今年の記録的な猛暑(※)により、多くのゴルファーが「練習場に行くのがつらい」「ラウンドする気力が湧かない」といった経験をされたのではないでしょうか?
※参照:気象庁「2025年の梅雨入り・明け及び夏(6~8月)の記録的高温について」
実際、当社が実施した男女400名へのアンケート調査では、夏期(6~8月)に練習場に「ほとんど行かなかった」ゴルファーが全体の47%、ラウンドに「行かなかった」ゴルファーは53.25%に上ることが明らかになりました。
そこで本記事では、夏にゴルフ練習を休止した理由や秋からの効果的な練習再開方法、モチベーション維持のコツまで解説します。
「今年はもうダメかも」と諦めずに、残り数ヶ月でゴルフスキルを効果的に向上させられるよう、ぜひ参考にしてみてください。

夏のゴルフ練習の実態
約半数のゴルファーが夏に練習やラウンドに行っていない
ゴルフ経験のあるゴルファー400名に調査した結果、夏期において練習やラウンドに行っていないゴルファーが多く存在することが数値で明確になりました。
練習場への頻度では47%が「ほとんど行かなかった」と回答し、ラウンドについては53.25%が「行かなかった」という結果となり、過半数のゴルファーが夏期のゴルフ活動を制限していたようです。

この結果から、練習場とラウンドを合わせて「月1回程度」以下の活動レベルに留まったゴルファーが80%(練習場)、84%(ラウンド)に達していることが分かります。
また、週1回以上の高頻度で練習を継続できたゴルファーは全体のわずか3%にとどまり、ラウンドにおいても月2回以上の頻度を維持できた層は6.5%という極めて限定的な結果となりました。
【年代別】夏の練習やラウンドへの影響
年代別に夏の練習やラウンドへの影響を分析すると、50代のゴルファーが夏期の練習制限を最も強く受けており、60.47%が「ほとんど行かなかった」と回答し、全年代中で最も高い割合を示していることが明らかになりました。
【年代別】夏期の練習頻度「ほとんど行かなかった」割合
年代 | 割合 |
---|---|
50代 | 60.47% |
60代以上 | 57.89% |
30代 | 49.66% |
40代 | 45.38% |
20代 | 33.33% |
この結果から、50代・60代以上の高年齢層において夏期の体力的制約がより深刻であることが読み取れます。
一方、20代が最も継続率が高かった要因として、体力的余裕に加え、週1回以上の練習を維持できた割合が6.95%(他世代は1~3%程度)と突出していることが挙げられます。
中でも30代では約半数が練習にほとんど行っておらず、「子どもが夏休み」「家族行事が多忙」といった夏季特有のライフイベントが、この世代に集中的に影響していると考えられるでしょう。
夏に練習頻度が減った理由TOP3

8割弱が「暑さで体力的にきつい」と回答し、熱中症リスクが最大の障壁
夏に練習頻度が減った最大の理由として、77.75%が「暑さで体力的にきつい」を挙げており、これは他の要因を大幅に上回る圧倒的な数値となりました。
実際の回答者からは、以下のような声が寄せられています。

猛烈な暑さだったので体力的にきついと感じた



体調を壊してまでやる必要はないと考えるから



30度を超えると、熱中症の不安と共に、移動時間もしんどい
特に注目すべきは、単なる暑さへの不快感ではなく、安全性への懸念が強く表れていることです。
中には「早朝から回っても、ハーフ終えた時点で35℃を超えておりいのちの危機を感じる」との声もあり、ゴルファーが命に関わるリスクとして暑さを認識していることが分かります。
「日焼けや熱中症不安」が4割超と健康意識の高まりも影響
第2位の理由として43.00%が「日焼けや熱中症が不安」を挙げており、健康リスクに対する意識の高まりが夏期のゴルフ活動制限に大きく影響していることが判明しました。
これは前述の「暑さで体力的にきつい」とも密接に関連しており、総合的に見ると約8割のゴルファーが何らかの形で健康面への不安を抱いていることを示しています。
実際の回答からは、以下のような声が挙げられていました。



日焼け止めを塗布しても汗で流れ、結果日焼けしシミになるのが嫌。汗が目に入って滲み痛い



熱中症のリスクが高く、暑い時期にやるものではないと思っている
屋外で長時間活動するゴルフというスポーツの特性上、これらの健康リスクは他のスポーツと比較してより深刻に受け止められる傾向があることが、今回の調査結果から読み取れます。
『夏休みならではの忙しさ』も影響
第3位の理由として21.50%が「プライベートが多忙(旅行・家族行事など)」を挙げており、夏季特有のライフスタイルの変化がゴルフ活動に大きな影響を与えていることが明らかになりました。
さらに「仕事が忙しかった」20.25%を合わせると、約4割のゴルファーが時間的制約を夏期の練習減少理由として挙げています。



子どもが夏休みな上に暑すぎてしんどいので



祝日は子供を連れて遊園地等の遊戯施設に行くのが殆どなので練習場に行く時間が取れない事が殆ど



子どもの用事が多くゴルフに割く時間を捻出できなかった
忙しさについては、これらのような回答が目立ち、特に子育て世代において夏休み期間中の優先順位の変化が顕著に表れています。
また、「帰省等もあって、なかなか時間が作れなかったから」「他に優先することがあった」という回答もあり、夏季の特別なイベントや行事がゴルフ練習の時間を割けられない実態が浮き彫りとなりました。
秋の練習再開への意欲
9割以上のゴルファーが「秋に練習再開したい」と回答
「いつからゴルフ練習を再開するのが最適か」尋ねると、秋になると練習を再開したいと考えるゴルファーが全体の93.25%に達し、夏期の練習離れから一転して、圧倒的多数が前向きな気持ちを示していることが明確になりました。


この結果は、夏期に約半数が練習やラウンドを大幅に減少させたにも関わらず、ゴルフに対する根本的な興味や情熱が失われていないことも示しています。
一方、否定的な回答(「あまり思わない」6.50%、「全く思わない」0.25%)が合計でも7%に満たない点は、秋がゴルフ再開における極めて強力な動機付け要因であることを物語っているでしょう。
再開しやすいと感じる理由は『涼しく快適』が圧倒的多数!
秋に練習を再開しやすいと感じる理由として、84.25%が「涼しく快適で体力的に楽だから」を選択していました。


この結果は、夏期に「暑さで体力的にきつい」と回答した77.75%に対応しており、気温という外部環境要因がゴルファーの練習継続に決定的な影響を与えていることを裏付けています。
2位の「ラウンドや練習の予定が立てやすいから」(19.75%)、3位の「同僚や友人に誘われやすい時期だから」(16.50%)といった社会的要因も一定の支持を得ているものの、気候要因の圧倒的な影響力が際立っています。
秋から取り組みたいことは「練習頻度を増やす」と、基礎練習重視の傾向
秋から取り組みたい活動として、70.25%が「練習場頻度を増やす」を選択し、約7割のゴルファーが基礎練習の重要性を再認識していることが判明しました。
これは「ラウンド回数を増やす」179人(44.75%)を大きく上回る結果であり、夏期のブランクを埋めるために、まずは練習場での基礎固めを優先することの重要性を示しています。


注目すべきは、練習頻度やラウンド回数に次いで「フィットネスや筋トレを取り入れる」(15.25%)が挙げられている点であり、単純にゴルフ技術の向上だけでなく、体力面での改善意識も高いことが分かります。
年齢別に分析すると、秋に取り組みたいこととして「練習頻度を増やす」を挙げたのは60代以上のゴルファーが最も多く、高年齢層ほど練習頻度向上への意識が強いことが分かりました。
年代 | 練習頻度を増やす | ラウンド回数を増やす | フィットネス・筋トレ | ゴルフレッスン |
---|---|---|---|---|
20代 | 65.28% | 40.28% | 16.67% | 15.28% |
30代 | 68.03% | 44.90% | 12.93% | 8.84% |
40代 | 72.27% | 50.42% | 15.13% | 10.08% |
50代 | 72.09% | 37.21% | 20.93% | 9.30% |
60代以上 | 89.47% | 36.84% | 15.79% | 0.00% |
特に注目すべき傾向として、「ゴルフレッスンに通う/再開する」では20代が15.28%と全年代中で最も高い割合を示している点です。
30代から50代にかけては8~10%程度でほぼ横ばいとなっているものの、60代以上では0%と完全にゼロになっており、年齢による学習スタイルの明確な違いが浮き彫りになっています。
また、40代が「ラウンド回数を増やす」において50.42%と全年代中最も高い割合を示していることから、20代は技術向上とラウンド体験のバランス、30~40代は実践重視、50代以上は基礎と体力の再構築という年齢による学習スタイルの明確な違いが浮き彫りになっています。
ゴルフスクール・サービス利用への関心度
約半数が『スクール利用』に関心!
夏にゴルフ練習を制限していたゴルファーに「秋からのゴルフ再スタートに向けたスクールやサービスへの関心」について尋ねたところ、「利用したい」と考えるゴルファーが193人(48.25%)に達し、ほぼ半数が専門的な指導への関心を示していることが明らかになりました。


利用したい理由として最も多く挙げられているのは上達効率の向上で、以下のような声が挙げられていました。



自己流でやるより上達が早いから」「独りよがりの練習より効率的だから



我流では限度がある



ちゃんとしたスクールに通って、フォームを改造したい
他にも、「以前スコアが伸び悩んでいたときにスクールで改善したから」という過去の成功体験に基づく回答や、「長く続けていきたいので、基礎からしっかり学んで上手くなりたいから」という長期的な視点での学習意欲も見られました。
これらの回答から、スクール利用を検討している層は単なる一時的な改善ではなく、持続的な技術向上と正しい基礎の習得を重視していることが分かります。
『費用対効果』が利用判断の最大要因
一方で、スクールやサービスを「利用したくない」と回答したゴルファーは51.75%となり、わずかながら利用したい層を上回る結果となりました。
利用したくない理由について尋ねると、『経済的要因』が圧倒的で、以下のような声が見受けられました。



あまりお金は掛けたくない



費用がかかるので、コース回るお金に回したい



そこまで費用をかけなくてもいいかなと思うから
この結果は、ゴルフにかける総予算が限られている中で、レッスン費用よりもラウンド代を優先する傾向を示しています。
中には「YouTubeで勉強して少しずつスコアが良くなっているから」という代替手段を活用している傾向もみられ、デジタル時代における学習方法の多様化がスクール需要に影響を与えていることを示唆しています。
この結果から、スクール利用の判断基準が個人の目標設定と密接に関連していると言えるでしょう。
効果的に秋からゴルフ練習を再開するならスクール利用がおすすめ
今回の調査結果から、秋はゴルフ練習再開における最適なタイミングであり、特にスクールやレッスンサービスの活用が効果的な上達への近道であることが裏付けられました。
夏期に約半数のゴルファーが練習やラウンドを大幅に制限した一方で、93.25%が秋の再開に意欲を示し、84.25%が「涼しく快適で体力的に楽だから」と気候的優位性を認識していることが判明しています。
秋の再開に意欲を示しているゴルファーのうち、70.25%のゴルファーが「練習場頻度を増やす」ことを最優先課題に挙げており、これは夏期のブランクを埋めるために基礎練習の必要性を強く感じていることを教示しています。
チキンゴルフでは、秋からのゴルフ再開に向け、一人ひとりのレベルや目標に合わせた快適なインドア環境でのセミパーソナルのレッスンを提供しており、夏期のブランクを最短期間で取り戻し、年内でのスコア改善を実現するための最適な環境が整っています。
「今年はもうダメかも」と諦める前に、この秋こそが飛躍的な上達を遂げる絶好のチャンスです。
ぜひ、当スクールの体験レッスンでお悩みをご相談ください。
■会社概要
会社名:株式会社クリア
所在地:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー34階
代表取締役:勝沼 潤
設立 :2013年10月
HP :https://chicken-golf.com/
Instagram:https://www.instagram.com/chickengolf_official/
事業内容 :パーソナルゴルフレッスン「チキンゴルフ」の運営
お客様からのお問い合わせ先
TEL:0120-186-282
■「ゴルフの学び舎」について
「ゴルフの学び舎」は、ゴルフの楽しさを軸にレッスンを提供するチキンゴルフが運営するオウンドメディアです。初心者にもわかりやすく役立つアドバイスや実践的かつ分かりやすいコンテンツをお届けしています。
【ゴルフの学び舎】URL:https://chicken-golf.com/column/
【チキンゴルフ公式】URL:https://chicken-golf.com/
■本アンケートの引用について
本アンケート結果を引用する場合は、必ず「チキンゴルフ」の明記とゴルフの学び舎のURLの記載をお願いします。