ドッグレッグの意味とは?ホールが途中で左右どちらかに曲がっていること

ドッグレッグとは、ゴルフコースにおいてフェアウェイが途中で大きく左右どちらかに曲がっているホールのことを指します。
ホールの途中で曲がるため、打ち出し方向や落とし所に工夫が求められ、戦略性の高いレイアウトとして多くのコースに採用されています。
ドッグレッグの由来
ドッグレッグは、ホールのフェアウェイが途中で大きく曲がっている様子が、犬の後ろ脚(dog’s leg)の形に似ていることに由来しています。
イギリスでは犬を連れてゴルフを楽しむ人も多く、曲がったホールを犬の足に見立てたことが名前の由来とされる説もありますが、真偽は明らかになっていません。
右ドッグレッグと左ドッグレッグの違い
ドッグレッグには以下の2種類があり、形状だけでなく攻略方法にもそれぞれ異なるポイントがあります。
種類 | 特徴 | 有利な球筋 |
---|---|---|
右ドッグレッグ | フェアウェイが右に曲がっていく | フェード(スライス系) |
左ドッグレッグ | フェアウェイが左に曲がっていく | ドロー(フック系) |
自分の持ち球と合った方向のドッグレッグでは、狙い所が見えやすくなり、ショットの成功率も上がります。
一方で持ち球と合わない方向だと、無理に球筋を変えようとしてミスが出やすくなるため、戦略的に刻む判断も大切です。
ドッグレッグホールの特徴
ドッグレッグホールには、以下のような特徴があります。
- 視界が遮られ、グリーンや狙い所が見えにくい
- 曲がり角には林やバンカーが配置されていることが多い
ホールの途中で見通しが遮られるため、グリーンや落とし所が見えないケースも多いです。
また直線的に狙えないため、フェアウェイの曲がり角(コーナー)にうまくボールを運ぶ必要があり、方向ミスがOBや林に入るリスクも。
コーナーを越える大胆なルートは、距離の短縮につながる一方で、木やバンカーなどの障害物が設計されていることが多く、成功には高い技術が求められます。
このようにドッグレッグホールでは、単純に飛距離を出すだけでなく、どこに落とすか・どんなルートで攻めるかというコースマネジメント力がスコアに影響します。
ドッグレッグの攻略法
ドッグレッグホールでは、以下のポイントを押さえておきましょう。
- レイアップ(刻み)を意識する
- 自分の球筋とコースの曲がり具合に合ったルートを選ぶ
- 落とし所を明確にする
フェアウェイが途中で大きく曲がるドッグレッグでは、狙い所や打ち出し方向を見極めないとミスにつながるため、飛距離よりも方向性とマネジメント力が問われます。
無理にショートカットを狙うよりも、自分の球筋やホールの形状を踏まえて冷静に攻めて安定したプレーにつなげましょう。
ドッグレッグの特徴を理解して、ラウンドを賢く攻略しよう
ドッグレッグホールは曲がっているだけのホールではなく、的確な判断と戦略が求められる戦略性の高いホールです。
自分の球筋やホールの形状を見極めたうえで、無理にショートカットを狙わず、方向性とコースマネジメントを意識したプレーを心がけることが大切です。
このようにドッグレッグホールの特徴を押さえて、迷わず冷静に判断しながら、戦略的にラウンドを楽しみましょう!

ボギー馬場
【取得ライセンス】
・JGRA
【プロフィール/経歴】
チキンゴルフのレッスンマニュアルをゼロから構築。
青山学院大学を卒業後、一般企業へ就職。
その後、笑いが絶えないゴルフティーチングプロを目指し、ゴルフ専門学校へ入学。
JGRAのライセンスを取得し、明るい性格を活かしながら「楽しく真剣なレッスン」を提供中。