ゴルフのスプーンとは?役割や使い方・他クラブとの違いを解説

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スプーン(3番ウッド)とは長距離を打つ際に使用されるゴルフクラブ

スプーン(3番ウッド)とは長距離を打つ際に使用されるゴルフクラブ

ゴルフのスプーンとは3番ウッドのことを指し、ティーショットやフェアウェイから長距離を打つ際に使用されるゴルフクラブです。

【スプーンの特徴】

  • 木製ヘッドの形状がスプーン(匙)の形に似ていたことに由来
  • 飛距離はドライバーに次ぐため、ロングホールでの2打目に最適

スプーンはドライバーよりも短く扱いやすいため、方向性を重視したショットや、狭いホールのティーショットに適しています。

一方でロフト角(フェースの傾き)が15度前後と小さめなため、ボールが上がりにくいという側面もあります。

特に地面から打つセカンドショット以降は、傾斜や芝の影響を強く受けるため、正確にインパクトするのが非常に難しいです。

一定のスイングスピードや打点の安定性が求められるため、ゴルフ初心者の方にとっては難易度が高いクラブともいえるでしょう。

スプーンの正しい打ち方とコツ

スプーンは、フェアウェイウッドの中でもロフト角が小さくボールが上がりづらいため、正しい構え方やスイング軌道を意識することが大切です。

【スプーンの正しい使い方のポイント】

  1. ボール位置は左足寄りに置く
  2. ソールを滑らせるイメージで振る

スプーンのようにシャフトが長いフェアウェイウッドは、ボールを両足の中心からボール半個分ほど左足寄りにボールを配置します。

ショットの際は、手首のコックをダウンスイングの早い段階で解かずに、ソールを滑らせるイメージでスイングすることで、ダフらずにインパクトすることが可能に。

ゴルフ初心者の方や安定性を重視する方は、グリップを2~3センチ短く持つとクラブのコントロール性が向上し、スイング軌道が安定しやすくなります。

飛距離は多少落ちますが、方向性や安定性の向上が期待できるので、ぜひ意識して取り組んでみてください。

フェアウェイウッドの打ち方について詳しくはこちら

クリーク(5番ウッド)との違い

クリークとの違い

スプーンとクリークの違いは、ロフト角や飛距離性能・打ちやすさにあります。

クラブの種類詳細
スプーン(3番ウッド)ロフト角: 約15度前後
特徴: 最も飛距離が出るが、ボールが上がりにくい
用途: ティーショットや長距離のフェアウェイショット
クリーク(5番ウッド)ロフト角: 約18~20度
特徴: スプーンよりもボールが上がりやすく扱いやすいが、飛距離はやや短くなる
用途: ミドルホールのセカンドショットや、長めのパー3でのティーショット

スプーンは飛距離性能が高い反面、難易度が高いため、初心者やヘッドスピードが遅めの方にとっては扱いづらい傾向のあるクラブです。

一方でクリークはスプーンほど飛距離は出ませんが、ボールが上がりやすく、安定したショットを打つことが可能です。

自分のスイング特性やコースでの使用頻度を考慮しながら、適切なクラブ選びを行いましょう。

スプーンの使い方を理解して戦略的に活用しよう

スプーンは、正しい使い方を理解することで、ティーショットやロングホールで飛距離と安定性を同時に狙える頼れるクラブです。

一方で、ロフト角が少なく難易度の高い傾向のクラブであるため、使いどころを見極める必要があります。

項目使いどころ使いどころ
ティーショット方向性重視の場面や狭いホールティーアップされているため打ちやすい
セカンドショット以降ロングホールの2打目など距離を稼ぎたい場面地面からのショットのため非常に難しい

上記のような場面でもミスが心配な場合は、ユーティリティやクリークと使い分けることが重要です。

スプーンは扱いが難しいクラブですが、正しい構えとスイングを身につければ、飛距離を稼げる強力な武器になります。

苦手意識を乗り越えれば、コース攻略の選択肢が広がりますので、ぜひチャレンジしてみてください。

チキンゴルフバナーA
この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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