ガードバンカーとは?意味・役割・クロスバンカーとの違いを徹底解説!

ガードバンカーとは?意味・役割・クロスバンカーとの違いを徹底解説!
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「ガードバンカー」とはグリーン周辺を守るためのバンカー

ガードバンカーはグリーンを守るように周辺に配置された砂地のエリアで、プレイヤーのアプローチショットをより難しくするために、グリーンの前面や側面に配置されているのが一般的です。

ガードバンカーとは

そんなガードバンカーには、主に以下のような役割があります。

  • グリーンの防御:ピンに近づけるショットの難易度を上げる
  • 戦略性の提供:プレイヤーに適切なクラブ選択とショット精度を求める
  • コースの美観向上:視覚的なアクセントとなり、コースの印象を強める
  • 危険回避:場合によっては、OBや池などの大きなトラブルを防ぐ

ガードバンカーはその形状やアゴの高さによっても様々なタイプがあり、一般的にグリーン横のバンカーはアゴが高く、奥のバンカーは浅く作られている傾向があります。

単に障害物というだけでなく、プレイヤーのボールをガードする役割を持ち、グリーン周辺にOBや池などの大きなトラブルがある場合にバンカーがそれらから守る「セーフティネット」として機能することもあるのです。

ガードバンカーとクロスバンカーの違い

ガードバンカーとクロスバンカーはその配置場所や役割に明確な違いがあり、両者の主な違いを表にまとめると以下の通りです。

特徴ガードバンカークロスバンカー
配置場所グリーンの周囲に配置フェアウェイを横切るように配置
主な役割グリーンを守る
アプローチを難しくする
飛距離やライン取りに影響を与える
グリーンからの距離近い(グリーン周り)遠い(ジェネラルエリア内)
脱出難易度アゴが高く、ピンが近いため難易度が高いフラットなことが多く、比較的脱出しやすい

クロスバンカーはフェアウェイを横切る形で配されたバンカーであり、ティーショットやセカンドショットの飛距離やライン取りに影響を与える一方、ガードバンカーはグリーン周辺に配置され、主にアプローチショットに影響を与えます。

その他にも両者では、攻略方法も大きく異なります

ガードバンカーからは高さを出してグリーンに乗せることが求められる反面、クロスバンカーは距離がある位置に配置されているため、状況に応じてクラブを選択し、ダフらないように注意して打つことが重要です。

ガードバンカーに入れないための考え方や打ち方

ガードバンカーを避けるためには、以下3つのポイントを抑えて安定したショットを心がけましょう。

各ポイントについて詳しく見ていきましょう。

ティーショット時点からどのようにマネジメントすれば避けられるか考える

最初のティーショットの段階から、どこにボールを置いていけば良いか考えておくことで、ガードバンカーに入るリスクを最小限に抑えられます。

セカンドショットを自身の得意な距離で残したり、グリーンを狙いやすいロケーションにボールを置いたりするイメージをつけることで、何も考えずにボールを運んでいくよりも的確なマネジメントができます

ティーショットの前にコースレイアウトを必ず確認し、ガードバンカーを最大限避けられるボールの置き所を考えてみると良いでしょう。

フルショットを避けて「8〜9割のコンパクトスイング」を意識する

ガードバンカーを避けるためには、8〜9割程度のコンパクトなスイングを心がけることが効果的です。

フルショットはパワーが出る反面、力みやタイミングのズレを生みやすく、方向ミスやトップ・ダフリの原因になります。

コンパクトスイングを心がけることでスイングが安定し、ガードバンカーを避けてグリーンを狙えるようになります。

そのため、特にグリーンを狙うショットでは飛距離よりも方向性を重視して、リラックスした状態でスイングすると良いでしょう。

キャリーで超えるバンカーなら力まないようにする

キャリーで十分にガードバンカーを超えられる距離がある場合は、力まずにリラックスしたスイングを心がけることが大切です。

バンカーが目に入ると、つい「超えなければ」という意識が働き、普段よりも力んでしまいがちですが、これがミスショットの原因になります。

力まないためのポイントとして、アドレス時に肩の力を抜き、グリップの力を適度に保つようにしましょう。

ガードバンカーに入ってしまったときの対処法

ガードバンカーに入ってしまった場合は「脱出を最優先」に考え、ピンを狙うことよりも確実にグリーンに乗せることを意識しましょう。

ガードバンカーから脱出する際のポイントは、以下の通りです。

ガードバンカーに入ってしまったときの対処法
  • 立ち方:左足を引いてオープンスタンスで立つ
  • 構え方:フェースを開いてハンドレイト気味に構える
  • 打ち方:ボールの下の砂を払うイメージで打ち込む

ガードバンカーから脱出する際は、ピンに寄せようとして失敗するよりも、グリーン上のどこでもよいので1打で出すことを優先させましょう。

バンカーからの基本的な打ち方の詳細は、こちらの記事も併せてご覧ください。

ガードバンカーにも適切に対処して戦略的にコースを攻めよう!

ガードバンカーはゴルフの戦略性を高める重要な障害物であり、適切な知識と技術を身につければ怖いものではありません。

ガードバンカーの対処法は以下の通りです。

  • ティーショット時から攻め方を考える
  • 8〜9割のコンパクトスイングで安定感を高める
  • 入ってしまった場合は脱出を最優先し、フェースを開いて高く打ち出す

これらの技術を身につければ、ガードバンカーを恐れず戦略的なプレーが可能になり、スコアアップと共にゴルフの楽しさも広がるでしょう。

ぜひチャレンジしてみてください!

チキンゴルフバナー
この記事の監修者
ボギー馬場さんの本人画像

ボギー馬場

【取得ライセンス】
JGRA

【プロフィール/経歴】

チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。

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