ゴルフにおいて肩甲骨は、飛距離アップやショットの方向性の安定に大きな影響を与えます。
肩甲骨が正しく動くとスムーズに腕が動き、エネルギーが効率的にクラブへ伝わります。
ただし肩甲骨の使い方を間違えると体に余分な負担がかかり、痛みやフォームの崩れを引き起こす原因になる可能性も。
そこで本記事では、全国に30店舗以上を展開するゴルフスクール「チキンゴルフ」が肩甲骨の正しい使い方を動作別に解説します。
簡単にできるストレッチ方法も紹介するので、ゴルフのパフォーマンスを向上させたい方はぜひ参考にしてみてください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
肩甲骨がゴルフに与える影響とは?
ゴルフは上半身では肩甲骨・下半身では股関節が一番重要な部位と言われています。
肩甲骨を正しく使えているとショットの成功率向上に繋がり、よりよいパフォーマンスを発揮することが可能です。

スイングした際に体幹の動きが肩から腕に伝わり、クラブに伝達されます。
腕を支える根っこのような肩甲骨周りはスイングにおいて、パワーの源とも言えるでしょう。
また肩甲骨を正しく使えていると以下の要因により、飛距離アップに繋がります。
ゴルフにおいて肩甲骨が重要な理由をより詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
スイングアークが大きくなる
肩甲骨の動きが改善するとスイングアークが大きくなるため、効率よくボールに力を伝えられるようになります。
スイングアークはクラブヘッドが通る道筋を指し、円弧が大きくなるほど飛距離を出すことが可能です。
【大きいスイングアーク】

【小さいスイングアーク】

大きなスイングアークを作るには肩甲骨を大きく動かす必要があるため、可動域の向上させることが大切です。
肩甲骨を柔らかくする簡単ストレッチを取り入れ、大きなスイングアークを作り、ゴルフのパフォーマンス向上を目指しましょう。
低く長いインパクトで打てる
肩甲骨の動きを改善すると低く長いインパクトゾーンを作ることができ、飛距離アップや方向性の安定に繋がります。
肩甲骨を下げる動きを取り入れ、低く長いインパクトゾーンを作ることで、ボールを長く押し出すことが可能です。
【長いインパクトゾーン】

【短いインパクトゾーン】

低く長いインパクトゾーンを作るには、トップからの切り返しでクラブを落とす際に肩甲骨を下げる動きがポイント。
肩甲骨の動きを意識しながら連続素振りなどの練習を行うことで、肩甲骨を下げる感覚や筋肉の使い方を身につけることができます。
ゴルフ上達に繋がる肩甲骨の使い方【動作別】
ゴルフ上達に繋がる肩甲骨の使い方を以下の動作別に解説します。

正しい肩甲骨の使い方を身につけて、飛距離アップや方向性の安定につなげましょう!
アドレス時
アドレス時は肩甲骨を広げて下げるイメージを持つことで、余計な力を抜いてリラックスした状態で構えられます。
さらに良い姿勢が保たれて体幹が使いやすくなり、身体とクラブ・腕が一体となって動くようになります。
力が入ると肩と肩甲骨が上がった状態になってしまうので、肩の力を抜いてストンと下に落とすようにしましょう。
肩甲骨を下げるイメージを掴むには、以下の動きを試してみてください。

肩をストンと下ろす際には、なで肩の状態をイメージすると良いでしょう。
バックスイング
バックスイングでの肩甲骨の動きにおいては、右の肩甲骨が体の中心に寄り、左の肩甲骨が広がるイメージを持ちましょう。

右の肩甲骨を体の中心に寄せるイメージを持つことで、上半身の効率的な回転を促し、パワーのあるスイングにつなげられます。
ただしバックスイング中に手に余計な力が入ってしまうと、肩や腕の筋肉が過剰に緊張して肩甲骨をロックしてしまう場合も。
肩甲骨がロックされるとスムーズな身体の連動がなくなり、効率的な動作ができなくなってしまいます。
力を抜いた状態でスイングするためにも、連続素振りで肩甲骨を引き付けた状態を保ちながら動作を繰り返す練習が重要です。
フォロースルー
フォロースルーではバックスイングとは反対に、左の肩甲骨が体の中心に寄り、右の肩甲骨が広がるイメージを持ちましょう。

フォロースルーにおける肩甲骨の働きは、スイングの終わりまでエネルギーを伝達するために欠かせません。
肩甲骨周りの筋肉が適切に機能することでクラブヘッドのスピードが維持されると同時に、動作の安定性も向上します。
さらに肩甲骨は腕の動きに直結しており、肩甲骨が正しく動くことで腕をスムーズに動かすことが可能です。
また肩甲骨の柔軟性が高まることで、フォロースルーにおける肩甲骨の動きがスムーズになり、より効果的なスイングに繋がります。
肩甲骨の可動域を広げるためにも、日頃のストレッチで肩甲骨周りをほぐすことが重要です。
肩甲骨を柔らかくする簡単ストレッチ
ゴルフのパフォーマンスを向上させるためには、肩甲骨周りの筋肉の柔軟性を高めることが重要です。
肩甲骨の柔軟性のためにも、プレーの前や隙間時間に以下のストレッチを実践してみてください。
- 指を第二関節で曲げる
- 手のひらを下に向けて、横に真っすぐ伸ばして前回し
- 手のひらを上に向けて、横に真っすぐ伸ばして後ろ回し
- 前回り後ろ回りを各10回程度行う
ストレッチは肩甲骨周りの筋肉だけでなく、胸部や背中の筋肉にもアプローチできます。
デスクワークなどで身体が固まった筋肉の柔軟性を上げるとパフォーマンスが向上するため、日頃からのストレッチも大切です。
以下ではゴルフのパフォーマンス向上に繋がるストレッチを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフで肩甲骨に痛みが出た場合の対処法
ゴルフで肩甲骨に痛みが出た場合の対処法は、以下の通りです。
- 湿布で冷却し、炎症を抑える
- 痛みが引いたら入浴などで温め、血行促進する
上記はあくまで応急処置であり、痛みが慢性的に続く場合は病院での受診をおすすめします。
不適切なフォームでのスイングを繰り返すと筋肉や関節に負担がかかり、肩甲骨に痛みを引き起こす可能性があります。
放置するとさらなる痛みに繋がるリスクもあるので、肩甲骨に違和感がある場合はフォームの改善が必要不可欠です。
特に自己流のスイングを続けている場合、自身では気づかないクセや誤った動作が痛みの原因となっているケースも多く見られます。
自己流のスイングのクセを解消するには、第三者の目線からフォームを分析してもらえるゴルフスクールがおすすめです。
チキンゴルフは再現性の高いビジネスゾーンから習得することで、効率的なスイングフォームの確立が目指せます。
ゴルフで肩甲骨を正しく使ってスイングとスコアを向上させよう
肩甲骨はゴルフスイングにおいて、飛距離アップや方向性の安定といったパフォーマンス向上に欠かせない役割を果たします。
肩甲骨が適切に動くことで、腕のスムーズな動作や効率的なエネルギーの伝達が実現します。
しかし、間違ったフォームでスイングを繰り返すと肩甲骨に大きな負担がかかり、痛みや不調を引き起こす原因となる場合も。
身体に負担をかけるリスクを減らすには正しいフォームを習得し、肩甲骨を正しく使うことが重要です。
自己流で行うとかえってクセがつく可能性もあるため、インストラクターによる指導を受けられるゴルフスクールがおすすめ。
チキンゴルフではセミパーソナルで徹底的にフォーム分析を行い、身体に無理のない正しいスイングを身につけるサポートをします。
肩甲骨の健康を守りながらスイングの精度やパフォーマンスを向上させたい方は、ぜひチキンゴルフをご検討ください。
業界初の「セミパーソナル×通い放題」のインドアゴルフスクール【チキンゴルフ】

チキンゴルフでは業界初のセミパーソナル×通い放題のレッスン形態で、各々のペースに合わせた効率的なレッスンを受講できます。
5,6人のグループレッスンだと十分な指導の確保が、1対1のパーソナルだと自ら考えながら練習する時間の確保が難しいです。
一方、セミパーソナルであれば指導と自主練習をバランス良く取り入れることが可能。
パーソナルレッスンだと回数制であることが多く、上達できないまま卒業になってしまう恐れも。
チキンゴルフは通い放題なので、セミパーソナルによる丁寧な指導と十分なレッスン回数を両立させられます。

なかなかゴルフが上達できずに悩んでいる人や、これからゴルフを始めようとしている人は、ぜひチキンゴルフの体験レッスンにお越しください!
\楽しみながら基礎が身につく!/