「ゴルフで飛距離アップするためにはどんな練習をすべき?」
「どうスイングを改善すればいいかわからない」
飛距離アップはスコアの向上だけでなくショットが決まった時の爽快感なども得られやすくなり、プレーがより楽しくなる要素の1つです。
しかし飛距離をアップするためにはスイングフォームや筋力など改善すべき点が多く、何から始めたらいいか分からない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では飛距離アップが目指せる練習ドリルや、改善すべきポイントをご紹介。
一般的にアマチュアゴルファーの平均距離は以下と言われていますが、練習ドリルを実践すれば10ヤード前後の飛距離アップが目指せます!
ドライバーでの平均飛距離 (Low/Middle/High)※ | |
---|---|
男性 | 200ー230ー260 |
女性 | 150ー175ー200 |
チキンゴルフのインストラクターの目線から、飛距離が伸びない原因も解説するので自分のスイングと照らし合わせてみてください。
解説動画も要チェック!
増田 瑠花
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのインストラクター。プロゴルファーを多数輩出している名門「沖学園高等学校」のゴルフ部出身で、日本女子アマチュアゴルフ選手権への出場歴もあり。
YouTubeチャンネル「るか&こうきの楽しくなければゴルフじゃない!」にも出演中。
得意クラブ:ドライバー
吉田 好輝
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのインストラクター。日本大学ゴルフ部の元主将で、ベストスコアは63。
YouTubeチャンネル「るか&こうきの楽しくなければゴルフじゃない!」にも出演中。
得意クラブ:ドライバー
ゴルフで飛距離がアップしない主な原因
ゴルフで飛距離がアップしない主な原因を以下にまとめました。
飛距離が伸びない原因を理解することは効率的な改善に役立つので、ぜひ当てはまるものはないか自分のスイングと照らし合わせてみましょう。
フェースが開いている
インパクトでフェースが開いているのは、ゴルフで飛距離がアップしない原因の1つです。
フェースが開いているとボールがまっすぐな軌道で飛ばず、飛距離のロスに繋がってしまいます。
フェースがスクエアな状態だと効率的にエネルギーがボールに伝わって適切な打ち出し角とスピン量となり、飛距離が最大化されます。
【OK例】
フェースがスクエア
【NG例】
フェースが開いている
特にゴルフ初心者の方は肩・腕が開いたままインパクトしてしまいがちなので、フェースも開きやすくなります。
腰を回転させて肩のラインをほぼスクエアで迎えることインパクトを迎えると、強い球を打つことが可能です。
フォロースルーが小さくなりスライスしている
ゴルフで飛距離がアップしないのは、フォロースルーが小さくなりスライスしていることが原因である可能性も。
インパクト後に左ひじが引けてしまうとボールを押し込めずフォローが小さくなり、ボールを切った状態となってしまいます。
その結果、スライスに繋がって前に飛ぶ飛距離よりも右に曲がる距離が伸びしまい、飛距離のロスに繋がることも。
飛距離アップを狙う際にダウンスイングに意識が向きがちですが、フォローを低く長く取ることが大切です。
本記事ではフォロースルーを低く長くとるための練習ドリルを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
余計な力が入ってミート率が低くなっている
飛距離を気にしすぎて身体に余計な力が入るとスイングが乱れてボールに力が伝わらず、ミート率が低くなってしまいます。
ミート率とはボールスピードをヘッドスピードで割った数値を指し、数値が高いほど効率良くエネルギーをボールに伝わっているということです。
ヘッドスピードを上げてもボールに力が伝わらないと飛距離アップに繋がらないため、余計な力を抜いて正しい打ち方を実践しましょう。
上半身の捻転を使えていない
飛距離がアップしない原因として、上半身の捻転を使えていないことが考えられます。
上半身の捻転を使わずに腕の力だけでボールを打つとパワー不足となり、飛距離が伸びにくい傾向です。
飛距離を伸ばすためには下半身を踏ん張り、上半身を捻ってスイングすることが大切。
腕の力を抜いて身体を使う感覚を身につけるためにはクラブを持たずに、完全に脱力した状態で素振りをすることも有効です。
飛距離をアップさせるコツ
飛距離をアップさせるコツは、以下の通りです。
スイングにおける課題に合ったコツを意識することで、より効率的な上達に繋がります。
飛距離が伸びない原因と併せてチェックしてみてくださいね。
10割の力で構えない
飛距離を伸ばすためにはいきなり10割の力でクラブを握って構えずに、以下のような力度合いで構えることが大切です。
- 男性:3割
- 女性:5割
構えた段階で10割の力が入るとインパクト時にはそれ以上の力を入れようとしてので力み過ぎに繋がり、ミート率が上がらなくなってしまいます。
アドレスからトップまで男性3割・女性5割の力を意識すると、ダウンスイングで多少力が入っても力み過ぎになることはありません。
トップまで上げた時にクラブの重みを感じるとちょうどいい力み感となるので、練習の際に意識してみてください!
身体を使ってスイングする
ゴルフで飛距離の出るスイングをするためには、身体を使って上半身を捻ることが大切です。
上半身の捻転を効果的に使うことでヘッドスピードが上がり、ボールに強い回転力を与えることができます。
- 股関節を使って下半身と捻転差を作る
- フィニッシュ時は左足に100%重心をかける
- 振りぬいた後おへそを目標方向に向ける
ダウンスイングでは重心を右に持っていくのではなく、股関節を使って下半身を捻るイメージで振り上げると身体を使ったスイングが意識しやすくなります。
【OK例】
【NG例】
またフィニッシュ時に以下のように右の足の裏が見えているかを目安とし、重心移動ができているかを確認してみましょう。
腕の力に頼らない身体を使ったスイングを身につけることでミート率が上がり、飛距離アップに繋がります!
自分の左側に壁があるイメージでスイングする
自分の左側に壁があるイメージでスイングするとヘッドスピードが上がり、安定したショットに繋がります。
左側の壁を作るとテコの原理が働いて手元が止まるので、シャフトの逆しなりと併せて自然にクラブヘッドが加速してヘッドスピードが上がります。
左側の壁とは
スイング時の体重移動において身体が流れないよう、左側に壁があるイメージでショットを打つという考え方のことです。
インパクトで手元が先行するとスライスの可能性もあるので、左の壁を意識してスイングしてみてください。
トレーニングで体幹を鍛える
飛距離をアップさせるためには、トレーニングで体幹をはじめとした全身の筋肉を鍛えることも有効です。
特に体幹を鍛えると身体の軸が安定して効率的に身体を使えるようになり、ボールに力が伝わりやすくなります。
- 頭と手足を除いた胴体部分のこと
さらに飛距離アップに役立つだけでなく腰や背中に過度な負担がかからなくなるので、ケガのリスク軽減にも効果的です。
筋トレは特別な道具は必要なく自宅で簡単に取り入れられるので、以下の体幹トレーニングをぜひ実践してみてください。
- 両肘を床につけてうつ伏せになる
- 腰を浮かせる
- 頭・腰・かかとが一直線になるようにキープする
- この時、視線は鼻先に落とす
- 20秒×3セットを目安に行う
筋トレにより傷ついた筋繊維が休息によって回復する過程で筋肉が強化されるので、週3回程度で間隔を空けながら行うことがおすすめです。
アイテム・器具の見直しや活用
使用しているアイテムの見直しや練習器具の活用によって、飛距離アップを目指すこともできます。
練習しているのになかなか飛距離が伸びない場合は、以下のようなアイテムを変えることで状況を打破できるかもしれません。
- グローブ
↳クリップ力の高いものに変える - クラブ
↳自分の体に合ったクラブに変える
グリップ力の高いグローブを使うと余計な力みが取れやすくなるので、力み過ぎで飛距離が伸びない方は試してみるのといいでしょう。
またフィッティングをせずに手に入れたクラブだと、自分の力を最大限発揮できないクラブの可能性があるので、見直す余地はあると思います。
ただしアイテムを見直すよりも正しいスイングを身につける方が根本的な飛距離アップに繋がるので、あくまでも補助として取り入れてくださいね。
また練習場に頻繁に行けない方はトレーニンググッズを取り入れることで練習を習慣化でき、飛距離アップに繋がる可能性があります。
- 素振り棒
↳スイングスピードの向上・筋肉強化に役立つ - ゴルフスイングバッグ
↳ゴルフ用のサンドバッグのような器具
↳主にインパクトの感覚を養うために使われる
素振り棒は重量や長さが異なる様々なモデルがありますが、飛距離アップが目的なら重めのしならないタイプを使うのがおすすめです。
重量が重いと体幹を使ったスイングを身につけられるので、ヘッドスピードの向上に役立ちます。
ゴルフスイングバックを使うとクラブヘッドがボールに当たる感覚が得られるので、インパクトの正確な感覚を身につけることが可能です。
素振りだけではスイングが改善されているか実感しにくい方は、取り入れてみると良いでしょう。
チキンゴルフ推奨!ゴルフの飛距離アップに繋がる練習ドリル2選
チキンゴルフのインストラクターおすすめの練習ドリル2選を紹介していきます。
男性・女性に関わらず10ヤード前後の飛距離アップが目指せるので、実践してみましょう!
練習ドリルの詳細は動画でも解説しているので、併せてチェックしてみてください。
インパクトでフェースを開きにくくする練習ドリル
フェースが開きにくくなる練習ドリルをご紹介します。
- トップから一度シャフトが平行になる位置まで落とす
- 再度振り上げてフィニッシュまで振り抜く
- 慣れてきたらスピードを上げていく
初心者の方は肩・腕が開いたままインパクトしてしまうことが多く、弾道が右に曲がることで飛距離のロスに繋がってしまいます。
以下のように一旦ビジネスゾーンの位置まで落とすことで、肩の開きを抑えた正しい切り返しのイメージを養うことが可能です。
振り下ろす際には肩と腕だけを動かすことを意識し、身体が開かないように注意しましょう。
フォロースルーを低く長くとるための練習ドリル
アイアン・ドライバーを使った飛距離アップに繋がるフォロースルーを低く長くとるための練習ドリルを、ご紹介します。
- アイアンで、ビジネスゾーンからフルスイングを5球
- アイアンで、ハーフスイングからフルスイングを5球
- ドライバーで、フルスイングを5球
- 1~3を反復して練習する
インパクト後のフォローが小さくなるとボールが右に曲がり、飛距離のロスに繋がるのでフォローを意識することも大切です。
あえてバックスイングの振り幅を小さくすることで、フォローに意識が向きやすくなります。
インパクト後に肘を曲げずに、フォローを大きくとるイメージで振り抜きましょう。
慣れてきたらハーフスイングからフルスイングで行い、段階的に振り幅を伸ばしていきます。
練習を重ねていくとボールがクラブヘッドにくっついているような感覚が長くなるので、上達の指標にしてみてください。
また、これらの練習以外だと「ヘッドスピードを上げる練習」が、飛距離を伸ばすのに最も有効な方法になるので、以下記事を参考にして練習してみてください。
練習ドリルを試しても飛距離アップに繋がらない人はゴルフレッスンもおすすめ
練習ドリルを試しても飛距離アップに繋がらない方は、ゴルフレッスンを選択肢に加えてみるのもおすすめです。
- インストラクターによる適切な指導が受けられる
- クセが修正できる
- 段階的なレッスンで効率良く上達できる
ゴルフはフォームが大切なので一度スイングのクセがついてしまうと、紹介した練習ドリルでのアプローチでは対応できない可能性もあります。
飛距離アップに繋がらない原因が分からないまま練習を続けると、かえってミスが定着してしまうリスクも。
初心者の方は間違ったクセがついてしまう前に一度ゴルフレッスンを受けて、自分のスイングを客観的に見てもらうことがおすすめです。
楽しみながら基礎が学べる
チキンゴルフのレッスン
チキンゴルフは楽しみながら上達を目指せるゴルフスクールで、成功体験を重ねながらレッスンを行うためプレーに自信が持てるようになります。
- 1人ひとりの課題・目標に合ったレッスンを提供
- 全店舗に高性能なシミュレーションマシンが完備
- セミパーソナルレッスンを採用
チキンゴルフでは1人ひとりの課題・目標に合ったレッスンを提供するため、初心者の方でも安心です。
また全店舗に高性能なシミュレーションマシンを完備しており、ヘッドスピードや飛距離の変化も確認できます。
体験レッスンもできるので、飛距離アップのためのアプローチ方法が分からない方もぜひご活用ください!
\初心者に優しいゴルフレッスン!/
ゴルフの飛距離アップに関するよくある質問と回答
ゴルフの飛距離アップに関するよくある質問は、以下の通りです。
飛距離アップのポイントに関わる疑問を解消し、効率的な改善を目指しましょう!
スイングでゆっくり振ると飛距離が伸びやすい?
結論、スイングをゆっくり振ると飛距離が伸びやすくなるわけではありません。
ただし速く振ることを意識しすぎて力んでしまうと効率的にボールにエネルギーが伝わらず、飛距離が伸びにくくなってしまいます。
速く振ることに意識が向いて力んでしまう方は、リラックスして構えることを意識しましょう。
ゴルフで飛距離アップするには、力みすぎない正しいスイングを身につけることが大切!
飛距離アップのためには力み過ぎず、身体全体を使った正しいスイングを身につけることが大切です。
飛距離ロスのないまっすぐな弾道でスイングするためにも、ぜひチキンゴルフ直伝の練習ドリルを試してみてください。
反復して練習していくことで捕まりが良くなり、平均飛距離10ヤード前後アップも目指せます!
練習ドリルを試しても飛距離アップに繋がらない方は、原因に対するアプローチが間違っている可能性も。
課題に合った練習は効率的な飛距離アップに繋がるので、一度ゴルフスクールで第三者の目からスイングを確認してもらうことも視野に入れてみてください。