パターの握り方5種類を解説!初心者におすすめの選び方と相性の良いヘッド形状も紹介

パターの握り方を解説!

パターは18ホールの中で最も多く使うクラブのひとつであり、スコア全体の3〜4割を占めると言われるほど重要なクラブです。

そのため、自分に合ったパターの握り方を身につけることは、安定したストロークを生み出し、スコアを伸ばすうえで欠かせない要素となります。

本記事では、代表的なパターの握り方を5つ取り上げ、それぞれの特徴やメリットを詳しく解説します。

さらに、握り方に適したパター形状についても紹介しますので、「パターが安定しない」「距離感が合わない」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

目次

パターの握り方が重要な理由

パターの握り方が重要な理由は、以下のとおりです。

  • ストロークの再現性と方向性を決める土台になるから
  • ストローク軌道が安定するから

正しい握り方ができていないと、インパクト時に手首が余計に動いてしまい、フェースの向きがブレやすくなります

その結果、ボールが狙ったラインに乗らず、ショートパットのミスや距離感の乱れを招いてしまうのです。

また、正しいグリップを身につけるとフェース面をスクエアに保ちやすくなり、打ち出し方向のズレも減らせます。

握り方を整えることは、スコアアップの基礎づくりに直結するのです。

パターの握り方の種類と特徴【図解】

ここからは、パターの握り方の種類と特徴を解説します。

パターの握り方特徴
逆オーバーラッピング最も一般的で安定感がある
クロスハンドグリップショートパットが安定しやすい
クロウグリップ手首の動きを抑えやすい
アームロックグリップ方向性重視のスタイル
プレイヤー(合掌)グリップリズムを整えやすい

それぞれに個性があり、得られる感覚や打ち出しの安定性がまったく異なります。

ぜひ、実際にパターを手に取りながら、自分にしっくりくる握り方を確かめてみてください。

逆オーバーラッピング|最も一般的で安定感がある

逆オーバーラッピング
逆オーバーラッピング2
主な効果・メリット・手首の動きを抑えやすく、ストロークが安定
・肩と腕が連動しやすく再現性が高い
・フェースをスクエアに保ちやすい
デメリット・注意点・距離感が合いにくいと感じることがある
・力むとフェースが開きやすい
おすすめな人・基本を身につけたい初心者
・ショートパットを安定させたい人

逆オーバーラッピンググリップは、数あるパターの握り方の中でも最もオーソドックスで安定感のあるスタイルです。

初心者からツアープロまで幅広く採用されており、まさに基本形のグリップといえます。

握り方は、左手の人差し指を右手の指の上に軽くかぶせるように置くのがポイント。

これにより、両手の一体感が生まれ、手先での操作を抑えてストロークを安定させることができます。

また、通常のショットに近い感覚で握れるため、ゴルフ初心者でも違和感が少なく、距離感を体全体で合わせやすいのも特徴です。

パターの基本を身につけたい方は、まずこの握り方から試してみると良いでしょう。

クロスハンドグリップ|ショートパットが安定しやすい

クロスハンドグリップ|ショートパットが安定しやすい
クロスハンドグリップ2
主な効果・メリット・右手の力や動作を抑制しやすい
・フェースのブレを抑えられる
・左の肩を低く保てる
デメリット・注意点・最初は違和感を覚えやすい
・通常グリップとの切り替えに慣れが必要
おすすめな人・ショートパットが苦手な人
・手首を使いすぎてしまう人
・方向性を安定させたい人

クロスハンドグリップは、右利きのゴルファーが左手を下、右手を上にして握る、いわゆる逆手のグリップです。

この握り方の最大の特徴は、利き手である右手の動きを抑え、ストローク全体を左腕でコントロールできる点にあります。

フェースの向きをキープしやすく、真っすぐ引いて押し出すストロークを安定して再現できるのがメリットです。

特にショートパットでは、右手の力みや手首のこねを防げるため、方向性と安定性が向上します。

そのため、プロ・アマ問わず多くのゴルファーに愛用されています。

一方で、通常のオーバーラッピンググリップに比べると、やや窮屈に感じることもありますが、繰り返し練習することで次第に安定したストロークが身につきます。

方向性を重視するゴルファーにとっては、一度試してみる価値のある握り方です。

クロウグリップ|手首の動きを抑えやすい

クロウグリップ
クロウグリップ2
主な効果・メリット・右手の力や動作がストロークに大きく影響しない
・振り子のように、ストレートに振れる
・イップスによるクセを抑制できる
デメリット・注意点・最初は距離感をつかみにくい
・細かなタッチの再現に慣れが必要
おすすめな人・手首が動きすぎる人
・イップスに悩んでいる人
・方向性を安定させたい人

クロウグリップは、近年ツアープロの間でも注目度が高まっているパターの握り方です。

左手は通常のオーバーラッピンググリップと同じように握り、右手だけを特殊な形で添えるのがポイントです。

この握り方により、右手主導のストロークを防ぎ、手首の余計な動きを抑えることができます。

右手の握り方
  • 親指と人差し指でパターを挟むように握る
  • 指を伸ばし、手の甲を正面に向けて軽く添えるだけにする

右手を「添えるだけ」にすることで、力みを抑えてスムーズなストロークが可能になります。

左手主体でクラブを動かすため、ストローク軌道が安定し、方向性を重視したパッティングがしやすくなります。

特に、右手が強く出てしまう癖がある人や、プレッシャーで手がこわばりやすい人にとっては、大きな効果を発揮します。

クロウグリップは慣れるまでに少し時間がかかりますが、安定感を得られればショートパットでの方向性と再現性が大きく向上します。

クロウグリップについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

【関連記事】
クローグリップとは?パターへのメリット・握り方を徹底解説

アームロックグリップ|方向性重視のスタイル

アームロックグリップ|方向性重視のスタイル
主な効果・メリット・左腕とクラブを一体化させ、手首の動きを抑えられる
・フェースの向きが安定する
・左肩を支点にした振り子ストロークが可能
デメリット・注意点・ロフト角の大きいパターが必要
・距離感をつかむには慣れが必要
おすすめな人・打ち出し方向が定まらない人
・ショートパットの方向性に悩んでいる人
・手首の動きを抑えたい人

アームロックグリップは、近年ツアープロの間でも注目を集めている、方向性・安定性を重視したパターの握り方です。

長めのパターを使い、グリップを左前腕に沿わせるように固定して握るのが特徴です。

アームロックグリップの握り方
  • グリップエンドを左腕の中央付近に軽く当てる
  • グリップ全体を左腕に沿わせるように固定する
  • 右手は通常通り、または軽く添える程度で握る

左腕とクラブを一体化させることで、腕全体でストロークをコントロールでき、手首を使わずに安定した動きを再現できます。

フェースの開閉を抑えられるため、「真っすぐ引いて真っすぐ出す」という理想的なストロークを習得しやすいのが魅力です。

一方で、強いハンドファーストの形になるため、通常のパターではロフトが立ちすぎて球が転がらない場合があります。

そのため、ロフト角6〜7度程度のアームロックに適したパターを使用するのがおすすめです。

なお、グリップの根元を腕や体に固定して支点を作る「アンカリング行為」はルール上禁止されていますが、グリップを左腕に沿わせるアームロックグリップは現在もルール上合法です。

構えにはやや慣れが必要ですが、方向性を重視し、安定したパッティングを目指す場合には、一度試してほしい握り方です。

プレイヤー(合掌)グリップ|リズムを整えやすい

プレイヤー(合掌)グリップ|リズムを整えやすい
主な効果・メリット・両肩の高さが揃い、ストロークが安定
・体幹を使ったスムーズな振り子ストロークができる
・テンポやリズムを保ちやすい
デメリット・注意点・細いグリップだと親指を揃えづらい
おすすめな人・手打ちを防ぎたい人
・ストロークのリズムが安定しない人
・太めグリップのパターを使っている人

プレイヤーグリップは、両手を合わせるようにしてパターを握る独特なスタイルで、合掌するような形になることから「合掌グリップ」とも呼ばれます。

両手の一体感を高め、ストローク中の無駄な動きを抑えられるのが大きな特徴です。

握り方のポイント
  • 左手の人差し指と右手の小指が同じ高さに並ぶように握る
  • 両親指をグリップの中心でしっかり揃える

この握り方により、両手のバランスが整い、自然と手首の動きを抑えることができます。

肩・背中・体幹といった大きな筋肉を使ってストロークできるため、安定した振り子のような動きを再現しやすくなります。

また、両肩の高さが揃うことでスイング軸がブレにくく、一定のテンポでパッティングしやすいのもメリットです。

グリップが太めのパターと相性が良く、両手の形を安定してキープしやすい点も魅力。

手首の動きが多くなりやすい人や、緊張すると手が先に動いてしまうタイプの人には特におすすめです。

自分に合ったパターの握り方を選ぶ方法

ここからは、自分に合ったパターの握り方を選ぶ方法を紹介します。

自分に適した握り方を練習することがスコアアップに直結するため、ぜひ参考にしてみてください。

自分の課題に合ったグリップを選ぶ

パターの上達には、自分のストローク傾向や悩みに合ったグリップを選ぶことが欠かせません。

どんなに練習を重ねても、握り方が自分に合っていなければ安定したパッティングは難しくなります。

まずは、自分のパッティングでどんなミスが出やすいのかを整理し、それに合ったグリップを選んでみましょう。

課題・悩みおすすめの握り方
ロングパットで距離感が合わない逆オーバーラッピング
方向性がズレやすいクロスハンド
手首の動きが強く出てしまうクロウ
手首の動きを抑えて一貫したストロークをしたいアームロック
リズムが定まらない
ストロークが速くなりやすい
プレイヤー(合掌)

もし迷った場合は、まず「逆オーバーラッピング」から試して、他のスタイルを比較していくのがおすすめです。

実際に試すときのチェックポイント

実際にパターの握り方を試す際は、次のポイントを確認しながら行いましょう。

  • ストローク中に手首がぶれていないか
  • 打ち出し方向が安定しているか
  • 距離感が揃っているか

手首が余計に動くとフェースが開閉し、ボールの方向性が不安定になります。

そのため、ストローク中に手首がぶれていないかを重点的にチェックしましょう。

また、毎回同じラインに打ち出せているかも重要なポイントです。

ボールが左右にばらつく場合は、今の握り方が自分に合っていない可能性があるため、別のグリップも試してみるのがおすすめです。

さらに、ロングパットや中距離パットで打ちすぎやショートが多い場合は、ストロークテンポや手の使い方にズレがあることが考えられます。

力まず、自然なリズムで振れる握り方を見つけることが大切です。

焦らず何度か練習を重ねながら、「自分にとって自然にストロークできるか」を基準に判断していくことが、上達への近道です。

パターの握り方と相性の良いパター形状

パターの握り方と相性の良いパター形状

パターの握り方を選ぶ際は、握り方に合うクラブ形状を考えることも重要です。

ここからは、以下のパター形状とそれぞれに相性の良いグリップを紹介します。

握り方と形状の組み合わせを工夫することで、方向性や距離感の改善の精度がより高くなります

自分に合ったパターの選び方について知識を深めたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】
自分に合ったパターの選び方を解説!種類や形状による違いやおすすめを紹介

ピンタイプ

ピン型パターは、細長いヘッド形状が特徴で、操作性と距離感のコントロールを重視するゴルファーに向いています。

初心者が起こしやすい「ボールが右に出るミス」を軽減しやすく、繊細なタッチにも対応しやすいモデルです。

一方で、ヘッドが操作性重視の分、フェースの向きや手首の動きがスコアに直結するため、安定感を高める握り方が重要になります。

おすすめの握り方
  • 逆オーバーラッピンググリップ
  • クロスハンドグリップ

逆オーバーラッピングは、手首の動きを抑えながら肩と腕を連動させてストロークできるため、フェースの開閉を最小限に抑えられます。

ピン型特有の操作性を活かしつつ安定感を得られるため、オールラウンドに扱いやすいのが魅力です。

一方で、クロスハンドは利き手(右手)の動きを抑えてフェースの向きを一定に保ちやすいため、ピン型で起こりやすい「プッシュ」や「引っかけ」のミスを防止できます。

ショートパットで方向性を重視するゴルファーや、手先の動きが強く出てしまう人に最適です。

ピンタイプは、グリップ次第で距離感・方向性の微調整がしやすい万能型のパターです。

フェースをスクエアにキープし、再現性の高いストロークを意識すれば、狙ったラインにしっかり転がる安定したパッティングが可能になります。

マレットタイプ

マレット型パターは、ヘッド後方が広く重心が深いため、直線的で安定したストロークを求めるゴルファーに最適なモデルです。

慣性モーメントが大きく、インパクト時のフェースのブレを抑えやすい構造になっています。

ピン型よりもヘッドが重く、自然とストローク軌道が安定しやすい一方で、繊細なタッチを出すには少し慣れが必要です。

そのため、手首を使わず、肩を中心にストロークできる握り方が相性抜群です。

おすすめの握り方
  • クロスハンドグリップ
  • クロウグリップ

クロスハンドグリップは、左手主導のストロークになることでフェース面をスクエアに保ちやすく、重めのヘッドでも方向性がブレにくいという特徴を活かせます。

一方、クロウグリップは右手を添えるだけにすることで手首の動きを抑え、重いヘッドを自然に振り子のように動かせるため、安定したタッチを再現しやすくなります。

マレットタイプは、ストロークの一貫性と方向性の安定を両立できる形状です。

肩を支点にスムーズに振る意識を持つことで、ヘッドの重さを活かした再現性の高いパッティングが可能になります。

ネオマレットタイプ

ネオマレット型パターは、マレット型よりもさらにヘッドが大きく、方向性のミスに強いのが特徴です。

ヘッドが大きく重心が深いため、フェースの開閉を抑えやすく、ストローク中にブレが出にくい設計になっています。

そのため、「真っすぐ引いて真っすぐ打つ」ストロークを得意とする握り方と相性の良いモデルです。

おすすめの握り方
  • アームロックグリップ
  • プレイヤー(合掌)グリップ

アームロックグリップは、左腕とパターを一体化させることで手首の動きをほぼ排除し、ヘッドの重さを活かした安定したストロークを実現します。

重心深度の大きいネオマレット型との相性が良く、フェースを常にスクエアに保ちやすいため、方向性の安定につながります。

一方、プレイヤー(合掌)グリップは、両手を揃えて握ることで肩と体幹を使った振り子ストロークがしやすく、一定のリズムで安定したストロークを行えます。

手首の余計な動きを自然に抑えられるため、ネオマレットの方向性と安定感を引き出せるのが大きなメリットです。

ネオマレット型パターは、ストロークを機械的に再現しやすいことから、「感覚よりも安定性を重視したい」ゴルファーに最適です。

距離感も振り幅で合わせやすく、安定したテンポでストロークできるため、再現性の高いパッティングを身につけたい人におすすめです。

状況別に使えるパター握り方のコツ

ここからは、状況別に使えるパターの握り方のコツを紹介します。

パターの握り方は一つに固定するだけでなく、状況に応じて工夫することもおすすめです。

ショートパットで安定させるための握り方

ショートパットは「入れごろ外しごろ」と呼ばれる距離で、緊張や手首のブレによるミスが起きやすい場面です。

短い距離でも方向性が安定していなければ、パット数を大きく増やす原因になります。

安定感を高めるには、フェースの向きをキープしやすいクロスハンドグリップや逆オーバーラッピングが有効です。

おすすめの握り方理由
クロスハンドグリップ・利き手の動きを抑え、左手主導でストロークできる
・フェースの向きを保ちやすく、打ち出し方向の安定につながる
逆オーバーラッピング・両腕と肩を連動させやすく、振り子のようなストロークをしやすい
・手首のブレが少なく、タッチを一定に保ちやすい

ショートパットでは、ほんの少しのフェースのズレやタッチの乱れが命取りになります。

自分のストロークリズムを崩さず、緊張した場面でも安定して振れる握り方を身につけることが、パット数を減らす第一歩です。

ロングパットで距離感を合わせるための握り方

ロングパットでは、方向性よりも距離感の正確さが重要になります。

長い距離を打つ場合、力みや手首のブレが出やすく、タッチの不安定さやパット数の増加につながることがあります。

そのため、ストロークを大きくしても力みが出にくく、自然なテンポで振りやすい握り方を選ぶことがポイントです。

おすすめの握り方理由
逆オーバーラッピング・ストロークを大きくしても力みが出にくい
・距離感を体全体で合わせやすい
プレイヤー(合掌)グリップ・両手のバランスが取りやすい
・一定のリズムでストロークできる

逆オーバーラッピングは、両肩と腕を連動させてストロークしやすいため、振り幅をコントロールしやすく距離感が合いやすいのが特徴です。

ロングパットのように大きなストロークが必要な場面でも、力まず自然なテンポでスイングできます。

プレイヤー(合掌)グリップは、両手の一体感が高く、体幹を使った一定のテンポでストロークしやすいのがメリットです。

長い距離でもリズムよく振れるため、タッチの再現性が高まり、距離のばらつきを抑えられます。

テンポよく振れる握り方を意識して練習を重ね、自分のストローク感覚を磨いていきましょう。

パターの握り方を定着させる練習法

ここからは、パターの握り方を定着させる練習法について解説します。

パターの握り方は、理論だけでなく実際の練習を通じて体に馴染ませることが大切です。

最初はどのグリップも違和感を覚えるものですが、繰り返し練習して定着させていきましょう。

握り方を決定するためのチェック方法

自分に合ったグリップを見つけるためには、どちらの手で打ちやすいかを知ることが重要です。

以下のチェック方法を実践し、自分に最もフィットする握り方を探していきましょう。

  1. 左右それぞれ片手でパターを握る
  2. 2〜4m程度の距離で数球打つ

⇛打ち出し方向が安定するほうが「自分のメインの手」

まずは、右手だけ・左手だけで交互にパッティングを行い、どちらが打ちやすく感じるかを確認します。

短すぎると差が出にくく、長すぎると力みが出やすいため、2〜4m程度の中距離で打つことがおすすめです。

打つ際は体がぶれないように注意し、手首を固めてストロークすることを意識しましょう。

このときの感覚を通じて、「自分は左右どちらの手を主役にしてストロークしているか」を把握することが大切です。

ショートパット

ショートパットの主な練習方法は、以下のとおりです。

  1. 本や定規など、直線の物をパターのそばに置く
  2. 構えたときに、フェース面と直線が平行になるようにセットする
  3. クラブをゆっくり真っすぐ後ろに引く
  4. 同じ軌道でフォロー(打ち出し)も真っすぐ出す

自宅での素振り練習でも簡単に実践できるので、ぜひ試してみてください。

上記の練習方法については、以下の記事にて図解を用いて詳しく紹介しています。

【関連記事】
正しいパターの打ち方は?握り方や構え方も初心者にもわかりやすく紹介!

ロングパット

ロングパットは、10mの決まった距離を打ち続ける練習が効果的です。

  • グリーン上で大股で10歩(約10m)の距離を測る
  • 設定した約10mの距離を打ち続ける
  • 10mの感覚を基準に歩数と振り幅の感覚をリンクさせる練習を行う

距離感の目安になる基準ができれば、他の距離でも振り幅を調整することで大きなズレを起こさず打つことができます。

ロングパットは自宅での練習がしづらいため、ラウンド前の時間を有効活用しましょう。

パターの握り方に関するよくある質問と回答

ここからは、パターの握り方に関するよくある質問と回答を紹介します。

それぞれの疑問を確認しながら自分に合った握り方を見つけ、より良いパッティングにつなげていきましょう。

初心者におすすめなパターの握り方は?

初心者におすすめなのは、最も一般的で安定感が高い逆オーバーラッピンググリップです。

通常のショットで使うオーバーラッピンググリップと形が似ているため、自然に握りやすいからです。

ただし、パターの握り方に絶対的な正解はありません

自分のフィーリングに合ったスタイルを見つけることが、パッティング上達への近道となります。

パターの握り方に流行りはある?

パターの握り方には、ある程度の流行があります

人気のツアープロやトーナメントで優勝した選手の特徴的な握り方は、その選手の活躍に伴って注目されます。

そのため、その選手と同じスタイルを試すゴルファーが増える傾向があります。

ただ、流行だからといって必ずしも自分に合うとは限りません。

最終的には、自分の打ちやすさやストロークの安定性に合った握り方を選ぶことが大切です。

パターの変則的な握り方とは?

パターの変則的な握り方とは、基本の逆オーバーラッピンググリップ以外の握り方を指します。

主に以下の握り方が該当します。

これらの変則的な握り方は、特定の悩みや課題を改善しやすいのがメリットです。

ただし、慣れるまでは違和感が強いため、練習を重ねて体に馴染ませる必要があります。

女子プロが採用しているパターの握り方は?

有名な女子プロの中には、以下のように変則的なグリップを採用しているゴルファーもいます。

  • 渋野日向子
  • 古江彩佳

どの選手も、自分の課題やクセを把握したうえで変則的なグリップを採用しています。

プロのプレーを見る際にはパターの握り方にも目を向けて、自身のプレーの参考にしてみてください。

自分に合ったパターの握り方でスコアアップを目指そう

パターの握り方にはそれぞれ特徴とメリットがあり、自分の課題やプレースタイルに合った握り方を選ぶことが、スコアアップへの近道です。

ただし、グリップはほんの少しの違いで結果が大きく変わる繊細な要素でもあります。

そのため、独学では「本当に自分に合っているのか」を判断するのが難しいことも少なくありません。

その場合は、ゴルフスクールを活用してプロのアドバイスを受けることもおすすめです。

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「どの握り方が自分に合っているのかわからない」「ショートパットが安定しない」とお悩みの方も、第三者の目線から改善ポイントを明確化することが可能です。

理想のストロークを身につけ、パット数を減らしてスコアアップを目指したい方はぜひチキンゴルフのレッスンをご検討ください。

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