高麗グリーンとは高麗芝を使用したグリーンのこと

ゴルフコースのグリーンにはいくつかの種類がありますが、「高麗グリーン」とは高麗芝(コウライシバ)を使用したグリーンのことを指します。
芝の芯が太く、一本一本がしっかりとした構造を持つため、芝目が強く影響することが特徴です。
ボールの転がりが芝目の方向によって変化しやすく、パッティング時の芝目の読みがスコアを左右する重要な要素になります。
また、芝が密に生えているためボールの転がりが遅くなる傾向があり、ゴルファーはしっかりとヒットするストロークを意識する必要があります。
特に競技志向のゴルファーにとっては、特性を理解し、それに対応したパッティング技術を身につけることがスコアメイクの鍵となるでしょう。
高麗グリーンとベントグリーンの違い
ゴルフ場のグリーンには、主に高麗グリーンとベントグリーンの2種類があります。
高麗グリーン | ベントグリーン | |
---|---|---|
芝の種類 | 高麗芝(コウライシバ) | ベント芝 |
芝の太さ | 太く硬め | 細く柔らかい |
芝目の影響 | 強め | 少なめ |
スピード | 遅め | 速め |
ボールの転がりが速く繊細なタッチが求められるベントグリーンに対して、転がりが遅い高麗グリーンは強めに打つ必要があります。
プレーの仕方が異なるため、それぞれの特性を理解することで、より適切なプレースタイルを選べるでしょう。
高麗グリーンでは、芝目を正しく読むよう意識することでパットの精度を向上させてください。
高麗グリーンが難しいと言われる理由
高麗グリーンが難しいと言われる主な理由は以下の通りです。
- 芝目の影響が大きい
- 季節や天候によりスピードが変化する
- 強めのパッティングが必要
高麗芝は、芯が太く葉の向きによって転がり方が変わります。
順目では転がりやすいですが、逆目ではブレーキがかかるため思ったよりも転がりません。
また冬になると成長が止まり、芝の密度が減るためグリーンの転がりが変わります。
気温や天候による変化が大きく、一定のスピードを維持しにくい点も難しさの一因です。
さらにベントグリーンと比較するとボールの転がりが遅いため、しっかりとヒットするストロークが求められます。
特に上りのラインや逆目のパットでは、予想以上にボールが止まってしまうことも多く、打ち方に注意が必要です。
高麗グリーンの打ち方!おすすめの攻略法
高麗グリーンでのパッティングのポイントは以下の通りです。

- 芝目を読む
- いつもより強めに打つ
順目は距離感を調整しつつ、逆目では強めに打つのが好ましいです。
芝の色や光の反射を確認し、芝目の方向を判断してください。
また高麗グリーンに対しては、ランニングアプローチを活用し、転がりを活かして寄せるのがおすすめです。
高麗グリーン特有の戦略を理解しスコアアップを目指そう
高麗グリーンの特性を理解し、適切な打ち方を身につけることで、スコアアップが可能になります。
【高麗グリーン攻略のための基本戦略】
- 芝目をしっかり読む習慣をつける
- 高麗芝に適したストロークを意識する
- アプローチではボールの転がりを考慮する
高麗グリーンを攻略するためには、状況に応じた工夫が必要です。
上記を実践することで高麗グリーンの難しさを克服し、安定したスコアを狙いましょう。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。