅なスコア崩れを防ぐことが可能です。
デメリット
ライン出しを使用するデメリットとしては、以下の通りです。
- 飛距離が出ない
↳フルショットと比較すると、飛距離が落ちる - ボールが止まりづらい
↳弾道が低くボールが止まりづらいので、グリーンオーバーする可能性が高まる
アマチュアの場合は、ロフトのあるクラブであれば再現性が高いライン出しショットの方がミートする可能性が高く、飛距離が落ちることはあまりありません。
ロフト角の小さいクラブでは球筋が極端に低くなってしまい飛距離ロスの影響が大きくなってしまうので、ロフトの立ったクラブで活用するのがおすすめです。
パンチショットやスティンガーショットとの違い
ライン出しとパンチショット、スティンガーショットには大きな違いはなく、すべて低い球筋で打つショットです。
以下のように重視するポイントの違いによって、用語や場面を使い分けます。
ライン出し | 方向性を重視したショット |
---|---|
パンチショット | 強めのインパクトを重視したショット |
スティンガー ショット | 弾道の低さを重視したショット |
スティンガーショットは上級者にとっても難易度が高いため、まずはライン出しで方向性が安定したショットを身につけることがおすすめです。
ライン出しショットの打ち方のコツ【図解解説あり】
ライン出しとフルショットとの違いは「振り幅」で、バックスイングはフルスイングのトップ位置まで上げ、フィニッシュはハーフスイングの位置で止めます。
【フィニッシュ】

そのためフィニッシュまで振り抜きたい気持ちを我慢して、低く振り抜いてインパクトに集中することが大切です。
チキンゴルフの目線から、以下のライン出しショットのコツをそれぞれ詳しく解説していきます。
少し意識するだけでショットが変わっていくので、ぜひ参考にして実践してみてください。
ボールをいつもより少し右に置く
ライン出しショットはダウンブローで打つ必要があるので、ボールポジションを普段より1~2個分少し右に置くことが重要です。
ボールを普段より1~2個分右に置いて打つことでクラブがボールに当たる位置が後方にずれ、低い出球が出やすくなります。
手打ちせず腕と身体をシンクロさせる
ライン出しショットを打つ際は、手打ちせずに腕と身体をシンクロさせることを意識しましょう。
フォロースルーの途中で止めることを意識しすぎると自然と腕への意識が強まり、手打ちのスイングになりがち。
腕だけで振る(手打ちになる)と大きなミスショットに繋がるので、身体も連動させてスイングすることが大切です。
【OK例】

【NG例】

身体と腕をシンクロさせることで振り幅をコントロールできるようになり、フォロースルーの腕の運動量を抑えて打つことができますよ。
両肩と両腕の間にできる三角形を意識する
ライン出しショットを打つ際は、ダウンスイングからフィニッシュまで両肩と両腕の間にできる三角形をキープするようにしましょう。
【ダウンスイング~インパクト】

【フィニッシュ】

振り遅れや身体より手が先行する動きを抑えられるだけでなく、ショットの再現性も高まって狙った距離感を出しやすくなります。
また腕と身体をシンクロさせることにも繋がるので、手打ちにならないよう身体で振り抜くことができますよ。
少し短くクラブを持つ
ライン出しショットを打つ際は、少し短くクラブを持つよう意識しましょう。
ライン出しショットは飛距離よりも方向性を重視したショットのため、短めに持ってクラブの操作性を上げると打ちやすくなります。
また短く持つと自然と弾道も低くなるので、左右にブレにくく風の影響を受けない安定したショットが打つことが可能です。
さらにシャフトのしなりが抑えられるため、上下・左右にボールがばらついてしまうリスクも抑えられます。
ライン出しショットの練習方法
ライン出しショットの練習方法としては、ハーフスイングから始めて徐々にバックスイングの幅を広げることがおすすめです。

- ハーフスイングの短い振り幅で練習する
※身体の捻転を使うイメージ - ライン出しショットの振り幅で練習する
※ダウンスイングはフルスイング、フィニッシュはハーフスイングの振り幅
最初からバックスイングを思いっきり上げると手打ちになりやすく、手打ちスイングに慣れて癖がついてしまうリスクがあります。
まずはハーフスイングの振り幅で身体の捻転を使うイメージと、正しいインパクトを身につけてからライン出しの振り幅へ移行しましょう。
他の記事ではハーフスイングの打ち方のコツを詳しく紹介しているので、ぜひ併せて参考にしてみてください。
ライン出しショットが上手くいかない人には、ゴルフスクールもおすすめ!
ライン出しの打ち方のコツや練習方法を試しても、なかなか安定したショットが掴めない方はゴルフスクールに通うこともおすすめです。
- インストラクターから直接指導が受けられる
- スイングの癖を的確に把握できる
- 効果的な練習方法が分かる
ゴルフスクールは第三者の視点からフォームなどを確認してもらえるので、効率的に練習・改善をすることが可能です。
一生懸命に練習をしてもなかなかショットが身につかないとボールを打つ際に不安になり、ムラがあり思うようなプレーができなくなる可能性もあります。
ゴルフに対する不安を払拭してプレーを楽しみたい方は、一度ゴルフスクールを検討することもおすすめです。
楽しみながらスコアアップを目指すなら
チキンゴルフでレッスン!

チキンゴルフは楽しむことがモットーのゴルフスクールで、セミパーソナルでレッスンを行います。
- 正しいスイングの型が身につく
- 「指導⇔練習」の反復
- 最新型のシミュレーターを導入
再現性の高い小さな振り幅のスイングから身につけられるので、正しい型を着実に習得することが可能です。
さらに指導と自主練習を反復することで自分で考えながら練習できるので、ラウンドにおいて大切な思考力も身につきます。
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方向性が安定したスイングを身につけたい方は、チキンゴルフをぜひ体験してみてください。
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ゴルフのライン出しショットを習得し方向性を安定させ、スキルアップを目指そう!
ゴルフのライン出しショットは、方向性を重視してまっすぐ飛ばしたい場面で使用します。
ライン出しショットは球筋が低く風の影響を受けにくいのでショットが安定し、スコアメイクにも繋がります。
まずは再現性の高いハーフスイングの小さな振り幅でスイングの型を身につけ、徐々にライン出しの振り幅で練習しましょう。
練習してもなかなか正しいショットが身につかない方は、癖がつかないうちにゴルフスクールに通うことも1つの手です。
インストラクターの目線から客観的にフォームを分析してもらうことで、効率的に上達することができますよ!