練習場とは異なる本格的なゴルフ場でのコースデビューは、初心者にとって大きな一歩です。
しかし「練習場では上手くできたけど、本当のコースで通用するだろうか?」「ルールやマナーを間違えて、同伴者に迷惑をかけないだろうか」といった不安を感じる方も多いでしょう。
ゴルフのコースデビューを成功させるためには、基本的なスキルやマナー・ルールの理解以外にも、ラウンドならではの雰囲気や楽しさを体験することが重要です。
本記事では、コースデビューする前に知っておきたいポイントを解説しています。
他にもコースデビューするタイミングや当日の流れについても紹介しているので、ぜひ参考にしてラウンドの楽しさを味わいましょう!
ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
ゴルフのコース(ラウンド)デビューをするために知っておきたいスキルとマナー
ゴルフのコース(ラウンド)デビューをするために、知っておきたいことは以下の通りです。
ゴルフのコースデビューを成功させるためには、基本的なスキルやマナーを身につけることが重要です。
下記では具体的なマナーやどのぐらいのスキルがあればコースデビューをしても良いかを解説しているので、コースデビューを成功させるためにも、ぜひ参考にしてください。
最低限のゴルフスキル
ゴルフのスキル面では以下を満たしていれば、十分コースデビューができるでしょう。
- ドライバー、アイアン、パターの各クラブで一通りボールを打ったことがある
- 半分以上は空振りをしないで打てる
ラウンドだと様々なシチュエーションに応じて適切なクラブを選択してボールを打つので、主要なクラブであるドライバー・アイアン・パターでボールを打った経験があるのが望ましいです。
ただ実際のゴルフコースでは様々なライ(地面)から打つので、練習場の平坦な人工芝よりも難しい場面が多くなります。
練習場でまだ空振りが多い場合は、ゴルフコース上で空振りを避けるのはもっと難しくなるので、目安半分以上は空振りせずにボールを当てられて50ヤード以上飛ばせるぐらいだと安心してデビューができるでしょう。
コース上での基本的なマナー
コース上での基本的なマナーは、以下の通りです。
- 時間厳守
- プレーはできる限り素早く行う
- 他の人のプレー中は静かに
- ボールがコース外に飛んだら「フォアー」と声をかける
ゴルフはラウンドできる順番が決まっており、後続組が前の組を追い越すことはできません。
その結果、遅刻すると後続のグループにも影響を及ぼすため、余裕を持ってゴルフ場へ到着しスタート時間には確実にティーイングエリアにいることが重要です。
プレーの最中も、後続のグループに影響が出ないように素早くプレーを行うプレーファストの意識も大切です。
そのほかゴルフのラウンドにおいては、一緒に回る人との話し声にも注意を払う必要があります。
スイングをする際に集中を妨げる音があるとショットが乱れる要因になってしまうため、他のプレーヤーがショットを打つ際は、話し声や無駄な動きを避けて静かにしましょう。
またボールが隣のホールに飛んだ際は、他のプレーヤーに対して安全を確保するために「フォアー」と大声で叫ぶ必要があります。
これらはゴルフにおいて多数あるマナーのごく一部ですが、最低限これらを守っておけば十分ラウンドデビューができるでしょう。
ラウンドをするのに把握しておきたい最低限のルール
ラウンド時には以下のような最低限のルールは、把握しておきましょう。
ルール | 詳細 |
---|---|
スコアの数え方 | ・ゴルフのスコアは、ティーショットからカップインまでの打数で数える ・各ホールには「パー」という規定打数があり、これが基準となる ⇒パーには3、4、5の3種類があり、ホールの長さや難易度で決まる |
主要な罰則ルール | 【OB(out of bounds)】 ⇒そのホールの区域外に球が出てしまった状態を指す OBの場合は、以下の選択肢から選ぶ ・元の位置から1打罰で打ち直す ・OBラインの近くから2打罰で打つ 【ペナルティエリア】 ・通常、池や小川などの水域を指し、赤または黄色の杭で示されている ・球がペナルティエリアに入った場合、以下の選択肢から選ぶ ・1打罰で、最後に打った地点からプレーを続行 ・1打罰で、ペナルティエリアの縁に球が最後に横切った地点とピンを結ぶ直線上の後方線上の任意の地点からプレー ・赤いペナルティエリアの場合のみ 1打罰で、ペナルティエリアの縁に球が最後に横切った地点から2クラブレングス以内の場所からプレー |
ボールを打つタイミング ※打ち込みはNG | 【ボールを打つタイミング】 ・ティーショット ⇒前の組が自分の飛距離+50ヤード以上先に進んでから打つ ・グリーン狙いのショット ⇒前の組がグリーンから離れ、次のティーグラウンドに向かっていることを確認してから打つ ・パー3のホール ⇒前の組全員がグリーンを去り、次のホールに移動したことを確認してから打つ |
前の組のプレーヤーが安全な距離まで進んでいないにもかかわらず、後ろの組が球を打つことを指す「打ち込み」は大変危険なのでボールを打つ際には注意しましょう。
安全を確保するためには、常に前の組の位置を確認し、十分な距離があると判断できるまで待つことが大切です。
コースデビューをするタイミングと必要な事前準備
コースデビューを成功させるためには、タイミングと事前準備が重要で、詳細は以下の通りです。
コースデビューを検討しているゴルファーは、ぜひ参考にしてみてください。
ゴルフのコースデビューをするタイミングの目安は?
ゴルフのコースデビューをするタイミングの目安は、以下の通りです。
- 基本的なゴルフルール&マナーを理解している状態
- スロープレーを避けるための最低限のスキルが身についている状態
コースデビューができるかどうかの判断は、どれだけゴルフ歴や練習回数があるかよりも、これまで説明してきたマナーやルールを理解しているかどうかの方が重要です。
基本的なルールはスコアの計算方法やペナルティについて、マナーは主にプレーファストの意識について知っておくと良いでしょう。
もちろんゴルフスキルが備わっている方がスロープレーを避けやすくなりますが、ある程度ボールに当てて打つことができる人であれば、プレーファストを意識してラウンドをすることで十分遅れをカバーすることができます。
これらのポイントを把握しておけば、ゴルフ歴の経験が浅い場合でもコースデビューは問題なくできるでしょう。
コースデビュー前の準備
コースデビュー前の準備で意識しておくべき点は、以下の通りです。
- 最初のラウンドは2~3人予約がおすすめ
- ラウンドに必要な道具を揃えておく
- ゴルフスクールやレッスンへ参加する
初めてラウンドを予約する場合、1組の最大人数である4人で回るのは時間がかかってしまうので、2~3人での予約がおすすめです。
またコースデビューをするためには、練習には不要だった道具をいくつか揃えておく必要があります。
女性の方は体格に合わせたレディース専用のゴルフクラブセットや、歩きやすいスパイクレスのシューズ・ファッション性の高いウェアで揃えると、おしゃれを楽しみながら快適にゴルフが楽しめます。
もしコースデビュー前に自分のゴルフスキルに不安がある方は、ゴルフスクールやレッスンへ参加して、個々の技術レベルや目標に合わせてスキルを磨くのもおすすめです。
チキンゴルフでは「楽しくなければゴルフじゃない!」をモットーにレッスンを行っており、楽しみながら学ぶことで、ゴルフの基本技術や戦略を効果的に習得できます。
スイングやフォームの基本的なポイントを学び、コースデビューを成功させたい方は、ぜひチキンゴルフの無料カウンセリングやお試しレッスンを検討してみてください。
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実際にゴルフコースデビューする際の当日の流れ
実際にゴルフコースデビューをする際の当日の流れは、以下の通りです。
- 受付を済ませる
- ロッカールームで着替える
- 練習場でウォームアップ
- スタート時間の10分前にティーイングエリアへ移動
- ティーオフの前に注意事項を確認
- プレー開始
- 最終ホールをプレーした後、クラブハウスに戻る
- クラブの本数確認を行い、ロッカールームで着替える
- 精算
受付や準備を迅速に行うことで、スタート時間に遅れることなくティーオフでき、他のプレーヤーに迷惑をかけずにプレーを進行できます。
上記のように当日の進行を把握しておけば、準備不足によるプレーの遅延やトラブルを防げて、快適で楽しいコースデビューを飾れるでしょう。
ゴルフのコースデビューを成功させるポイント
ゴルフのコースデビューを成功させるポイントは、以下の通りです。
- 初心者向けのゴルフ場を選ぶ
- ハーフラウンドで予約する
- 初心者とラウンドし慣れている人と一緒に回る
- スコアを気にしすぎない
コースデビューは良いスコアを出すのではなく、ラウンドの楽しさを少しでも把握できれば十分成功と言えるでしょう。
ゴルフの本当の楽しさは、ラウンドに出ることで初めて気付くことができます。
少しでも楽しい印象でコースデビューを終えられるように、これらを踏まえながらデビューに臨んでください。
初心者向けのゴルフ場を選ぶ
以下のような特徴を持つゴルフ場を選ぶと、比較的楽にラウンドすることが可能です。
- フラットなコース設計
- 広めのフェアウェイ
- 短めの総距離
- 障害物が少なめ
ゴルフ場の予約サイトで、ゴルフ場ごとの難易度や総距離は確認することが可能なので、上記条件に合うゴルフ場を予約するのがおすすめです。
※ゴルフ場の予約サイトで確認できる難易度のイメージ
出展:楽天GORA
ハーフラウンドで予約する
18ホール全て回ると時間的にもかなり長いので、疲労や難しさのようなマイナスな印象だけが残ってしまう恐れがあります。
体力的な負担が多い18ホールよりも、負担を軽減できるハーフラウンド(9ホール)で予約することも検討しましょう。
ハーフラウンドでもゴルフ自体を理解することは十分可能なので、楽しい状態でゴルフを終えられるように通常の半分だけに留めるのも1つの手です。
初心者とラウンドし慣れている人と一緒に回る
コースデビューでは、必ずたくさんのミスをすることになります。
そんなときに精神的にも技術的にもフォローしてくれる人が周りにいると、前向きな気持ちでラウンドすることができます。
初心者ゴルファーとラウンドし慣れている人だと、適切なアドバイスや前向きな声掛けをしてくれながら一緒に回ってくれるので、もしそのような人が周りにいれば一緒に予約すると良いでしょう。
スコアを気にしすぎない
初めてのラウンドでどれだけ良いスコアが出せるかは、そこまで重要なポイントではありません。
継続的にラウンドへ行けば自然とスコアも付いてくるので、コースデビューでは「継続的にゴルフに行きたい」と思える要素を見つけることが大事です。
広大な自然の中で歩く感覚や、仲間と前向きな声掛けをしながら一緒にゴルフを楽しむ感覚など、ラウンドでしか味わえないゴルフの魅力がたくさんあります。
スコアはあくまでおまけとして、ゴルフ自体を理解して魅力と思えるポイントを見つけることを目的にコースデビューをするのがおすすめです。
ゴルフのコースデビューに関するよくある質問と回答
ゴルフのコースデビューに関するよくある質問と回答は、以下の通りです。
ゴルフは他のスポーツと比べると少々特殊なスポーツです。
他のスポーツでは通用していた常識が当てはまらないことも多々あるので、事前に違いを把握しておくと良いでしょう。
初心者でも一人でゴルフコースデビューできるもの?
ゴルフコースへの申し込みは一人でも可能ですが、実際のプレーは通常、複数人で行われるため、一人だけで回れることはほとんどありません。
一人で予約をしてしまうと、ゴルフスキルが伴っていない状態で初対面の人と一緒に回ることになるので、一人でコースデビューをしようとするのはおすすめできません。
初心者の方がコースデビューする際は、以下の点を考慮すると良いでしょう。
- 知人や経験者と一緒に申し込む
- ゴルフ場のビギナー向けイベントやコンペに参加する
ゴルフ経験者とラウンドすることで、安心感や基本的なアドバイスも得られます。
ビギナー向けイベントやコンペへの参加は、同じスキルのプレーヤーと楽しめるので、一人で参加しても問題ないでしょう。
ゴルフのコースデビューを練習なしで行うのは迷惑?
以下のような理由から一度も練習せずゴルフのコースデビューを行うのは、他のプレーヤーやゴルフ場に迷惑をかける可能性が高くなるためおすすめできません。
- プレースピードの遅延
- コースマナーの理解不足
- トラブルのリスク
ゴルフ自体は個人競技のスポーツですが、同じフィールド(ゴルフ場)で周りに気を払いながら楽しむスポーツです。
ゴルフの練習をほとんどしないままだと、例えば極端な技術不足やルール・マナーの理解不足によって周りに迷惑をかけてしまう恐れがあります。
他スポーツと比べて動作やルール・マナーが複雑なため、見よう見まねではなかなかできないのがゴルフの特徴でもあり、いきなり本番のコースに出てもまともにプレーはできないでしょう。
ゴルフのコースデビューを成功させるためには、事前に十分な練習と準備を行い、必要最低限のスキルとマナーを習得してからコースに出ることが大切です。
ゴルフのコースデビューはマナーやルールを理解している状態が理想!スキル向上も目指そう
ゴルフのコースデビューは、以下を理解していれば、スムーズにプレーを進められるでしょう。
- 最低限のゴルフスキル
- コース上での基本的なマナー
- ラウンドをするのに把握しておきたい最低限のルール
コースデビューするには、どのぐらいゴルフが上達しているかよりも、最低限のルールやマナーをしっかり把握しているかが重要です。
コースでは他の人もプレーしているので、移動を素早くする・プレー中は静かにするといった配慮も忘れないようにしましょう。
ただしより初めてのラウンドを楽しむためには、自分のゴルフスキルに自信を持っておくことも大切なので、レッスンで事前に練習しておくこともおすすめです。
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