ゴルフのパーとは?由来や構成の違い
ゴルフのパーとは、各ホールに設けられた規定打数で、想定された打数でホールアウトした場合に「パー」と記録されます。
パーはホールの長さや難易度に基づいて設定され、熟練したゴルファーがティーイングエリアからカップインまでに要すると想定される基準打数を意味します。
この標準打数は一般的に「パー3・パー4・パー5」の3つで構成され、短いホールほどパーは小さくなります。
ここからは以下の観点からゴルフ用語「パー」について解説します。
パーについて理解したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
名称の由来
「パー(Par)」という言葉の語源はラテン語の「par」であり、「等しい(equal)」という意味を持ちます。
ゴルフでは、設定された基準打数と「等しい」スコアでホールアウトすることを表す言葉として使われています。
ゴルフ用語として定着した経緯には諸説ありますが、株取引で使われる「額面価格(par value)」に由来するという説が一般的です。
株式市場において「標準的な価値」や「額面通りの価格」を意味していた言葉が転じてゴルフでも「基準となる打数」「通常の状態」を示す用語として採用されたと考えられています。
パー3・パー4・パー5の違いとプレー構成

ゴルフのパー設定は、「規定打数−2打でグリーンに乗せる」 という共通ルールで設計されています。
どのホールでも最終的な標準は2パットとされており、ティーショットからグリーンに乗せるまでに必要なショット数の違いによって、パー3・パー4・パー5が区分されます。
■各ホールの構成
| ホール種類 | グリーンに乗せるまでの打数 | パット数 | 合計打数 |
|---|---|---|---|
| パー3(ショート) | 1打目 | 2パット | 3打 |
| パー4(ミドル) | 2打目 | 2パット | 4打 |
| パー5(ロング) | 3打目 | 2パット | 5打 |
パー3は距離が短く、ティーショットで直接グリーンを狙えるのが最大の特徴です。
パー4はもっとも一般的なホール構成で、多くのコースでは18ホール中10ホール前後を占めています。
パー5は距離が長いため、飛距離と正確性の両方が必要とされますが、ショット回数が多いため戦略の幅が広いことが大きな特徴です。
パーに関連するゴルフ用語の意味
パーに関連するゴルフ用語の意味を以下の観点から紹介します。
これらの用語を理解しておくことで、スコアの仕組みがより明確になるため、ぜひ参考にしてみてください。
ボギー・バーディー・イーグル・ダブルボギーの意味
ゴルフでは、基準打数であるパーに対してプレーヤーが何打でホールアウトしたかを表すために、特有のスコア用語が使われます。
| 用語 | パーとの差 | 詳細 |
|---|---|---|
| バーディー | −1打 | パーより1打少ないスコア |
| イーグル | −2打 | パーより2打少ないスコア |
| アルバトロス | −3打 | パーより3打少ない非常に稀なスコア |
| ボギー | +1打 | パーより1打多いスコア |
| ダブルボギー | +2打 | パーより2打多いスコア |
プレーヤーがホールアウトした打数がパーより少なければ「良いスコア」、多ければ「悪いスコア」と判断されます。
これらのゴルフ用語のほとんどは、鳥に由来するものが多いことが特徴的です。
由来やスコア達成の難易度などについて詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
パーオン・パーパット・パープレーとは?
パーオン・パーパット・パープレーの意味は、以下の通りです。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| パーオン | 各ホールの規定打数より2打少ない打数でグリーンにのせること |
| パーパット | パーでホールアウトできるパット |
| パープレー | 18ホールをすべてパーで回ること |
パーオンは、グリーンを狙うショットの精度を測る基準となる指標です。
例えばパー4の場合、2打目でグリーンに乗ればパーオンとなり、2パットでパーを狙える理想的な展開がつくれます。
また、パープレーとは18ホールすべてをパーで回ることを意味し、熟練したゴルファーでも達成が難しいハイレベルなスコアです。
パー72とは?パーで回るとスコアはいくつ?

パー72とは、18ホールの合計基準打数が72打で構成されたコースを指し、多くのゴルフ場で最も一般的な設計として採用されています。
コースは通常、パー3・パー4・パー5がバランスよく配置されており、熟練ゴルファーが無理なく18ホールを通して72打でラウンドできるよう設計されています。
この基準の打数である72という数字は、1ホールごとの標準打数を積み重ねた値であり、ゴルフのスコア評価の中心となります。
「パーで回る」とはどんなレベル?
「パーで回る」という言葉は、18ホールを基準打数である72前後でプレーすることを意味し、アマチュアにとってはかなり難易度が高いです。
平均的なゴルファーのスコアは90〜110前後とされており、すべてのホールでパーを達成するのは以下のような体系的なスキルが求められます。
- フィジカル
- テクニック
- メンタル
- ギア
- コースマネジメント
そのため、現実的にはプロかシングルプレーヤーに近い実力が必要となります。
達成するには「自分の得意ホールでパーを積み重ねる」「大叩きを減らす」という視点でレベル感に合った戦略を立てることが大切です。
パーを狙うための戦略的なスコアメイクのコツ
パーを狙うためのスコアメイクのポイントを、以下にまとめました。
パーを安定して取ることは難易度が高いため、やみくもに狙うのではなく、ホールごとに戦略を立ててプレーすることが重要です。
まずはパーオンを狙う
パーを狙うために最も現実的で効果的なのは、 パーオンを達成することです。
パーオンを達成すれば、2パットで確実にパーを達成できます。
しかし、パーオンを達成させるには、ティーショットとセカンドショットで正確にフェアウェイやグリーンを捉える必要があります。
平均スコア100前後のゴルファーでも、18ホールの中でパーオンを達成できるのは2~3回程度と言われており、アマチュアには難易度の高いプレーです。
できるだけパーオン率を上げていくためには、ティーショットとセカンドショットで使うことの多いクラブの正確性を極力高めておくことが大事です。
アプローチとパターの精度を上げる
パーを安定して取るためには、アプローチとパターの精度を高めることが重要です。
パーオンできなかった場合でも、グリーン周りから寄せて1パットでホールアウトする「寄せワン」が決まれば、パーの獲得率は大きく向上します。
また、一般的にスコアの約半分はアプローチとパッティングが占めるとされているため、この2つを重点的に練習することはスコアアップに直結します。
アプローチやパターの具体的な練習方法やコツが知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
パーを目指すホールを選択する
効率よくスコアを縮めるためには、全ホールで無理にパーを狙わずに「狙うホールを選ぶ」ことが重要です。
一般的に、距離の短い「パー3」や、ショットをつなぎやすい「パー5」の方がパーを狙いやすいとされています。
特にスコア90〜100前後を目指す中級者層にとって、すべてのホールでパーオンする必要はなく、パーオン率20〜30%程度でも十分に目標達成が可能とされています。
具体的には、18ホール中3〜6回ほどパーオンできれば十分で、それ以外は「寄せワン」や「ボギーオン」で良いと割り切ることが重要です。
まとめ:パーの理解はスコア改善の第一歩になる
パーという基準を正しく理解することは、スコア改善に向けた一歩です。
パーについてを知ることで、ホールごとの目標が明確になり、現実的なプレー計画を立てられるようになります。
例えば、パーオンが難しい場面ではボギーオンを基準に安全なルートを選択でき、逆に得意ホールではパーを狙う判断がしやすくなります。
ゴルフは小さな判断の積み重ねがスコアに直結するスポーツです。
基準を理解し、状況に応じて正しく使いこなすことで、着実なスコアアップが期待できます。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。


