ゴルフ練習を始めようと思い立った時、多くの方がまず考えるのが打ちっぱなし練習場での練習ではないでしょうか?
本記事で行った調査でも、91%もの人が打ちっぱなしを主な練習場所として利用していることがわかりました。
一般的な練習場所として認識されている一方で、実際に「シミュレーターや映像分析ができない」「天候に左右される」「周囲の目が気になる」といった声が挙がっています。
そんな中、打ちっぱなしの課題を解決する新たな選択肢として、インドアゴルフが注目を集めています。
インドアゴルフが支持される理由として、「シミュレーターが使える」「周りの目を気にせず練習できる」などの点に魅力を感じていることが分かりました。
今回はインドアゴルフの特徴や活用方法について、チキンゴルフの技術顧問を務めるボギー馬場さんに詳しくお話を伺いました。
ここ最近一気に流行り始めたインドアゴルフについて、詳細を把握し切れていない人はぜひこの記事で理解を深めましょう。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。
記事内容の根拠について
この記事は第三者機関「クラウドワークス」で実施した独自アンケートの結果をもとに執筆しています。
調査対象 | ゴルフ経験のある男女100名 |
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調査期間 | 2025年5月1日~2025年5月15日 |
定期的に練習をしているゴルファーに聞いた練習環境の実態
9割以上が打ちっぱなしを主な練習場所に選択

20代から60代までの幅広い年齢層のゴルファー100名に普段の練習環境について尋ねたところ、91%が「打ちっぱなし(屋外練習場)」を最もよく利用する練習場所として選択していることが分かりました。
この結果は、新しい練習スタイルとして注目を集めるインドアゴルフですが、まだ打ちっぱなしが主流であることを示しています。
価格とシミュレーターへの信頼性が普及の壁に
インドアゴルフの魅力が認められる一方で、普及の障壁となっている課題も明らかになりました。

今回の調査で最も多く指摘されたのは「価格」の問題で、54%がこれを課題として挙げています。次いで「シミュレーターの情報が信用できない」が19%、「立地」が15%と続きました。
打ちっぱなしと比較して利用料金が高めに設定されているインドアゴルフ施設は、コストパフォーマンスの面で敬遠されがちであることがわかります。特に頻繁に練習する人にとっては、この価格差が大きな障壁となっているようです。
また、「シミュレーターの情報が信用できない」については、実際のコースでの感覚とシミュレーターでの数値に違いを感じるゴルファーが少なくないことを示しています。
「その他」の回答では、『閉塞感がある』『実際の弾道などは見えないのであまり積極的に使おうとは思わない』といった意見が寄せられました。
インドアゴルフの特徴について

インドアゴルフについて、基本的なところから教えていただけますでしょうか。



インドアゴルフとは、屋内で天候を気にせずゴルフの練習ができる施設のことです。特に最近は、高性能なシミュレーターを備えた施設が増えており、映像を通してショットの軌道や回転数、ヘッドスピードなどの詳細なデータを確認できるようになっています。
打ちっぱなしに代わる練習場としても注目を集めています。



従来の打ちっぱなしとの違いについて、具体的に教えていただけますでしょうか。



主な違いは以下の通りです。
インドアゴルフと打ちっぱなしの違い
項目 | インドアゴルフ | 打ちっぱなし |
---|---|---|
練習環境 | 屋内 | 屋外(天候の影響あり) |
設備 | 基本的にはシミュレーターが設置 | 基本的には打席のみ |
予約方法 | 事前予約制 | 当日先着順 |
アクセス | 駅近な立地が多い | 郊外に位置し、車での来場が多い |
貸しクラブ | 基本無料で借りられる | 有料でのレンタルが多い |



打ちっぱなしは広い土地が必要なので、車で移動が必要な場所にあることが多いです。また、基本先着順で受付がされるため、混雑する場所だと待ちが発生することもあります。



インドアゴルフならではの優れた点について、詳しく教えていただけますでしょうか。



インドアゴルフの最大の特徴は、「練習の質」と「利便性」を両立できる点です。まず、天候に左右されない環境で一年中安定した練習が可能です。





また、駅近の立地が多いため、車を持っていない方でも気軽に通える点や仕事帰りなど限られた時間でも事前予約で効率的に練習できる点も優れていると言えます。
さらに、個室や半個室での練習が基本となるため、周囲の目を気にせずリラックスして練習に取り組めることもポイントです。
実際に、アンケート調査でインドアゴルフの魅力を尋ねると、最も多く挙げられたのは「シミュレーターが使える」(46.7%)で、次いで「周りの目を気にせず練習できる」(33.3%)、「天候を気にせず練習できる」(20.0%)という結果になりました。


この結果から、インドアゴルフは技術分析や心理的な安心感を重視するゴルファーに支持されていることがわかります。特にシミュレーターによる客観的なデータ分析や、初心者などが周囲の目を気にせず集中して練習できる環境としての価値があると言えるでしょう。
打ちっぱなしの魅力と課題



逆に打ちっぱなしが優れている点はありますか?



実際のボールの弾道を目で追えることや、風の影響を体感できることが挙げられます。これは実践的なラウンドに向けた練習としては重要な要素です。
しかし、打ちっぱなしのマイナス面である「アクセスの悪さ」「待ち時間の不確実性」「周囲の目が気になる」といった点を踏まえると、インドアゴルフの方が練習場所としておすすめですね。
実際の弾道を目で追える体験が最大の魅力
本記事で行ったアンケート調査でも打ちっぱなしの魅力を尋ねたところ、「実際の弾道を目で追えること」と回答した人が50%以上と最も多く、これが最大の魅力となっていることが分かります。


また、打ちっぱなしは郊外に多く立地しているものの、車でのアクセスがしやすい場所に位置していることやインドアゴルフと比較してリーズナブルな価格設定も魅力となっているようです。
「その他」の具体的な意見として、『風を感じながら打てる』『力いっぱい自由に打てるのが気持ちいい』といった回答が寄せられました。
シミュレーター不足や天候依存が打ちっぱなしの課題に
一方で、打ちっぱなしに対して感じている課題や不満について尋ねたところ、「シミュレーターや映像の分析ができない」(33%)、「天候に左右される」(30%)、「周囲の目が気になる」(26%)が上位を占めました。


最も多く挙げられた「シミュレーターや映像の分析ができない」という課題は、自分のスイングを客観的に分析し改善点を見つけたいという要望が満たされず、なぜそうなったのかという原因分析が難しいことから挙げられている様子です。
また、「天候に左右される」も大きな課題として認識されており、雨や風、寒さなどの悪天候時には練習がしづらく、計画的に練習を続けたい人にとっては大きな障壁となることがわかります。
シミュレーターでわかることについて



インドアゴルフの大きな特徴として「シミュレーターが併設されている」があるかと思いますが、シミュレーターではどのようなことがわかるのでしょうか。



当スクールで採用しているGDR※というシミュレーターでは、ゴルファーの練習に必要な情報を幅広く取得できます。
具体的には、以下のようなデータです。
・正面と横からのスイング映像
・ボールの弾道
・打ったボールに関する細かい数値情報
スイング映像分析では、正面・側面の2アングルから撮影ができ、スローで再生したり線を引いたりすることも可能です。
また、スピン量やフェースの向き・打ち出し角などの細かい数値も可視化できるのも特徴です。
※GDRとは…GOLFZON社が提供している最新の高機能ゴルフシミュレーションシステム。世界43か国で導入され、トッププロも練習に使用。



データの信頼性についてはいかがでしょうか?実態と相違はありますか?



GDRのシミュレーターの精度は非常に高く、キャリー(飛距離)に関しては実際のショットとおおむね同じ数値を示します。
ただし、ランに関しては、実際のコースの芝生の状態や地面の硬さ・傾斜・天候などが影響するため、シミュレーター上の数値と多少の違いが生じることがあります。



実際にシミュレーターを使って練習してみましょうか!その方が魅力がわかるかなと!


シミュレーターの機能について



シミュレーターには様々な機能があるようですが、どの機能を使って練習するのが良いのでしょうか?



基本的には「ドライビングレンジ」モードを使うのがおすすめです。
このモードは従来の打ちっぱなしと同様の感覚で練習できる上、詳細なデータを分析できます。



確かに映像やデータなど色々な情報が見れますね!実際の練習では、どの情報に注目するのが良いのでしょうか?



初心者の方は「フェースの向き」と「スイング映像」の2点を確認するのがおすすめです。
まずフェースの向きですが、GDRではどのような向きでボールにインパクトしたかをイラストで示してくれます。





このショットだと、少し右方向にフェースが向いた状態でインパクトを迎えています。
極力真っすぐに近い形でインパクトを迎えられると良いです。
また映像では、基本的にスイング軌道は「オンプレーン」と呼ばれる範囲に収めるのが良いとされていますが、映像を通してこのオンプレーンの範囲でスイングができているか確認するのが良いでしょう。



アドレス時にシャフトプレーンと呼ばれる線、ホーガンプレーンと呼ばれる線を引いて、一連のスイング動作でクラブがこの範囲に収まっていれば比較的適切なスイング軌道で振れていることになります。







ボールの弾道は「フェースの向き」と「クラブ軌道」の関係性で決まるので、これらの知識がついてくると打った弾道がなぜそのような曲がり方になったのかもこれらの情報から特定できるようになってきます。
ただ初めのうちは大まかに「フェースが真っすぐか」「オンプレーンに収まっているか」を確認しながら練習するのでも、十分スイング改善に繋がると思います。



なるほど。確かに打ちっぱなしではここまで詳細に確認できないので、自分のスイングのどこが良くないのか把握しやすいですね。
「ドライビングレンジ」以外のモードではどのようなことができるのでしょうか?



他にも「練習ラウンドモード」と「チャレンジモード」がおすすめです。
「練習ラウンド」では、シミュレーター上でラウンドができる機能になります。





ラウンドデビューする前の予行練習として活用できたり、実際のラウンドではできない「打ち直し」も可能なので、シチュエーションに合わせた練習が可能です。
また「チャレンジモード」では、ティーショットやアプローチで決められた距離をゲーム感覚で練習することができます。





指定された距離をどれだけ打ち続けられるかを全国の人と競うことができるので、楽しみながら上達することができます。


シミュレーターを用いた練習のメリットについて



取材そっちのけでかなり楽しんでしまいました。総じてシミュレーターを用いた練習によるメリットをおさらいすると、どのようなところになりますでしょうか?



当スクールで採用している「GDR」のシミュレーターにおいてはになりますが、以下がメリットかなと思います。





特に注目したいのが、専用アプリとの連携機能です。練習時のデータや映像が自動的に記録され、いつでも過去と比べて自分のスイングがどのように変わったのかを振り返ることができます。
「先月と比べてヘッドスピードが向上した」「スイング軌道が以前より安定してきた」といった具体的な進歩を数値で確認できることは、練習のモチベーション維持にも大きく貢献します。




シミュレーターで得た情報を活かすおすすめの方法について



インドアゴルフの大きな特徴であるシミュレーターを用いた練習の魅力がよくわかりました。一方、シミュレーターで得た情報を活かすための正しい知識も必要になりそうですね。



そうですね。最近はYouTubeなどのソーシャルメディアでもあらゆるノウハウが発信されていますが、ゴルフはその人によって適切な手法が変わってきます。
そのため、専門的な知識を持った人に自身のスイングとシミュレーターの情報を見てもらって、その人に合ったアドバイスや情報の見方を教わるのが最も上達に良いと思います。
チキンゴルフでは、シミュレーターのデータを効果的に活用しつつその人に合った方法を意識してインドアでのレッスンを行っておりますので、打ちっぱなしの練習でなかなかうまくいかない人はぜひお越しいただきたいです!
打ちっぱなしに代わる新定番!天候も移動も気にしないインドアゴルフで賢く練習しよう!
今回のインタビューを通じて、インドアゴルフという新しい練習スタイルの可能性を強く感じました。
インドアゴルフの強みについて印象的だったのは、以下の3つのポイントです。
- 忙しい人でも練習ができる立地と予約体制
- 最新のシミュレーターを活用した高精度な練習
- 個別最適化された指導との相性の良さ
特に印象深かったのは、ボギー馬場さんがゴルフの奥深さや楽しさに気づかせてくれるようなシミュレーターの機能の充実具合です。
打ちっぱなしだと闇雲にボールを打つだけになりがちですが、シミュレーターを用いることで工夫を凝らしたり楽しんだりしながら練習ができると感じました。
インドアゴルフは、ゴルフ練習の新しいスタンダードとして、今後ますます普及していくでしょう。
実際にシミュレーターを用いたインドアゴルフの練習を体感したい方は、チキンゴルフの体験レッスンでぜひお試しください!
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チキンゴルフは業界初のセミパーソナル×通い放題のレッスン携帯で、各々のペースに合わせた効率的なレッスンを受講できます
5,6人のグループレッスンだと十分な指導の確保が、1対1のパーソナルだと自ら考えながら練習する時間の確保が難しいです。
一方、セミパーソナルであれば指導と自主練習をバランスよく取り入れることが可能。
パーソナルレッスンだと回数制であることが多く、上達できないまま卒業になってしまう恐れも。
チキンゴルフは通い放題なので、セミパーソナルによる丁寧な指導と十分なレッスン回数を両立させられます。


なかなかゴルフが上達できずに悩んでいる人や、これからゴルフを始めようとしている人は、ぜひチキンゴルフの体験レッスンにお越しください!
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