打ち上げとは?現在地よりグリーンの位置が高い状態

打ち上げとは、ボールの位置よりもグリーンの位置が高い状態のことを指します。
ティーイングエリアにいるときはもちろん、セカンドショット以降の地点よりグリーンの位置が高い場合も同様に打ち上げとなります。
打ち上げのショットはボールが早く着弾する分、飛距離が落ちるのが特徴です。
また、セカンドショット以降は左足上がりとなることが多く、打ち出し角が高くなる分、さらにボールは飛びにくくなります。
打ち上げの場面からグリーンを狙う際は飛距離を少し大きめに計算しなければならず、番手を1~2つ程度上げるのがセオリーです。
なお、打ち上げとは反対に、ボールの位置よりもグリーンの位置が低い状態を「打ち下ろし」といいます。
打ち上げホールが与える飛距離への影響│番手を上げる選択肢を考える
以下のような理由から、打ち上げは飛距離計算に影響を及ぼします。
| 要因 | 飛距離への影響 |
|---|---|
| ターゲットが高い | 着弾が早くなりキャリーが減る |
| 左足上がりのライ | 打ち出し角が大きくなり飛距離が落ちる |
| 打球が高くなりやすい | 前に進む力が弱くなる |
このような理由から打ち上げの場面でグリーンを狙う場合、1~2番手、場合によっては3番手大きなクラブを視野に入れることが大切です。
ただし、ロスする飛距離は一律ではなく、残り距離や選択する番手によって変わります。
ショットに高さが出る小さいクラブはロスする距離が短い一方で、高さが出ず飛距離を出せる大きな番手ではキャリーが大幅に下がる傾向があります。
つまり、打ち上げの高低差が同じでも、残り距離が長いほど+αで打たないといけない距離は大きくなるのです。
参考として、残り距離が120ヤード前後で約10ヤードの打ち上げがある場合は、実質+10ヤード程度を見込んで打つ必要があります。
打ち上げホールで意識すべきポイント│傾斜なりに構えてコンパクトにスイング
打ち上げホールでは、大きい番手を選んで傾斜なりに構え、コンパクトにスイングすることが大切です。
大きな距離を打たないといけないからといって100%以上の力感を加えると、スイングが乱れてミスが出る原因となります。
番手を1~2個程度上げて、普段通りの力感で振ることが重要です。
また、セカンドショット以降は左足上がりの場面が多いため、スイングの方法にも意識を向ける必要があります。
基本は傾斜なりにアドレスを取り、コンパクトなスイングを心がけましょう。
ボールを若干右側にセットすると、打ち出しの方向も安定しやすくなります。
打ち上げホールでよくあるミス│目線と力感に注意
打ち上げホールでは、以下のようなミスが出やすくなります。
- プッシュアウト
- 振り遅れ
- チョロなど
ターゲット方向に打ちたいという気持ちからアドレス時に目線が上がり、右肩が下がりやすい傾向があります。
打ち上げホールだからこそ、冷静に番手を上げたり、コンパクトなスイングをしたりする意識が大切です。
打ち上げホールの高低差の測り方
打ち上げホールの高低差は、以下のような方法で測ることができます。
- 高低差測定機能つきの計測器を使う(競技では使用禁止)
- カートのコースガイドをチェック
- キャディに聞く
計測器やガイドつきのカートがない場合、三平方の定理で大まかな高低差を計算できますが、手間だと感じる方が多いでしょう。
現実的には、個々の感覚として高低差や飛距離を覚えていくことが大切でしょう。
打ち上げを計算した番手選びがスコアにつながる!
ボールの位置よりグリーンの位置が高い状態である「打ち上げ」では、大きく以下の2つが課題となります。
- 飛距離計算(通常より大きく打つ必要がある)
- 左足上がりに対応したスイング
打ち上げホールの正しい距離感を身につけることで、最適な番手選びができるようになります。
また、傾斜なりに構えてコンパクトにスイングすることで、正確なショットを実現しやすくなり、グリーンオンの確率を高められるでしょう。
打ち上げホールはほとんどのゴルフ場に存在するため、特徴やスイングのコツを適切に理解したうえで、攻略してみてはいかがでしょうか。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。


