ゴルフで風の影響はどのくらい受ける?クラブ選びや風対策のポイントを解説

ゴルフで風の影響はどのくらい受ける?クラブ選びや風対策のポイントを解説

「風速5mはどのくらいの影響があるの?」
「風の影響を最小限にする方法が知りたい…」
「風が強い日でも安定してコースを回りたい…」

このような悩みを抱えているプレーヤーも多いでしょう。

風速や風向きがショットに与える影響を知らないでプレーすると、適切なコース戦略が立てられずにスコアが伸び悩んでしまいます

そこで本記事では、風速ごとのショットへの影響や風対策のポイント、コースでの風の読み方を解説します。

この記事を読めば、コース上で風向きや風速に応じた戦略が立てられるようになり、風の強い日でも適切なコースマネジメントが可能です。

風の強い日のラウンドに苦手意識がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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目次

ゴルフで風がショットに与える影響は?風速ごとの目安を解説

ゴルフは風の向きや強さが、ショットの飛距離や方向に大きく影響します。

風向きがショットに与える影響は以下のとおりです。

風がゴルフに与える影響
風向き受ける影響
アゲインスト(向かい風)距離が落ちる
フォロー(追い風)距離が伸びる
横風左右に流される

アゲインストでは風の抵抗を受けてバックスピン量が増えることにより、ボールが高く上がってしまい飛距離が落ちます。

一方、フォローではボールが風に押されるため、飛距離が大きくなります

飛距離が伸びるのは嬉しいことですが、グリーンが小さかったり奥にバンカーがある場合には注意しなければなりません。

ボールにはバックスピンがかかっているため、一般的にアゲインストの方が飛距離の影響を大きく受けます。

横風同じように影響を受けやすく、ボールが左右に流されるため、グリーンを狙ったつもりでもバンカーやOBに入る可能性が高まります。

次に、風速ごとの目安を見ていきましょう。

風速陸上の様子受ける影響
1〜2m/s葉が軽く揺れる特になし
3〜5m/s葉が大きく揺れる5〜8ヤード
5〜8m/s枝が揺れる10〜15ヤード
10〜15m/s木全体が揺れる20~40ヤード

バックスピン量が多くなるクラブの方が、特にアゲインストの影響を大きく受けるため、影響度合いはあくまで目安です。

このように、ゴルフは風向きと風速により大きな影響を受けるため、風が強い日はコースマネジメントの難易度が上がります。

ゴルフで風の影響を踏まえてラウンドを楽しむコツ

ここでは、ゴルフで風の影響を踏まえてラウンドを楽しむコツを3つ解説します。

風の強い日はボールが狙ったとおりに飛ばず、苦手意識を持っている人も多いでしょう。

ただし、自然の影響を考慮してコースマネジメントをすることもゴルフの醍醐味です。

上記のポイントを押さえることで、風の強い日でも楽しくラウンドを回れます!

風の向きに合わせてクラブを選ぶ

ゴルフは風の影響で10〜20ヤード飛距離が変わることもあるため、風の向きに合わせてクラブを選ぶことが重要です。

クラブ選びの目安として、「2クラブアゲインスト、1クラブフォロー」がおすすめ。

具体的には、風速5m/s程度の時にアゲインストの場合はクラブを2番手大きくし、フォローの場合はクラブを1番手小さくします。

ただし、スイングスピードやボールの軌道によって風の影響は異なるので、上記を目安にして自分のスイングに合った番手選びを確立しましょう。

安全なコースマネジメントを重視する

安全なコースマネジメント

風が強い日は飛距離が大きく変わるため、安定してスコアメイクするには、無理をせずに安全なコースマネジメントを重視しましょう。

安全なコースマネジメントのポイントは以下の2点です。

  • 左右のペナルティエリアを確認する
  • グリーン前後のハザードを確認する

右からの横風が強い場合はボールが左に流されるため、右に打ち出して左サイドに余裕を持たせましょう。

また、グリーン前後にバンカーや池がある場合は、風向きに合わせてクラブの番手を変える必要があります。

例えば、風速5m/sのフォローでグリーン奥にバンカーがある場合は、ボールが予想以上に飛ぶ可能性があるため、小さな番手のクラブで手前から攻めるのがおすすめです。

このように、風の強い日のゴルフはボールが受ける影響を考慮して、コースを広く使うようにしましょう。

チキンゴルフ

コースマネジメントの基礎的な考え方やポイントは、下記で解説しています。
ゴルフのコースマネジメントとは?基本やスコアごとの攻略ポイントを解説

パンチショットを活用する

ボールは滞空時間が長いほど風の影響を受けるため、風が強い日は弾道の低いパンチショットがおすすめです。

パンチショットは力を入れてボールを叩くようなショットのことで、風に負けない力強い弾道で飛んでいきます。

パンチショットのポイントは以下の3点。

パンチショットの打ち方
  • ティーアップ:ティーの高さを低くする。
  • アドレス:ボールを右に置き、ハンドファーストで構える。
  • スイング:フォロースルーは小さめの振り幅に抑える。

1打目でパンチショットを活用する場合は、ティーの高さをヘッドからボールが1/4出る程度と低めにセッティングします。

アドレスはいつもよりボールを1個右において、ハンドファーストで構えましょう。ボールを右に置きハンドファーストで構えることで、ロフトが立った状態でインパクトできるため、低い弾道で力強いショットが打てます。

また、クラブを振りぬきすぎずに抑えることも低い弾道にするためのポイントです。

ゴルフコースでの風の読み方

ここまで解説してきたように、ゴルフでは風の影響を大きく受けるため、コース上で正確に風を読むことが大切です。

ここでは、コース内で風向きや風速を読む方法を3つ解説します。

ゴルフコースで風を読む方法

ゴルフ場は山にあることが多く、頻繁に風向きや風速が変化するため、コース上で風を読む方法を理解しておきましょう。

木の揺れを見る

コース内で手軽に風を読むためには、木の揺れ具合を確認しましょう。

風速ごとの木の揺れ具合は、以下のとおり。

風速木の揺れ受ける影響
1〜3m/s葉が軽く揺れる特になし
3〜5m/s葉が大きく揺れる5〜8ヤード
5〜8m/s枝が揺れる10〜15ヤード
10〜15m/s木全体が揺れる20〜40ヤード

葉が軽く揺れていれば風速1〜2m/s、大きく揺れはじめたら風速3〜5m/s前後と大まかに風速が予想できます。

枝や木全体が揺れていると風速10m/s前後であり、20ヤード以上もショットに影響を及ぼします。

木の揺れ具合と風速の目安を覚えておいて、コース上で風が読めるようにしましょう。

ピンや旗竿の揺れを見る

ピンや旗竿の揺れ具合を見ることで、グリーン近くの風を読めます。

風速ごとのピンの揺れ具合は、以下のとおり。

風速ピンフラッグの揺れ受ける影響
1〜2m/s旗がわずかに揺れる特になし
3〜5m/s旗が軽く揺れる5〜8ヤード
5〜8m/s旗が大きく揺れる10〜15ヤード
10〜15m/sピン全体が揺れる20〜40ヤード

フラッグが軽くなびいたら風速3m/〜5m/s程度、旗がバタバタと大きく揺れていたら風速5m/s〜8m/s程度、ピンが根元からしなっていたら風速10m/s以上です。

グリーン上の風を正確に読むことができるので、グリーンを狙う際にはチェックしましょう。

芝を散らして落下する方向を見る

芝を散らして落下する方向を見ることで、風の方向と強さがわかります。

風速ごとの芝の落ち方は、以下のとおり。

風速芝の落ち方受ける影響
1〜2m/s芝が下に落ちる特になし
3〜5m/s芝が斜めに落ちる5〜8ヤード
5〜8m/s芝が横に飛ぶ10〜15ヤード
10〜15m/s芝が飛び散る20〜40ヤード

芝が斜めに落ちたら風速3m/〜5m/s程度、横に流されるように落ちたら風速5m/s〜8m/s程度、勢いよく広がるように飛び散れば風速10m/s以上です。

毎回同じ高さから芝を散らすことで基準ができて、些細な風の変化にも気づけます。

風の強い日にラウンドする際の注意点

ここでは、風の強い日にラウンドする際の注意点を3つ解説します。

上記のポイントを理解しておくことで、風の強い日でも安全に楽しくラウンドできるでしょう。

目標スコアを甘めに設定する

風が強い日のラウンドは、いつもより目標スコアを+5〜+10と甘めに設定しましょう。

風速5m/sの場合でも10〜15ヤードも風の影響を受けるため、ボールが狙い通りに飛ばずにスコアメイクの難易度がグッと上がります。

プロの試合でも風が強い日には、スコアを落とす選手がほとんどです。

風の強い日はスコアが悪くなって当然なので、目標スコアを甘めに設定して臨みましょう。

持ち球を把握しておく

風の強い日でも安定したスコアを出すには、風の影響を考慮して自分の持ち球を把握することが重要です。

例えば、高弾道のショットを打つ人はボールの滞空時間が長いため、風の影響を受けやすくなります。

また左から風が吹いている場合、フェードが持ち玉の人はボールが予想以上に右に流されるので、左方向に打ち出すなどの対策が必要です。

持ち球を把握しておくことで風の影響を考慮してコースを広く使えるので、安全なコースマネジメントが可能です。

防寒性の高い服装を用意する

風が強い日は体感温度が低く感じやすいため、防寒性の高い服装を用意しましょう。

体が冷えると筋肉が硬くなるため、思うようにスイングできなかったり、怪我をしてしまうリスクがあります。

ゴルフ場は山にある場合も多く天気が変わりやすいため、防寒性の高いアウターが1着あると安心ですよ。

ゴルフの風の影響に関するよくある質問と回答

ゴルフの風の影響に関するよくある質問と回答は、以下のとおりです。

事前にゴルフの風の影響に対する疑問点を解消して、風の強い日でも自信を持ってコースを回れるようにしておきましょう。

3メートルの風はゴルフに影響しますか?

3メートルの風(弱風)はゴルフに大きな影響を与えることは少ないですが、風向きによっては5ヤード程度の影響を受けます。

特に、アゲンスト(向かい風)の場合、2~3ヤード程度飛距離が落ちることがあるため、風向きを確認してショットを調整するのが大切です。

木の葉が軽く揺れ始める程度であり、風が吹いていても快適にプレーできるでしょう。

ゴルフで5mの風はどのくらいの風速ですか?

風速5m/sは木の葉が揺れていて、竿旗が軽くなびいている程度です。

風によりボールが10ヤードほど流されるため、クラブの番手を変えたり打ち出し方向を調整するなどのコースマネジメントが必要です。

また、クラブを1番手上げるか下げるなど、風を考慮したクラブ選択も効果的といえるでしょう。

ゴルフが中止になる風速はどのくらいですか?

ゴルフが中止になる際の明確な基準はコースや大会によって異なりますが、風速15m/sの場合はプレーが困難でしょう。

具体的には、風に向かって歩くのが困難だったりティーアップしたボールが風で落ちてしまったり、グリーン上のボールが勝手に転がる場合にはプレーを中止した方がよいでしょう。

さらに、強風で旗竿や木々が倒れる危険性がある場合、安全確保のためプレーが中止されることもあります。

風を攻略してゴルフを楽しもう!

この記事では、風速ごとのショットへの影響や風対策のポイント、コースでの風の読み方を解説しました。

ゴルフは自然の中で行うスポーツなので、風の影響を考える必要があります。

コース上の風速の目安やショットへの影響を理解しておくことで、適切なコースマネジメントに加えて、ゴルフの奥深さを味わえるでしょう。

風の影響を考慮してラウンドするためには、普段からイメージ通りのショットが打てないと、風の影響かスイングが悪いのか判断が難しくなります。

風が強い日でも安定してコースを回れるように、スイングの基礎を固めておくのがおすすめです!

チキンゴルフでは一人ひとりのレベルに合わせて、知識豊富なインストラクターがアドバイスをしてくれるため、初心者でも短期間でスキルを身につけられます。

また、コースマネジメントについても学べるので、スコアメイクに伸び悩んでいる方はぜひ一度お越しください!

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