ゴルフにおけるパーオンとは、パー(カップインまでの規定打数)よりも2打少なく、グリーンオンすることを指します。
1ラウンドの中でパーオン率を上げることでスコアアップに繋がりやすいですが、初心者の場合はかえってスコア崩れになるリスクも。
100切り・90切りを目指したい方は、まずはパーオンより1打多いボギーオンを意識するのがおすすめです!
本記事では、アマチュアとプロのパーオン率の目安やパーオンするためのコツ、アマチュアにおすすめのボギーオンについても網羅的に解説します!
「パーオンについて詳しく知りたい」方や「スコアアップのための考え方を身につけたい」方は、ぜひ参考にしてみてください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
パーオンとは|規定打数より2打以上少ない打数でグリーンオンすること

パーオン※とは、カップインの規定打数よりも2打少ない打数でグリーンオンすることです。
※パーオンとは和製英語であり、英語では「green in regulation」と呼ばれます
例えばパー4(規定打数が4)の場合、2打目でグリーンオンするとパーオンとなります。
ここからは、パーオンに関連する以下のゴルフ用語について解説していきます。
パーオン率とは
パーオン率とは、1ラウンド18ホールの中でどれくらいの確率でパーオンしたかを表す数値を指し、ツアーの公式記録にも表記されています。
パーオン率の計算方法は以下の通りです。
パーオンしたホールの総数÷18×100=パーオン率
パット数が多くなるとスコアは悪くなるため、パーオン率が高いからと言って必ずしもスコアが良くなるとは言い切れません。
とはいえパーオン率はスコアアップを目指すうえで1つの指標となるため、目標スコア達成のためにどれくらいのパーオン率があればいいかを確認してみてください。
ボギーオンとは|アマチュアはまずボギーオンを狙うのがおすすめ
ボギーオンとは、パーオンよりも1打多い打数でグリーンオンすることです。
例えばパー4のホールの場合、3打目でグリーンオンできればボギーオンとなります。
パーオンは比較的難易度が高く、狙いすぎはスコア崩れに繋がる可能性もあるので、アマチュアはまずボギーオンを狙うのがおすすめです。
1ラウンド18ホールでボギーオンできた確率をボギーオン率と言い、計算方法は以下の通りです。
ボギーオンしたホールの総数÷18×100=ボギーオン率
全18ホールがボギーだとスコアが90となり100切りを目指せるので、自分がどれくらいボギーオンできているか把握しスコアアップに役立ててみてください。
アンダーパーオンとは|プロでも難易度が高いプレー
アンダーパーオンとは、パーオンよりも1打少ない打数でグリーンオンすることです。
例えばパー4であれば1打目、パー5であれば2打目でグリーンオンするとアンダーパーオンとなります。
アンダーパーオンはプロでも難易度が高く、コースマネジメントを徹底して攻めと守りのタイミングを見極められる方ができるプレーと言えるでしょう。
【スコア別】プロゴルファーとアマチュアのパーオン率の目安
プロゴルファーとアマチュアのパーオン率の目安は、以下の通りです。
パーオン率 | |
---|---|
プロゴルファー | 約70%※ |
アマチュアゴルファー | 0~45% |
また、スコア別のパーオン率の目安を以下にまとめました。
パーオン率は、USGAのハンディキャップ委員会のメンバーであるルウ・リッキオ氏が唱えたリッキオの法則から算出したものです。
18ホールのスコア= 95 ー(2×パーオン数)
パーオン率と絡ませながら100切り・90切り・80切りのコツも併せて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
100切りの目安
リッキオの法則によると100切りするために必要なパーオン率は0%で、一度もパーオンがなくても十分に目指せます。
100切りは18ホールのうち半分をダブルボギー、もう半分はボギーを狙うことで達成することが可能です。
極力ボギーオンさせて、基本的に2パットで上がることができれば十分に達成できます。
90切りの目安
90切りを目指すのに必要なパーオン率の目安はおよそ16.7%で、1ラウンドに3回程度パーオンできれば達成可能です。
基本的にボギーをべースにラウンドし、距離が短く難易度の低いホールでパーオンを狙ってパーを獲りにいくのが良いでしょう。
100切りよりもコースマネジメントの重要性が問われる水準になってくるので、自分の得意・不得意を踏まえてどこでパーオンを狙うか戦略を立てておくことが大切です。

80切りの目安
80切りを目指すのに必要なパーオン率の目安はおよそ45%で、1ラウンドに8回パーオンできれば達成することが可能です。
80切りを達成するためには規定打数であるパーをベースに、3ホールに1回はボギーでも許容範囲と捉えておきましょう。
あまりパーオンを取ることに意気込み過ぎてしまうと、身体に力が入ったりプレッシャーを感じてミスショットに繋がる可能性もあります。
3ホールに1回はボギーでも大丈夫と捉えておくことで、精神的なゆとりにも繋がるでしょう。
ゴルフのパーオン率を上げるためには?
ゴルフのパーオン率を上げるためには、以下2つのポイントを意識しましょう。
ボールの方向性を安定させる
パーオン率を上げるためには、ドライバーを中心としたあらゆるショットの方向性を安定させることが大切です。
最終的なグリーン位置から逆算して、どの位置にボールを置いていけばパーオンが狙えるショットが打てるかを考え、飛距離ではなく方向性重視でショットをしていきましょう。
もちろん全てのショットが狙った方向の通りに飛ぶことは考えづらいので、一番避けたい場所はどこかも合わせて考えながらプレーしていけると、最悪のシチュエーションを避けながらラウンドができるでしょう。
アイアンの精度を高める
多くの場合、グリーンを狙う際に使うクラブはアイアンになります。
アイアンで狙った場所にどれだけ精度高くボールを打てるかで、パーオンができるかどうかが決まります。
飛距離だけでなく、左右のズレもどれだけ抑えられるかを踏まえて、アイアンの練習を積んでいきましょう。
また意外と見落とされがちなのが、ボールの転がりです。
グリーンのコンディションや天候によって、ボールの転がりが大きく変わってくるので、その日のコンディションを踏まえて手前から攻めるなどの戦略を決めておくと良いでしょう。
パーオンを狙いすぎる危険性

パーオンはスコアアップのために意識しておきたいポイントですが、狙いすぎると以下のような危険性もあります。
特にアマチュアゴルファーの場合は、パーオンを狙いすぎないことがスコアアップに繋がる可能性もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
無理なショットが増える
難しい位置からパーオンを狙うと、無理なショットが増えてスコアが大崩れするリスクがあります。
アマチュアゴルファーにとってパーオンは難易度が高いので、すべてのホールで狙いすぎるとかえってミスショットが多発する可能性も。
まずはボギーオンを目標にプレーをし、難易度の低いコースのみパーオンを目指してプレーするのがおすすめです。
余計な力が入りやすくなる
パーオンを狙いすぎるとティーショットで極力飛ばしておきたい気持ちが必要以上に強まり、余計な力が入りやすくなります。
力み過ぎるとプレッシャーからかえってミスショットに繋がり、逆に大叩きとなる可能性があるのです。
またパーオンしなくてはいけないと意識しすぎるとプレッシャーにも繋がり、本来の実力が発揮できなくなってしまいます。
100切りを目指すならボギーオンをべースに臨むなど、ゆとりを持って楽しくプレーすることが大切です。
90切りを目指すためのボギーオンの重要性
90切りを目指すくらいのプレイヤーでも基本的にボギーオンを狙っていけば、十分に90切りを達成できます。
18ホールですべてボギーでラウンドできればスコアは90になるので、どこか1つパーを取れれば90切りを目指すことが可能です。
ボギーオンを狙うには「やみくもに飛ばそうとしない」ことが必要なので、常に余力のあるスイングを心がけましょう。
力まずにプレーすると曲がり幅が少なく方向性や距離感も安定し、結果的にOBなどのミスショットも減っていきます。
飛距離を出そうと思うほどにボールが乱れてしまう方は、ボギーオンを意識してプレーをしてみてください。

ボギーオンを狙う際には、ティーショットにおいて距離よりもフェアウェイをキープすることを意識してみてください!
初心者はパーオンよりもボギーオンを目指してスコアアップを狙おう
パーオンとは、想定打数よりも2打少ない打数でグリーンオンすることで、スコアアップを狙う際に意識するポイントの1つです。
ただし100切り・90切りを目指しているアマチュアゴルファーにはパーオンは難易度が高く、スコア崩れのリスクもあります。
アマチュアの方はまず、パーオンより1打数多い数でグリーンオンするボギーオンを目指してスコアアップを狙うことがおすすめです。
パーオンやボギーオンを狙うにはショットの方向性や距離を安定させることが大切なので、正しいスイングを身につけて改善していきましょう!
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