こんにちは!チキンゴルフ編集部です。
スイングが安定してきたにも関わらず、飛距離や方向性が定まらない方は、ティーの高さが合っていない可能性があります。
ティーの高さは、スイング軌道や弾道の高さ・ボールのつかまり具合に直接影響を与える要素です。
スイングタイプや抱えているミスの傾向によって、ティーの高さを適切に選択できると、ミスが減ってスコアアップにも直結します。
そこで本記事では、ドライバーのティーの高さの基準や自分に合わせた高さの選び方を分かりやすく解説します。
スイングは安定してきたのに、ミート率や弾道が安定しない方は、ぜひ最後までご覧ください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
ドライバーのティーの高さの基準
ドライバーのティーの高さの標準は「フェースから半分出る高さ」(およそ40〜50mm)です。

この高さを基準にすると打点が安定しやすく、スイング全体のバランスをつかみやすくなります。
ティーが高すぎると打点が上にずれてテンプラや吹け上がりの原因になり、逆に低すぎるとトップやチョロが出やすくなります。
ミスの原因を見極めるために、まずは基準の高さで慣れることがおすすめです。
ただし、この「フェースから半分出る高さ」はあくまでも1つの基準で、ゴルファーの体格やヘッドスピード・スイング軌道・ミスの傾向によって、個人差があることに留意しましょう。
スイングが安定してきた人に、ミス傾向に合わせたティーの高さ調整がおすすめの理由
ある程度スイングが安定している方は、自分に合ったティーの高さを見つけることで、飛距離・方向性を最適化できます。
ティーの高さは、打点の位置や入射角、フェースの向きに大きく影響するため、スイング自体を変えるよりも効率的かつ即効性のある改善策となるでしょう。
例えば、トップのミスが多く弾道が低いことに悩んでいる方が高めのティーにすることでミート率や飛距離が上がる場合もあります。
いろいろな高さで打ってみたり、動画でスイングを確認しながら微調整すると、自分に合う高さを見つけやすくなるでしょう。
ドライバーのティーの高さ「低め/標準/高め」どれがいい?弾道や飛距離に与える影響とメリット・デメリット
ドライバーのティーの高さの基準は以下3つに分類でき、それぞれ弾道の高さ・方向性・飛距離に異なる影響を与えます。

- 標準ティー(40〜50mm):打点やスイング軌道の傾向を掴みやすく、初心者・中級者向け
- 低めティー(〜40mm):飛距離よりもフェアウェイのキープを優先したい方向け
- 高めティー(50mm〜):飛距離を伸ばしたい方向け
ドライバーのティーの高さによって、弾道の高さや飛距離、さらには出やすいミスが大きく変わります。
そのため、自分に合わない高さのティーで打ってしまうと、ミスが悪化する原因になりかねません。
それぞれのティーの高さによるメリットやデメリットを把握して、自分に合ったティーの高さを選択しましょう。
ティーの高さが弾道や飛距離にどのような影響を与えるのか、具体的な特徴を以下の章で確認していきましょう。
標準ティー(40〜50mm)は初心者・中級者におすすめ
標準ティー(40〜50mm)は、初心者や中級者に最もおすすめの高さです。
ヘッドを地面に置いたとき、ボールがフェースの上端から半分ほど見えるくらいが目安です。
スイングがまだ安定していない段階では、標準の高さを基準に練習すると、打点やスイング軌道の傾向をつかみやすくなります。
まずは標準の高さで練習して、自分のスイングの特徴や出やすいミスが分かってからティーの高さを微調整していくといいでしょう。
低めティー(〜40mm)のメリット・デメリット
低めティーの最大のメリットは、ショットの安定性が高い点です。
以下の表に、低めティーの主な特徴をまとめました。
| 項目 | 低めティーの特徴 |
| コントロール | 直進性が高く、コントロールしやすい |
|---|---|
| 弾道 | 低打ち出し+安定性重視の「抑えた球」 |
| 出やすいミス | スライス・チョロ・トップ |
| 飛距離の傾向 | キャリーが出にくく飛距離はやや短い |
低めのティーでは、打ち出しが低くなる分安定性は向上しますが、飛距離が出にくい・トップやチョロなどのミスが出やすいデメリットもあります。
そのため、飛距離よりもフェアウェイのキープを優先したい方におすすめのティーの高さです。
普段フック気味の方や、ティーショットでのミスを減らしたい方は低めティーを試してみてください。
高めティー(50mm〜)のメリット・デメリット
高めティーの最大のメリットは、打ち出し角が高く、飛距離を伸ばしやすい点です。
以下の表に、高めティーの主な特徴をまとめました。
| 項目 | 高めティーの特徴 |
| コントロール | 左右のブレが出やすくやや不安定 |
|---|---|
| 弾道 | 高打ち出し・ドロー |
| 出やすいミス | フック・テンプラ |
| 飛距離の傾向 | キャリー+ランが出やすく飛距離が伸びる |
高めのティーでは弾道が高くなる分、風の影響を受けやすく方向性が不安定になりやすいデメリットもあります。
そのため、飛距離を重視したい方や、キャリーでしっかり運びたい場面におすすめのティーの高さです。
スライス気味の方や、キャリーをもう少し伸ばしたい方は、いつもより少し高めのティーで打ってみるといいでしょう。
コース状況別でおすすめのティーの高さ
実際にコースに出ると、普段のショットだとティーショットが難しく感じる以下のような状況では、ティーの高さを戦略的に変えることでスコアアップに直結することがあります。
ティーの高さを状況に応じて変えると、ミスを防いで安定したショットを打つことが可能です。
状況に合ったティーの高さを選択して、リスクを回避したい方は以下の章で確認していきましょう。
追い風(フォロー)・向かい風(アゲインスト)の時
風向きに応じてティーの高さを変えると、同じスイングでも弾道や飛距離を調整できます。
ティーの高さを変えると、弾道・スピン量などが変化するため、風の影響を最小限に抑えたり、恩恵を最大限に利用できたりします。

このように、風向きに応じてティーの高さを使い分けると、同じスイングでも弾道や飛距離を調整できます。
打ち上げ・打ち下ろしの時
打ち上げ・打ち下ろしに応じてティーの高さを変えると、同じスイングでも安定して対応できます。
打ち上げではランが出にくく、打ち下ろしでは風の影響を受けやすいなど、地形によって弾道の特性が変わるためです。
| 項目 | 打ち上げ | 打ち下ろし |
| 特徴 | ランが出にくい | 風の影響が大きい |
|---|---|---|
| おすすめのティー | 高めティー | 低めティー |
| おすすめ理由 | キャリーが伸びやすい | 風の影響が最小限になる |
このように、地形に合わせてティーの高さを調整すると、キャリー・ラン・風の影響を考慮した最適なショットが打てます。
左右の障害物やOBを避ける
左右の障害物やOBを避けたいときは、ティーの高さを調整することでリスクを減らせます。
ティーの高さによって、ボールのつかまり具合や弾道の方向性が変化するためです。
- 右に飛ばしたくない場合:ティーを高めにすると右方向へのミスを防ぎやすい
- 左に飛ばしたくない場合:ティーを低めにすると、左への打ち出しを防ぎやすい
このように、ティーの高さを状況に応じて変えるだけで、左右のミスを軽減し安全なショットを打てます。
狭いフェアウェイ
狭いフェアウェイでのティーショットは、飛距離よりも方向性とコントロール性を優先するため、OBのリスクを減らせる低めのティーにするのがおすすめです。
高いティーで打つとキャリーは伸びますが、滞空時間が長くなることで左右への曲がりも大きくなりやすくなる可能性が高くなります。
狭いフェアウェイで、リスクの少ないショットを打ちたい方は、低めのティーにしてみてください。
スイング軌道別のおすすめのティーの高さ
ドライバーは基本的にアッパースイングが推奨されていますが、以下のようなスイング軌道に調整したい場合はティーの高さを変えることも1つの手段です。

上級者向けになりますが、自身のスイング軌道を微調整したい場合は参考にしてください。
アッパーブロー(下から上振り抜く)気味にしたい
アッパーブロー気味に調整したい方は、高めのティー(450mm~)がおすすめです。
高めのティーを使うメリット
| 項目 | メリット |
|---|---|
| キャリー距離 | 高打ち出しによってキャリーを伸ばせる |
| 球筋 | 自然なドローボールの打ちやすさ |
ただし、ティーが高すぎるとフェース上部に当たって「テンプラ」になりやすいため注意が必要です。
通常の高さでも正しいスイングができていればアッパーブローの軌道でインパクトできます。
レベルブロー(地面と平行に振る)気味にしたい
レベルブロー気味に調整したい方は、標準より少し低めのティー(40mm前後)を使うのがおすすめです。
標準のティーは、クラブの最下点でボールを捉えやすく、スイング軌道に合うため、操作性や方向性が安定します。
標準より少し低めのティーを使うメリット
| 項目 | メリット |
|---|---|
| 球筋 | ストレートボールが打ちやすい |
| スピン量 | スピン量が増えにくい |
| 操作性 | 操作性が高い |
ただし、やや低めの弾道になりやすい傾向もあるため、状況に応じて微調整するとさらに安定したショットが打てるでしょう。
ダウンブロー(上から打ち込む)気味にしたい
ダウンブロー気味に調整したい方は、低めのティー(〜35mm)を使うのがおすすめです。
低めのティーにすると、打ち出し角を抑えて方向性を安定させやすくなります。
標準より少し低めのティーを使うメリット
| 項目 | メリット |
|---|---|
| コントロール性 | コントロール重視のショット |
| 風の影響 | 風の影響を受けにくいショット |
ただし、ティーが低すぎるとトップしやすくなるため、打点や高さを微調整して最適な弾道を意識しましょう。
自分に最適なティーの高さを調べる最短の方法
「自分のスイング傾向を知りたい」「最適なティーの高さを早く知りたい」方に、ゴルフスクールでレッスンを受けるのがおすすめです。
自分でティーの高さを調整すると、スイングのバランスが崩れてミスが増える可能性があります。
チキンゴルフなら、シミュレーションゴルフでショットを分析しつつ、インストラクターのアドバイスを受けて調整できます。
ティーの高さを決めるためにシミュレーションゴルフで確認したいことは、以下4点です。
- ヘッドスピード
- 弾道
- ミート率
- スイング軌道
また、以下2点をインストラクターに確認すると、練習の精度が高くなり早く上達できます。
- 数値や動画に基づく最適なティー位置のアドバイス
- ティーの高さだけで改善できない問題点
自分のスイングの特徴を知り、インストラクターの意見を参考にティーの高さを選びたい方はチキンゴルフの体験レッスンをご検討ください。
ドライバーのティーの高さについてよくある質問
以下の章では、ドライバーのティーの高さについてよくある質問に答えます。
ドライバーを打つティーの平均の高さやおすすめ、石川遼選手の高さを以下の章で確認していきましょう。
ドライバーのティーの高さはどのくらいがいいですか?
スイングが定まっておらず、いろいろなミスが出る方は、標準の高さ(40mm~45mm)を目安にするといいでしょう。
ドライバーのティーの高さは、自分のスイングの軌道や目指しているショットによっても変わります。
いろいろな高さで打ってみたり、自分のスイングを分析して最適な高さに調整しましょう。
最短で最適なティーの高さを知りたい方は、チキンゴルフの体験レッスンを検討してみてください。
ティーの高さは平均して何mmですか?
ティーの高さの平均はボールの半分がヘッドから出るくらい(約40mm~50mm程度)が基準です。
この“基準の高さ”をまず習得することで、ミスの傾向が把握しやすくなり、自分に合った高さを選びやすくなります。
慣れてきたら、自分に合ったティーの高さで打つことで飛距離や方向性が向上します。
また、風や狙いによってティーの高さを微調整することで、スイングを変えずに状況にあったショットが打てるでしょう。
石川遼のドライバーのティーの高さは?
石川遼選手のドライバーのティーの高さは一定ではなく、かなり低めの3mmのティーで打つこともあるようです。
あえて低くすることで打点を安定させ、風の影響を受けにくい低弾道で狙い通りのコースに打つための工夫だと考えられます。
ドライバーはヘッド部分が大きく、3mmの高さのティーだとミートさせることが難しく、飛距離も落ちる可能性が高いです。
石川遼選手の安定した力強いスイングがあるからこそ、3mmのティーが効果を発揮していると言えるでしょう。
ドライバーのティーの高さは自分のスイングタイプに合わせて調整が必要
ドライバーのティーの高さを調整するために、まずは自分のスイングを理解することが大切です。
ティーの高さは打ち出し角や弾道・スピン量に影響し、スイング軌道に合わないとミスが増えてしまいます。
例えば、アッパーブロー気味の方が低めのティーで打つとトップしやすく、飛距離や方向性が安定しません。
そのため、自分のスイング傾向を把握してからティーの高さを調整して、安定した方向性と飛距離アップを目指しましょう。
チキンゴルフではスイングを詳細に分析し、客観的なフィードバックを受けながら効率的にティーの高さを決めることができます。
「自分のスイングの特徴を知りたい」「最短でティーの高さを知りたい」方は、チキンゴルフの体験レッスンを試してみてください。
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5,6人のグループレッスンだと十分な指導の確保が、1対1のパーソナルだと自ら考えながら練習する時間の確保が難しいです。
一方、セミパーソナルであれば指導と自主練習をバランスよく取り入れることが可能。
パーソナルレッスンだと回数制であることが多く、上達できないまま卒業になってしまう恐れも。
チキンゴルフは通い放題なので、セミパーソナルによる丁寧な指導と十分なレッスン回数を両立させられます。

なかなかゴルフが上達できずに悩んでいる人や、これからゴルフを始めようとしている人は、ぜひチキンゴルフの体験レッスンにお越しください!
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