スコアを上げていくために、ドライバーやアイアンの練習を重点的に行う人は多いと思いますが、「パターのスコア」を改善していくことは、意外と見落とされがちではないでしょうか。
距離を大きく稼ぐドライバーと、1m程度のパットもゴルフにおいては同じ1打です。
目安として、パット数はスコア全体の40%ほどになると言われており、実がスコアの大部分を占めます。
このようにパッティングはスコアに大きく影響するため、平均パット数を把握し改善することでスコアの改善が期待できるようになるでしょう。
パット数とは? | グリーンにボールが乗り カップインするまでの打数 |
平均パット数とは? | 1ホールあたりの平均パット数 |
平均パット数の計算方法
1ラウンド(18ホール)のパット数の合計 ÷ 18ホール = 1ラウンドの平均パット数 |
計算方法 | 全ホールのパット数を計算し 回ったホール数 (通常18ホール)で割って算出 |
本記事では平均パット数の目安のほか、パット数が増えてしまう原因についても徹底解説。
最後まで読むことで、平均パット数だけでなくゴルフのパット数を減らすコツも理解できるでしょう。
パット数やスコアアップに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
平均パット数の目安【レベル別】
平均パット数の目安を、レベル別に解説していきます。
パット数を減らすことは、ゴルフスコアを伸ばすことに直結していると言っても過言ではありません。
ただしプロ・アマチュアでパット数の目安は異なるため、それぞれの平均数を理解し目標を定めましょう。
プロ
プロゴルファーの平均パット数は、およそ1.7です。
※ツアー部門別データ2024 1~10位の平均パットより算出
ツアー部門別データ2024
名前 | 平均パット |
---|---|
清水 大成 | 1.6522 |
香妻 陣一朗 | 1.6538 |
小木曽 喬 | 1.6694 |
生源寺 龍憲 | 1.6983 |
木下 康平 | 1.6986 |
片岡 大育 | 1.7031 |
伊藤 誠道 | 1.7045 |
幡地 隆寛 | 1.7059 |
大嶋 港 | 1.7111 |
ヤン ジホ | 1.7160 |
1ホールあたり2回以内でカップインしており、レベルの高さが伺えます。
中~上級者アマチュアでも同程度の数値を残すこともありますが、プロがラウンドするコースは非常に難易度の高いグリーンのため、その中での記録であることは踏まえておくと良いでしょう。
アマチュア
チキンゴルフのレッスン生の話を聞くと、平均パット数はおおよそ2.2~2.5の人が多い印象です。
平均パット数が2を切ることができれば、パッティングが上手い水準と判断できるでしょう。
プロは安定したショット技術を持っているためボギーオンでグリーンに乗せても、1パットで沈めてパーセーブすることが多いです。
一方アマチュアは、ショットやアプローチの精度がプロと比較すると不安定なので、難しい位置からのパットになることが多いでしょう。
その結果、1~2パットで沈めきれずにパット数が増えてしまうことになります。
パッティングだけでなく、アプローチの練習にも力を入れることで、さらなるスコア改善が期待できます。
パット数が増える原因

パット数が増える原因はさまざまですが、主に下記のような内容が挙げられます。
分類 | 主な内容 |
---|---|
クラブ の問題 | パターの形状が合っていない |
ライン読み の問題 | グリーンを読み違えている |
技術的 な問題 | ・基本的な動作が身についていない ・パター練習が不足している |
メンタル面 の問題 | ・集中力が切れてしまっている ・メンタルのコントロールが できていない |
パット数が増える原因は、大きく分けると上記4つの問題に分類できます。
意外と見落とされがちなのがクラブの問題です。
正しい練習を積み重ねているのに上手くいかない場合は、自身の打ち方とクラブが合っていない可能性が考えられるので、クラブ自体を見直してみるのも良いでしょう。
ゴルフのパット数を減らすコツ
ゴルフのパット数を減らすためには、下記5つのコツを意識しましょう。
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単に動作を完璧にすることだけでなく、心の状態や精神的な準備もパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
正しい打ち方を身につける
パット数を減らすためには、まず正しい打ち方を身につけることが最も大切です。
一見簡単そうに見えますが、クラブを真っすぐ引いて真っすぐ打ち出すことが意外と難しいのがパターです。
- 足の向きと体の向きを合わせる
- ボールの位置を確認
- 振り子の動きを意識しながら上体と腕を一体化させた動きを心がける
他のクラブと違って、下半身を動かさずに肩の動きでボールを打つことになります。


正しい打ち方の詳しい解説は以下記事に載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
傾斜や速さ(転がりやすさ)を読み取る
傾斜やボールの転がりやすさを的確に読み取ることも、パット数を減らすための重要なポイントです。
グリーンには必ず傾斜がついており、まっすぐカップを狙っても入らないことが大半です。
したがって、グリーンがどのように傾斜しているかはパターを打つ前に必ず予想しましょう。
グリーンの傾斜は、プレーヤーから見てどの方向に下り傾斜になっているかを把握することが大切です。
芝の刈り込み方向や伸び具合によっても転がりの速さが変わってくるため、グリーン上のボールの転がり方もよく観察しましょう。
視覚だけで傾斜を読み取ろうとすると、イメージと異なることが多々あるので、足裏の感覚でも傾斜を読み取るのがおすすめです。
冷静な精神状態を保つ
パット数を減らすためには、常に冷静な精神状態を保ちながらのプレーをしましょう。
「1パットで何とか沈めないと」「ここで良いスコアを取って巻き返さないと」といった焦りが、無理なパッティングを引き起こします。
1パット目は半径1メートル以内に収めることを意識して、2パット目で確実にホールアウトできるように打つことが大事です。
3パット以上叩くこともあると思いますが、プロでも3パット叩くことは頻繁に起こり得るので、ミスを引きずらずに冷静さを保てれば自然とパット数は減っていくでしょう。
ラウンド前の練習グリーンで感覚を掴む
ラウンド前に練習グリーンで十分な感覚を掴むことも大切です。
ゴルフ場によってグリーンの速さは以下理由によって異なるので、ラウンド日は余裕を持ってゴルフ場に到着してパター練習しておくのが良いでしょう。
- 斜面
- 芝の種類
- 手入れの状態
- 天候
またゴルフ場で掲示のある「グリーンスピード」で、数値としてもグリーンの速さを把握することが可能です。

目安8~9フィートが一般的な速さになるので、これより数字が大きい場合は転がりが速いグリーン、小さい場合は遅いグリーンと捉えておきましょう。
実際の練習と数値の両面からグリーンを把握することで、パッティングのミスを最小限に抑えることができます。
アプローチショットの技術を上げる
パット数を減らすためには、アプローチショットの精度を上げることも重要です。
アプローチでしっかりピンに寄せることができれば、簡単なシチュエーションでのパターが増えてくるので、自然とパット数が減っていきます。
アプローチの技術を上げる方法は、以下記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
平均パット数を下げてスコアアップを目指そう
全体のスコアの40%程を占めるパット数ですが、平均パット数を2以下にできれば上出来でしょう。
しかし意外と正しい技術を身につけるのが難しく、多くの人がパターに苦戦しているかと思います。
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正しい技術を身につけるのにお悩みの方は、ぜひ一度チキンゴルフの体験レッスンにお越しください。
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