ホールアウトとは?ゴルフにおける意味とルール上の判断基準
ゴルフのホールアウトとは、ボールがカップに入ってそのホールが終わることです。
ゴルフでは、ティーショットからホールアウトまでに打った回数がスコアとなり、できるだけ少ない打数で終えることを目指します。
しかし、ラウンド中にはホールアウトしたかどうか判断に迷う場面もあります。
そんなときは、「ボールの一部がカップに入っており、動いていないか」を基準に確認しましょう。
代表的なホールアウトの判断に迷う例は次のとおりです。
- ボールが一度カップに入って跳ね返って外に出た場合→不成立
- ボールがカップの縁で止まった場合→10秒以内に落ちれば成立
- ボールがピンとカップの間に挟まった場合→グリーン面より下に一部でもあれば成立
重要なのは、球がカップ内で「完全に静止」したかどうかです。
同伴者の意向によりますが、あと一打でカップにボールが入る場合、ボールをカップに入れていなくてもホールアウトが認められることがあります。
ただし、同伴者から「完全ホールアウトでやろう」と言われる場合もあるため、次の章で詳しく説明します。
完全ホールアウトとは
完全ホールアウトとは、ボールが実際にカップに入るまでプレーを続けることを指します。
公式に定められた用語ではありませんが、ゴルファーの間で慣習的に使われている言葉です。
プライベートでゴルフを楽しむ場合、ボールがカップに入っていなくても、現在の打数に1打加えてホールを終える「OKパット(コンシード)」が活用されることがあります。
これは、プレーの進行を優先するためのローカルルール的な考え方です。
一方、競技を意識したラウンドやスコアを正確に出したい場合は、完全ホールアウトが基本となります。
同伴者から「完全ホールアウトで回ろう」と言われたときは、カップに入るまできっちり打つことを意味します。
ホールアウトで初心者が注意すべきマナー
ゴルフでは、同伴者と協力しながらプレーファストを意識して行動することが大切なマナーです。
ラウンド中は、同じコースを多くの組が順番にプレーしているため、進行が遅れると後続組に迷惑をかけてしまうことがあります。
特に、初心者のうちは打数が多くなりやすく、スロープレーになりがちです。
そのような場合、ホールアウトをスムーズにするために以下のようなローカルルールが使われることがあります。
| ローカルルール | 内容 |
|---|---|
| OKパット | ボールとカップの距離が非常に短いとき、同伴者から「OK」が出れば現在の打数+1打でホールアウト |
| 打ち直しOK | ティーショットのミスをもう一度打ち直せる |
| ボールの移動 | 木の根や急斜面など打ちにくい場所から打ちやすい場所へ移動できる |
| ダブルパー止め | 規定打数の2倍に達したらホールアウト扱いにする |
これらは競技では適用されませんが、プライベートなゴルフでは、プレーファストを重視する目的で使われることが多いです。
ローカルルールを使うかどうかは、自分だけで判断せず、同伴者と相談しながら決めるようにしましょう。
スピーディーにホールアウトするためのプレーの流れやコツ
スピーディーなホールアウトを意識するためには、次の行動を考えながら、テンポよくプレーすることが大切です。
ゴルフ初心者のうちは、ラウンドの流れや準備に慣れておらず、プレー中に手間取ってしまうこともあります。
そこでここでは、ラウンドの流れに沿って、プレーファストを意識した以下3つのポイントを紹介します。
「各ホールの流れを理解して、同伴者と気持ちよくラウンドしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
ティーショット前に準備を済ませておく
ティーショット前に必要な準備を全て済ませておくことで、自分の打順が来た際に速やかにプレーを開始できます。
それぞれの段階で工夫できる時間短縮のポイントは、以下の通りです。
- ティーアップ
- ティーとボールはあらかじめ準備しておく
- 前の人が打っている間に、使うクラブを決めておく
- 素振り
- 素振りは1~2回程度にとどめる
- アドレス
- 何度も構え直さないよう意識する
- 練習でも一球一球アドレスを構える練習をしておくと素早く構えられる
- スイング
- 準備が整ったら、迷わず打つ
全員がティーショットを終えたら、次はピンから遠い人が先に打つ流れになります。
これらの準備を徹底することで、ティーグラウンドでの滞在時間を大幅に短縮でき、後続組を待たせることなく次のホールへ進めます。
ボールがグリーンにのるまでの動線を意識する
ボールがグリーンに乗るまでの間は、動線を意識して行動することがプレーファストにつながります。
カートに戻った方が近いのか、それとも自分で歩いた方が早いのかを状況に応じて判断すると、プレーがスムーズに進みます。
ボールがカートから離れた場所にある場合や、OB・ロストの可能性がある場合もあるため、状況に合わせて柔軟に対応することを心がけましょう。
常に複数本のクラブを持っておく
基本的に、ショット場所はキャディバッグが置いてあるカートと離れた位置になります。
ショット場所のライや残り距離を踏まえて、違うクラブを使いたいとなった際に、またカートに戻ってクラブを取りに行くのは大きなタイムロスです。
おおよその残り距離を踏まえて、打つ可能性のあるクラブを複数持っておき、その場で選択できるようにしておきましょう。
速やかなホールアウトを心がけるのがゴルファーのマナー
良いスコアを目指すことも大切ですが、他のプレーヤーへの配慮を忘れないことが、ゴルファーとしての基本的なマナーです。
自分のプレーだけでなく周囲に気を配り、スマートにホールアウトできれば、ラウンド全体が気持ちのよいものになります。
ゴルフを始めたばかりの頃は、状況に応じた判断が難しく感じるかもしれません。
その場合は、周りのプレーヤーの動きを参考にしながら真似してみると、自然と身についていきます。
この記事を参考に、プレーファーストを意識したスムーズなホールアウトを心がけ、楽しいゴルフの時間を過ごしてください。

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。


