こんにちは!チキンゴルフ編集部です!
ゴルフをプレーする方の中には「ヘッドスピードは出ているのに飛距離が伸びない」と、お悩みの方もいるのではないでしょうか?
その問題は、ミート率を向上させれば解決できるかもしれません。
ミート率とは、スイングのエネルギーをどれだけ効率的にボールに伝えられているかを表す数値で、飛距離を伸ばすために重要な要素の一つです。
例えば、同じヘッドスピードでも、ミート率が0.1上がるだけで、飛距離が約16ヤードも伸びる可能性があります。
チキンゴルフの現役インストラクターがミート率を上げる練習方法を伝授する動画も紹介します!
【その他の本記事で分かること】
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ミート率の特徴や目安となる数値なども解説していますので、ぜひ参考にして、飛距離を伸ばすだけでなく、ショットの安定性やスコアアップにもつなげましょう!
ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
そもそもゴルフのミート率とは?
ミート率とは、スイングの力をどれだけ効率よくボールに伝えられているかを示す数値で、以下の計算式で算出が可能です。
ボール初速(m/s) ÷ ヘッドスピード(m/s)=ミート率
※ミート率は一般的に1.56が上限とされており、ゴルフボールはこの数値を超えないように設計されています。
ミート率が高いほど、クラブフェースの芯でボールを捉えられていることを意味し、飛距離の向上や安定したショットにつながることも。
また同じヘッドスピードでも、ミート率が0.1上がることで飛距離が約16ヤード伸びる可能性があり、ミート率の向上が飛距離に影響することがわかります。
ヘッドスピード | ミート率 | ボール初速 | 飛距離 (目安) |
---|---|---|---|
40m/s | 1.3 | 52m/s | 208ヤード |
40m/s | 1.4 | 56m/s | 224ヤード |
飛距離(ヤード)=ボール初速(m/s) × 4
ゴルファーにとって、飛距離とショットの安定性を向上させたい場合、ミート率の向上を目指すことが大切です。
以下の記事ではヘッドスピードについて解説しています。
ゴルフのヘッドスピードを上げて飛距離もアップさせる方法を解説!コツや平均値も紹介
ミート率が上がることのメリット
ミート率が上がることのメリットは、以下の通りです。
- 飛距離が伸びる
- 安定したスコアアップ
- 体力的な負担を軽減
ミート率が向上すると、クラブフェースでボールを芯に捉えやすくなり、より正確な方向にボールを打ち出せるため、ミスショットが減少します。
また高いミート率を維持できれば、ヘッドスピードに頼ることなく効率的にボールに力を伝えられるため、無理に力を入れなくても飛距離を伸ばすことが可能です。
このように体力的な負担が軽減されることで、ラウンド後半でも疲れによるスイングの乱れやミスショットが減少して、スコアアップにつながります。
ミート率の目安と平均値は?
ミート率の目安と平均値は、アマチュアゴルファーとプロゴルファーでそれぞれ異なります。
一般的に番手が下がるごとに少しずつミート率は下がっていきますが、目安として覚えておくとよいでしょう。
アマチュアゴルファー|「1.2~1.3」がミート率の目安
初心者などアマチュアゴルファーにとって、ミート率の目安は1.2~1.3とされています。
またシングルプレーヤーなどの上級者は、ミート率の目安が1.3後半から1.4程度になります。
ただし、ゴルフ初心者の方は、以下のようにスイングの基礎を身につけることに集中し、徐々にミート率を向上させていくことが重要です。
- スイングの基本を身に着ける
- インパクト練習を重視する
- ゴルフレッスンなどでスイングを分析する
自分の現在のレベルを把握し、それに合った目標を設定して練習することが、ミート率を向上させるためには重要です。
プロゴルファー|「1.4~1.5」がミート率の目安
プロゴルファーのミート率は、一般的に1.4~1.5の範囲が目安となります。
ミート率は最大1.56に制限されているので、プロゴルファーのミート率1.5は、非常に高いレベルであるといえます。
同じヘッドスピードであっても、プロはより効率的にボールに力を伝えられるため、アマチュアゴルファーは飛距離で勝つのは難しいです。
女子プロゴルファーと一般男性を比較した際に、ヘッドスピードは一般男性の方が早いにも関わらず、女子プロの方が飛距離が出る要因はここにあります。
ミート率が向上しない原因
ミート率が向上しない原因には、以下のような特徴があります。
これらの原因を改善することで、ミート率の向上が期待できるので、ぜひ参考にして取り組んでみてください。
インパクト時にクラブの芯でボールを捉えられていない
ミート率が向上しない原因の一つに、インパクト時にクラブフェースの芯でボールを正確に捉えられていないことがあります。
ゴルフクラブには「スイートスポット」と呼ばれる最も効率よく力を伝えられる部分があり、この部分でボールを捉えることが、ミート率の向上に必要です。
特に、ドライバーのようなシャフトが長いクラブは芯に当てるのが難しく、エネルギーが効率的に伝わらず、ミート率が低くなりやすい傾向があります。
ミート率向上のためには?
- クラブの芯に当てるための反復練習を行う
- インパクトのタイミングを意識する
- 自分に合ったクラブ選びを行う
ミート率向上には、正確なインパクトが大切なので、芯で捉えることを意識した練習を継続することが大切です。
スイング時の身体の使い方が間違っている
以下のようにスイング時の身体の使い方が間違っていると、ゴルフのミート率が低下する原因となります。
- スイング中に身体が左右に大きく移動している(スウェーしている)
- スイング中に身体の上下動が大きい
- ボールとの距離が適切ではない
- 腕の力だけでボールを打ってしまっている
スイング中に上下左右のブレが起こると、クラブヘッドの軌道が不安定になり、インパクト時にボールを芯で捉えることが難しくなります。
また腕の力だけでボールを打つと、体全体を使う連動性が失われるため、スムーズなスイングができず、パワーやコントロールが低下し、スイングの安定性も損なわれる原因に。
正しい身体の使い方で力を伝えることがミート率向上につながるので、スイングの基本フォームを把握しておきましょう。
自分に合ったクラブを選べていない
以下のようにシャフトなど自分のスキルに合ったクラブを選べていないと、安定したインパクトが難しくなり、ミート率の低下につながります。
項目 | 詳細 |
---|---|
シャフトが柔らかすぎる | ・スイング中のシャフトのしなりが大きくなり、インパクト時のクラブフェースの向きが不安定になる。 ・ボールとクラブフェースの接触時間が長くなり、意図した方向にボールを打ち出しにくくなる。 ・スイングテンポが乱れやすくなり、一貫したスイングを維持することが難しくなる。 |
シャフトが軽すぎる | ・クラブの重量バランスが崩れ、スイング中のクラブの位置感覚が掴みにくくなる。 ・腕の力だけでスイングしてしまう傾向が強くなる。 ・トップでクラブの位置を感じにくく、ダウンスイングのタイミングが取りづらくなる。 |
軽すぎるシャフトは手打ちの原因となり、力が効率的に伝わらなくなるため、ミート率の低下につながります。
自分のスイングスピードに合った硬さで、無理なく振り切れる程度の適度な重さを持つシャフトを選ぶことが、ミート率の向上において重要なポイントの一つです。
ゴルフ初心者の方で、自分のスイング特性やクラブの選び方がわからない方は、レッスンを受けることもおすすめです。
アイアンのミート率を上げる練習方法|ハンドファーストを強く意識しよう
アイアンのミート率を上げる練習方法は、以下の通りです。
チキンゴルフの現役インストラクターである、るかとこうきが、アイアンのミート率を上げる練習方法を解説しています!
ぜひ参考にして、実践に取り入れてみてください。
動画解説も要チェック!
増田 瑠花
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのインストラクター。プロゴルファーを多数輩出している名門「沖学園高等学校」のゴルフ部出身で、日本女子アマチュアゴルフ選手権への出場歴もあり。
YouTubeチャンネル「るか&こうきの楽しくなければゴルフじゃない!」にも出演中。
得意クラブ:ドライバー
吉田 好輝
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのインストラクター。日本大学ゴルフ部の元主将で、ベストスコアは63。
YouTubeチャンネル「るか&こうきの楽しくなければゴルフじゃない!」にも出演中。
得意クラブ:ドライバー
高めのティーアップでボールをセットする
まずはドライバーと同じ高さで、ボールをティーアップします。
シミュレーターを活用する際は、クラブ選択画面で「ドライバー」を選択しておきましょう。
使用する番手は何番でもOKですが、7~9番あたりがおすすめです。
ハーフスイング・ビジネスゾーンで低いボールが出るようになるまで練習する
フルスイングではなく、まずはハーフスイングやビジネスゾーンでの練習を重ね、低いボールを安定して打てるようになるまで繰り返し行いましょう。
意識したいポイントは以下になります。
- ハンドファーストの状態でインパクトを迎える
- ティーに触れずにボールをクリーンに打つ
上下左右の軸ブレを避けた状態でスイングができると、ティーを打って球が上がりすぎることや極端なトップを避けることができます。
ハーフトップぐらいであればOKの気持ちで、ティーに触れないことを意識してスイングをしましょう。
ティーアップして打つ練習と、地面に置いて打つ練習を5:5の割合で行うことで、ミート率の改善具合を確かめながら練習ができます。
最後にフルスイングの練習をする
最後の仕上げとして、数球ティーアップしたボールでフルスイングを行いましょう。
地面から打つ前に数球ティーアップした状態で打っておくと、ボールを芯で捉える感覚を掴んだ状態で打つことができます。
ドライバーのミート率を上げる練習方法
ドライバーのミート率を上げる練習方法は、以下の通りです。
ぜひ、自分に合った練習を継続的に行い、ミート率の改善を目指しましょう。
フェアウェイウッドでティーアップしたボールを打つ
アイアンのミート率を上げる練習と似た方法ですが、代わりにフェアウェイウッドを活用します。
- 使い慣れたフェアウェイウッドを選択。
- ドライバーと同じ高さにティーを立て、ボールをセット。
- ビジネスゾーンやハーフスイングから始め、徐々に振り幅を大きくしていく
- 各ショットでティーがブレていないかを確認。
- ミートした感覚を意識しながら、安定的に打てるようになるまで繰り返す
フェアウェイウッドはドライバーに比べてフェースの面積が小さいので、フェアウェイウッドで芯に当てられれば、ドライバーでも問題なく芯に当たるようになります。
ティーはドライバーと同じ高さに設定して、ドライバーと同じようなアドレスをとって練習しましょう。
膝立ち打ちで練習をする
膝立ち打ちで練習をする方法は、以下の通りです。
- ボールは通常のドライバーと同じようにティーに置く。
- 膝立ちでアドレスする。
- そのままスイングをして打つ。
- ボールがミートした感覚で打てると良い。
ドライバーはシャフトが長いため、スイングプレーンが自然とフラット(横振り)になりやすく、その影響でボールをミートするのが難しくなります。
しかし、膝立ち打ちを行うことで、フラットなスイング軌道を体に慣れさせることが可能に。
膝立ちの姿勢を取ることで、上半身の動きに集中できるのも膝立ち打ち練習ならではのメリットです。
ミート率向上のコツはあえてのティーアップから!効果的な練習がしたい人はレッスンも利用しよう
ゴルフのミート率を向上させるコツは、あえてティーアップをしてボールを打つことです。
練習方法
- 高めのティーアップでボールをセットする
- ハーフスイング・ビジネスゾーンで低いボールが出るようになるまで練習する
- 最後にフルスイングの練習をする
上記の練習を行うことで、ミート率の向上に必要な基本的なスキルを身につけられます。
さらに効果的な練習を行いたい方には、ゴルフレッスンを受けることもおすすめです。
シミュレーターを使用したレッスンでは、ボールの軌道や回転、ミート率などの詳細なデータを確認できるため、効率的に練習が行えます。
チキンゴルフでは、最新のシミュレーターと経験豊富なインストラクターの指導により、ミート率の向上だけでなく、総合的なゴルフスキルの向上も期待できます。
ミート率向上を目指せる!
チキンゴルフのレッスン
チキンゴルフでは全打席高性能シミュレーターが付いているので、軌道やボールの回転など細かいデータを確認でき、お客様のスイングの課題を分析しながら練習を行えます。
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