キャディとは│プレーヤーのサポートを行う役割の人

キャディとは、プレーヤーに同伴してラウンド中のサポートを行う役割の人を指します。
ゴルフでは、番手選びなどの戦略は自分自身で決める必要があり、他者からの援助を受けると罰則の対象となります。
例外として、プレーヤーはキャディを1人だけ使用でき、ラウンド中のサポートを受けられます。
ここでいうサポートとは、道具の運搬やボールの捜索、番手・パッティングラインのアドバイスなどです。
キャディの起源
ゴルフ用語の「キャディ」は、フランス語の「カデ(cadet)」が語源になっています。
今から450年以上前、スコットランドのメアリー女王がゴルフを楽しむ際に、軍の候補生(cadet)にクラブを運ばせたのが起源といわれています。
メアリー女王の時代から約200年後には、職業としてのキャディが確立されました。
キャディはプロキャディとハウスキャディの2種類がある
キャディの種類は以下の2つに分けられ、役割が大きく異なります。
ここでは、それぞれのキャディの種類について詳しく解説します。
プロキャディ│プロゴルファーと専属契約を結ぶ存在
プロキャディとは、プロゴルファーと専属契約を結ぶ存在です。
トーナメントに同行して一緒にラウンドするのが仕事であり、戦略の決定やキャディバッグの運搬などでゴルファーをサポートします。
ゴルフの実力は必須ではありませんが、競技ゴルフを経験したうえでキャディに転身する方も多いです。
ハウスキャディ│ゴルフ場の従業員として勤務
ハウスキャディとは、ゴルフ場の従業員としてコース案内やクラブ運搬などのキャディ業務を行う人のことです。
アマチュアゴルファーがキャディをつける場合、基本的にはハウスキャディに依頼をします。
プロツアーに帯同するプロキャディとは異なり、1組(最大4人)につき1人のキャディが付くのが一般的です。
ラウンドを予約するのと同時に手配するのが一般的であり、キャディフィーを支払うことで利用できます。
専門の派遣会社を通じてゴルフ場に勤務する「派遣キャディ」も存在しますが、キャディ側の働き方が変わるだけでプレーヤーが受けるサポート内容に違いはありません。
キャディが行う主なサポート内容(仕事内容)
キャディがラウンド中に行う主なサポート内容は、以下の3つです。
ここでは、それぞれのサポート内容について詳しく解説します。
クラブ選択やパッティングラインの助言
クラブ選択やパッティングラインの助言は、キャディの重要な仕事です。
ハウスキャディはコースレイアウトやグリーンの傾斜・芝目を詳しく把握しており、「残り何ヤード打つべきか」や「ラインはスライスとフックのどちらか」をアドバイスしてもらえます。
ゴルフ場にはプレーヤーが把握していない罠が潜んでいるため、キャディから助言を受けることでスコアアップにつなげられるでしょう。
スムーズかつ安全なプレーのサポート
スムーズかつ安全なプレーをサポートするのもキャディの役目です。
プレーヤーの目土やバンカー、雷雨時の中断の判断、隣のホールに打ち込んだ際の「ファー!」という声出しなどが挙げられます。
安全なプレーは一人ひとりが意識すべきことですが、ゴルフ場の地形を理解したキャディがいることで、より安心してラウンドできるでしょう。
林に打ち込んだボールの捜索
キャディには林に打ち込んだボールの捜索も手伝ってもらえます。
ボールを探す時間は最大3分と定められており、人手が増えることで見つかる確率が高まります。
特に、キャディはボールの行方を追うスキルが高いため、不要なロストを避けられる要因となるでしょう。
キャディになるまでの流れ・年収について
キャディになるまでの流れ(始め方)は、以下の種類によって異なります。
| 項目 | ハウスキャディ | プロキャディ |
|---|---|---|
| 主な勤務先 | 特定のゴルフ場 | プロゴルファー専属 |
| 始め方 | ゴルフ場の一般求人に応募 | 人脈・紹介による契約が中心 |
| 募集の見つけ方 | 求人サイト・ゴルフ場公式募集 | 一般公募はほぼなし |
| 主な担当 | アマチュアゴルファー | プロツアー帯同 |
| 年収目安 | 約200万〜400万円前後 | 数百万円〜1,000万円以上も可 |
ハウスキャディはゴルフ場が募集している一般求人から応募するのが一般的で、未経験から始められるケースも少なくありません。
一方、プロキャディはプロゴルファーに直接依頼される形が多く、選手本人や関係者との人脈を通じてマッチングされるケースが主流です。
またキャディの種類によって年収は大きく変動し、プロキャディは基本報酬と試合の賞金(5~10%程度)で年収1,000万円を超えるケースも少なくありません。
キャディにサポートを依頼する際のポイント
プライベートゴルフでキャディにサポートを依頼する場合は、以下の3つを意識しましょう。
ここでは、それぞれのポイントを詳しく解説します。
予約時に希望を伝える
キャディを依頼する場合は、ネット予約時に希望を入力するか、事前にゴルフ場へ電話で連絡するのが基本です。
当日になってフロントで希望してもキャディの人員には限りがあるため、対応できずセルフプレーになってしまう可能性があります。
あらかじめ予約時に希望を伝えれば、キャディを手配できる可能性が高く、空きがない場合でも事前に把握しておけます。
キャディに任せきりにしない
キャディからサポートを受けられるからといっても、任せきりにしてはいけません。
キャディは1組に一人が基本であり、常に自分を見ているとは限りません。
キャディの動きを見習いながら自分から率先して動くことで、スムーズなプレーを実現できます。
礼儀正しく接する
キャディに礼儀正しく接することでキャディだけでなく、自分や同伴者も気持ちよくプレーできるようになります。
ミスショット時にキャディのせいにする人もいますが、ラウンドをサポートしてくれる人としてリスペクトを持ちましょう。
日本では一般的ではありませんが、良いプレーをしたらキャディにチップを渡す方もいます。
キャディはゴルファーのプレーをサポートできる唯一の存在
キャディはゴルファーのプレーをサポートできる唯一の存在です。
ゴルフ場の地形を知り尽くしているキャディからサポートを受けることで、大幅なスコアアップも夢ではなくなります。
現在はセルフプレーのゴルフ場やプランも多いですが、機会がある方はぜひキャディ帯同のプランを予約してみてはいかがでしょうか。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。


