ゴルフのコースマネジメントとは?基本やスコアごとの攻略ポイントを解説

ゴルフのコースマネジメントとは?100切り・90切り・80切りするための戦略ポイントを紹介

「ゴルフのコースマネジメントとは?」
「自分のスキルに合う戦略の立て方がわからない」

ゴルフのコースマネジメントとは、事前にコースレイアウトを確認したり当日の天候などを考慮して目標スコア達成のための戦略を練ることです。

中には「どういうフローで戦略を立てるのか分からない」「やってみたけどスコアが上がらない」という方も、多いのではないでしょうか。

本記事では、コースマネジメントの考え方場面別で意識すべきポイントなどを網羅的に解説します。

ただしコースマネジメントに囚われすぎてゴルフが楽しめないのでは本末転倒なので、バランスを考えながら楽しくゴルフをプレーしましょう!

コースマネジメントの基本やスコアアップに必要な考え方を身につけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

目次

ゴルフのコースマネジメントとは?

ゴルフにおけるコースマネジメントとは、事前にコースレイアウトを確認したり当日の天候などを考慮して目標スコアを切るための戦略を立てることを指します。

コースによってバンカーの位置やピンポジションが異なり、場面に合わせてクラブの選択などをする必要があるので、予め攻略法を考えておくことが大切です。

またゴルフは緊張する場面も多く、技術面だけでなく精神状態を整える能力もスコアに大きく関わってきます。

ボールがペナルティエリアに入ってしまったなどミスをした際の対処法までイメージしてコースマネジメントすると、精神的な余裕にも繋がるでしょう。

コースマネジメントの基礎的な考え方やポイント

コースマネジメントの基礎的な考え方やポイント

コースマネジメントの基礎的な考え方やポイントは、以下の通りです。

スコアアップを狙うにはどうすればいいか分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

飛距離など自分の技量を把握する

コースマネジメントをする際には、前提として以下のような自分の技量を把握しておくことがとても大切です。

  • 番手ごとの飛距離
  • 曲がり幅
  • 得意なクラブ

自身の得意・不得意を把握することで、「この距離は苦手だから、一度レイアップして得意な距離からグリーンオンしよう」等と戦略を練ることが可能です。

また、スライス(利き手の方向へ曲がる)やフック(利き手と逆の方向へ曲がる)などの癖も知っておくと、ティーショットの位置をずらしてOBを避ける等と柔軟に対応できます。

スコアが崩れた際にも巻き返すための戦略を立てやすくなるので、ぜひ普段の練習やラウンドの際に自身の得意・不得意に目を向けてみましょう

コースレイアウトを把握して逆算して考える

コースマネジメントをする際は事前にコースレイアウトを把握して、目標スコアから逆算して考えることが大切です。

コースレイアウトはゴルフカートから確認できるので、地形やグリーン・バンカーの位置などを確認しておきましょう。

また1ラウンドのトータルで見て、各ホールがどれくらいの打数なら目標スコアを達成できるかを考えておくことも重要です。

自分の得意・不得意と照らし合わせて、ホールごとに「パーを目指す」「ボギーでも許容範囲」など戦略を立ててみましょう。

達成できるレベル感の目標を立てる

まずは自分のスコアから達成できるレベル感の目標を立てて、コースマネジメントを行いましょう。

初心者が80切りをするためのコースマネジメントを考えても技術が足りず、戦略通りに実行するどころかプレッシャーからトラブルショットに繋がるリスクも。

例えば前回のスコアから5~10打減らすなど、達成できるレベル感の目標を立てればコースマネジメント能力も着実に高まります。

必ずしも戦略通りにプレーできるわけではないので、ミスを想定してゆとりのあるコースマネジメントをしていくことがおすすめです。

OBの範囲を把握する

コースマネジメントを行う際にはOBの範囲を確認し、回避できるようにしましょう。

OBとは、各ホールの既定の場所からプレーできる区域外に出てしまうことで発生するペナルティです。

1打罰となるうえに打った場所から打ち直しになってしまうため、スコアに大きな影響が出てしまいます。

特に飛距離を出すことが多いティーショットでは、OBを出すリスクを減らせるよう、OBの範囲を把握したうえで適切なクラブを選ぶことが大切です。

パッティングを減らすことを意識する

スコアが100以上の場合はパット数が多い可能性があるので、パッティングの回数を減らすことを意識するのが大切です。

無理に1パットで入れようとせずに、2パットで上がることを考えて戦略を組んでみましょう。

また少ないパット数でカップインするため、グリーンの傾斜をふまえてパッティングしやすい位置まで乗せることを意識してみてください。

さらにコースにある練習グリーンで事前にラウンドコースのグリーンの速さをチェックすることで、パット数を大幅に減らすことも可能です。

コースに到着後は、ショット練習も良いですが、練習グリーンでパターの練習を多くする方がスコアアップに繋がるでしょう。

チキンゴルフ

1発でカップインを狙うのではなく、カップの半径を1メートル程度と大雑把に考えて打ってみましょう。
プレッシャーが和らぎ、カップの近くに寄るようになります。

風向きなど天候を考慮する

ゴルフは天候によってスコアに影響が出やすいスポーツなので、風向きなどを考慮して複数の戦略を立てましょう

想定すべき風向き
  • アゲインスト(向かい風)の場合
    ↳飛距離が落ちる傾向
  • フォロー(追い風)の場合
    ↳飛距離が伸びる傾向

上記のように風によるボールへの影響が異なるので、フォローかアゲインストによって番手を選ぶことが大切です

風による影響を読むためには経験も必要なので、自分のプレーを毎回振り返り、次のラウンドに活かしてみてください。

また雨が降ったばかりのグリーンは柔らかいですが、晴れの時は硬くなり、どうバウンドするか読みづらい傾向です。

どうバウンドするかわからない場合には、なるべく低く上げて転がすことをイメージしましょう。

ゴルフのコースマネジメントのポイント【場面別】

ゴルフのコースマネジメント戦略を立てるポイント【場面別】

コースマネジメントのポイントを、以下の場面別にまとめました。

戦略を立てるポイントをよりイメージしやすい場面別で把握して、目標スコアを達成するために役立ててみてください。

ティーショット|安全な方向を把握する

ティーショット※は、OBを出すなどのリスクを減らせるよう安全な方向を把握して打ちましょう
※ティーグラウンドから打つ最初のショットのこと

ティーショットでは、常にフェアウェイのセンターを狙うのではなく、状況に応じてリスクを減らすことを考える必要があります。

OBの範囲やハザードなどコースの状況を把握しておき、風向きなどを考慮しながら落としどころをイメージして安全な方向へ打ちましょう。

チキンゴルフ

ボールを叩くのではなく、余計な力を入れずにクラブを振り抜くことが大切です。
正しいスイングを身につけると、ティーショットの安定性に繋がります。

アプローチショット|なるべく低く転がす

アプローチショットでは、基本的に安全な方向になるべく低く転がすことを意識して打ちましょう。

グリーンが硬い場合はボールがどれくらい転がるか予測しづらく、最初のバウンドが大きく弾む傾向があります。

グリーンが硬いコースでは、バウンドを抑えられるよう低く転がし、慣れてきたらスピンをかけてボールを止めるイメージで打ってみましょう。

チキンゴルフ

ウェッジにこだわらず、転がすアプローチをする際は9番アイアンなど
ロフトが少し立ったクラブを使用するのもミスが少なくなります

パット|2パットで決めることを目指す

パッティングは2パットで決めることを目指し、3~4パットをなるべく減らすことを意識してみてください。

【パットのコツ】

  • 真上からボールを見る
  • 前傾を深める
  • 両肘を軽く曲げて脇を締める
  • 両足の爪はまっすぐか、ハの字にして腰から下を安定させる
  • 手首ではなく肩を使って打つ

ただしパット数を減らすことばかり意識するとプレッシャーとなり、思うようにプレーできない可能性もあるので、スキルに合った目標を定めることも大切です。

スコアの40%ほどがパット数になるので、自身の狙うスコアをふまえて逆算し、目指すパット数を出してみてください。

チキンゴルフ

ドライバーやアイアンと比較して軽視されがちですが、スコアメイクにおいてパッティングは非常に大事です。
まずはオーソドックスな形を覚えましょう。

トラブルショット|前に進まない選択肢を持つ

ゴルフでは森の中や木の傍といったトラブルショットから脱出する際は、前に進まない選択肢を持つようにしましょう。

慌てて前に進めようとして打つとかえって大叩きになる可能性があるので、まずは冷静に状況を判断することが大切です。

トラブルショットへの対処法
  • 次打を打ちやすい位置へボールを運ぶ
  • 20~30ヤード程度転がすショットの精度を上げる

トラブルショットの1打目は、巻き返そうと無理をせずに、まずはレイアップし次打がストレスなく打てる場所を狙って打つと良いでしょう。

20~30ヤード程度の細かい距離を正確に刻めるようになると、トラブルショットの場面でも余裕が生まれます。

トラブルショットの場面ではやみくもに前に進むのではなく、横や後ろでも楽に脱出できる位置へボールを出すことを考えてみてください。

ゴルフで100切り・90切り・80切りするのためのコースマネジメント

100切り・90切り・80切りを目指すためには、基本はいずれもコースマネジメントの考え方戦略のポイントを意識することが大切です。

ただし目指すスコアによって、以下のように心構えが変わってきます。

  • 100切り
    ↳ボギーをベースにし、
    半分はダブルボギーでOKと考える
  • 90切り
    ↳ボギーをベースにし、
    ダブルボギーがでてもパーで回収すればOKと考える
    ※PAR5(ロング)でパーを取る、PAR3(ショート)でダブルボギーを叩かないのがポイント
  • 80切り
    ↳パーをベースにし、
    3ホールに1回はボギーでOKと考える

スコアを意識しすぎるとプレッシャーがかかり、思うようにプレーできない場合があります。

上記のような心構えでゆとりがあるコースマネジメントを立てれば精神面の安定にも繋がるので、目標スコア達成のための許容範囲も覚えておきましょう。

ゴルフのコースマネジメントに関するよくある質問と回答

ゴルフのコースマネジメントに関するよくある質問と回答を以下にまとめました。

疑問を解消して、コースマネジメントを行う際に役立ててみてください。

コースマネジメント能力を上げるには?

コースマネジメント能力を上げるためには、以下を意識しましょう。

  • 自分の飛距離やショットの正確性を把握する
  • プレー前にコースを把握する
  • ホールに応じてクラブを選択する
  • ゴルフの技術を磨き選択肢を増やす

ポイントを意識しながらプレーをし、ラウンドを通して経験値を積むことでマネジメント能力が身についていきます。

また、マネジメントに沿ったプレーができるようゴルフの技術を上げたり自身の得意・不得意も正確に把握することも大切なため、プロのレッスンを受けるのもおすすめ

ゴルフレッスンでは以下のようにスコアアップのために必要なゴルフの基礎を学べたり癖も客観的に把握できるので、着実に実力を伸ばせます。

チキンゴルフのレッスン内容
  • グリップの握り方
  • ビジネスゾーン
  • ハーフスイング
  • フルスイング
  • アプローチ

また、チキンゴルフのレッスンは「指導」と「練習」の時間を分けるので、能動的に考える力を身につけることも可能です。

カップインが決まる成功体験を身につけることで自信にも繋がり、ラウンドでものびのびプレイできるでしょう。

チキンゴルフ

チキンゴルフはセミパーソナルレッスンを採用しており、自分で考えながら復習できるのでコースでも実力を発揮できます。
技術だけでなく、スコアアップのカギとなるコースマネジメント能力を養えるゴルフスクールです。

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初心者が重視すべきポイントは?

初心者がコースマネジメントする際に重視すべきポイントは、以下の通りです。

  • 深いラフからはグリーンを狙わない選択肢を持つ
  • バンカーに入ったら無理せずまずは脱出することだけを意識する
  • OBやペナルティエリアを把握し避ける

深いラフに入ったときは無理をせず、まずはフェアウェイに出すことを心がけましょう。

ホールに近づけようと無理なプレーをすると、打数が増えてしまうリスクがあります。

初心者の場合はなるべくリスクを回避することを考えて、守りのプレーを心がけてみてください。

ゴルフのコースマネジメントに囚われすぎないのも良い理由

ゴルフのコースマネジメントにとらわれすぎないのも良い理由

コースマネジメントに囚われすぎるとプレッシャーとなり楽しめなくなるため、ミスを恐れず以下のような瞬間を純粋に楽しむことも大切です。

目標スコアを達成できるほどのスキルが本来身についていても、ミスを恐れることで実力を発揮できないこともあります。

練習してもスコアが伸び悩んでいると感じている方は、初心に返りゴルフが楽しくなるコツも覚えておきましょう!

理想のショットが出たときの爽快感

コースマネジメントを意識しすぎずに純粋にゴルフを楽しむことで、理想のショットが出たときの爽快感が味わえることがあります。

100切りなど目標スコアを達成することに目が行きがちですが、思い描いた以上の理想のショットが1回出ただけでも楽しいと感じられるのです。

チキンゴルフ利用者

1日に1回でも会心のショットが出たら、その日1日のゴルフが良かったなって思えるんですよね!

チキンゴルフのレッスンでは基礎からコースデビュー対策まで学べるうえに、ミスを恐れずゴルフを楽しむ姿勢が身につきます

スコアが伸びないと悩んでいる方もゴルフへの根本的な姿勢を変えることで、不安感もなくプレーに臨めるでしょう。

攻めたゴルフをして良いスコアが獲れたときの嬉しさ

コースマネジメントに囚われすぎないのも良い理由として、攻めたゴルフをして良いスコアが獲れたときの嬉しさがあることが挙げられます。

コースマネジメントにおいては、大幅なスコア崩れを防ぐためにリスクを回避した守りのプレーが求められる傾向です。

ミスばかり恐れるのではなく、時には攻めてゴルフを楽しみながらプレーすることで実力を思うように発揮できる力が身につくでしょう。

チキンゴルフ利用者

偶然が重なって初めてパーが獲れたときに、ゴルフってこんなに楽しいんだって思いました!

キンゴルフでは一つ一つのホールでの成功体験を大切にレッスンをしていくので、プレーへの自信に繋がります。

プレッシャーを感じずにゴルフを楽しみながら実力を伸ばしたい方は、チキンゴルフでぜひお試しレッスンしてみてください!

難しい場所からの奇跡的なショットの達成感

スコアを意識しすぎずにプレーすると、難しい場所からの奇跡的なショットがでた時の達成感が得られることもあります!

チキンゴルフ利用者

何も考えずバンカーから思いっきり打ったら奇跡的に入っちゃって、そこからバンカーが怖くなくなりました!

コースマネジメントでは深いラフなどの難しい場所へボールを打つことを回避し、トラブルショットの際は安全な場所へ運ぶことが重視されます。

ゴルフの実力が身についていても、スコアに囚われすぎて緊張状態になってしまうことで楽しめず、スコアが伸びない要因になる場合も。

練習してもスコアアップに繋がらないと悩んでいる方は、一度思いっきりプレーを楽しむことを意識してみてください!

ゴルフのコースマネジメントを意識しつつも楽しむことを忘れずに!

ゴルフのコースマネジメントは目標スコアを達成するために大切な戦略で、考えながらプレーする力が身につきます。

ただしコースマネジメントに囚われすぎて必要以上にミスを恐れてしまったり、プレッシャーを感じてかえって実力が発揮できないケースも。

コースマネジメントは上記の考え方を意識する程度にとどめて、まずはミスを恐れずゴルフを楽しんでプレーすることでより効率的なスコアアップに繋がります。

チキンゴルフは成功体験を大切にしながらレッスンを行うので、技術だけでなくプレーへの自信を身につけることが可能です。

コースでも不安やプレッシャーを感じることなく、ゴルフを楽しめるようになるため自ずとスコアアップにも繋がるでしょう。

ミスを恐れずに楽しむゴルフをしたい方は、ぜひチキンゴルフのレッスンを体感してみてください!

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